
「音痴」と言われる5つの原因!それぞれに適したボイトレで音痴を改善しよう!
歌うことが好きなのに「音痴なので人前では歌えない」と悩んで方もいるのではないでしょうか。「音痴」という言葉は「歌が下手」という意味合いでよく使われます。しかし、「歌が下手」な理由はひとつではありません。
そこでこの記事では、「音痴」と言われる原因と改善するためのボイトレ法をご紹介します。上手に歌えない理由と解決方法が分かれば、音痴脱却も夢ではありません。「音痴」を克服して人前で歌えるようになれば、プロとして活躍できる可能性もあるでしょう。
「音痴」とは、他の音に合わせて歌えない状態のことです。自分で気付くこともあれば、周りの人から言われて初めて気付くというケースもあります。音痴の原因は、必ずしも生まれつきというわけではありません。
音痴は「運動性音痴」と「感覚性音痴」という2つのタイプに分類されます。それぞれどのような特徴があるのか、どうすれば改善できるのかを押さえておきましょう。
音痴にはさまざまな症状があり、それぞれの症状には原因があります。音痴を改善するためには、自分の症状を理解し、原因を見極めることが不可欠です。
ここでは、特徴的な5つの症状をご紹介します。症状を併せもつ場合もあるので、自分の特徴や苦手なポイントと照らし合わせてみてください。
自分がどの症状を持つ音痴なのかが分かったら、症状に合わせたボイトレ法にチャレンジしてみるのがよいでしょう。
音痴を克服するうえで重要なのは、トレーニングの継続です。運動性音痴でも感覚性音痴でも、体や脳に染みついた感覚を変えなければ音痴の克服はできません。歌が好きな方なら、きっと諦めずに続けられるでしょう。
「音痴」にはさまざまなタイプや症状があるため、自分に合ったボイトレ法を選んで活用しなければなりません。しかし、ボイトレの効果を上げるポイントには共通のものがあります。
ここで取り上げるのは3つのポイントです。どのボイトレを行う際にも、これらのポイントを意識しながら行うことで効果はさらにアップするでしょう。
音痴には「運動性音痴」と「感覚性音痴」とがあり、上手に歌えない原因もさまざまです。しかし、自分の弱点に合ったボイトレを行えば「音痴」は克服できます。
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ボイトレで改善する?「音痴」の種類と治し方

運動性音痴
「運動性音痴」は声を出す身体的機能が弱い音痴です。聞く力に問題はありません。音程やリズムは分かっているのに、いざ歌ってみるとずれているというケースです。運動性音痴の方は、自分が音痴だと気付いている場合が多いでしょう。 運動性音痴を改善するには、発声に重点を置いたボイトレを行わなければなりません。これにより、頭の中でイメージする音と実際に歌う音とを近づけていきます。感覚性音痴
「感覚性音痴」は聞く力が弱いのが特徴です。先天的な要素が大きく、聞いただけでは音程やリズムをうまくつかむことができません。そのため、自分の歌がずれているということにさえ気づかないケースもあります。 感覚性音痴を改善するためには、聞く力に重点を置いたトレーニングが必要です。音感のある友人などの協力があれば、より効果的にトレーニングできるでしょう。どうして「音痴」と言われる?具体的な5つの原因

音程が合わない
音程が合わないのは運動性音痴にも感覚性音痴にも表れる症状です。運動性音痴の場合には、音の高低や動きはきちんと聞き取れています。それにもかかわらず、音程がずれてしまうのはイメージする音程に歌声を合わせる「運動感覚」に欠けているのが原因です。 感覚性音痴の場合は音を聞き取る能力に問題があるため、正しい音程をなかなかつかめません。声量がない
歌声は息によって支えられています。通常、音程の低い音ほど多くの息が必要です。腹式呼吸ができていない場合には息の量が少ないため、音程が支えられなかったり、音にならなかったりします。 声帯や喉の筋肉が緊張している場合にも、十分な声量が保てません。硬くなった筋肉が息の通りを邪魔してしまいます。腹式呼吸ができているとしても、吸った息をうまく使えない状態です。音域が狭い
楽曲に使用されている音域よりも自分の音域が狭いことも、音痴になってしまう一因です。誰しも歌声として発声できる音域には限りがあります。人によってその音域はさまざまで、平均的には1オクターブ半から2オクターブほどです。 一般的な歌謡曲は1オクターブ半ほどの音域内で作曲されています。それより自分の音域が狭いため、高音部の盛り上がりで音が外れてしまうというのがこの症状です。リズム感がない
リズムがうまくつかめない場合にも、歌声がずれてしまいます。これも運動性音痴、感覚性音痴両方に見られる症状です。 運動性音痴の場合には、頭でイメージするリズムを体で表現できません。一方の感覚性音痴はリズムをイメージできないため、楽譜の読み方など理屈から入る必要があるでしょう。滑舌が悪い
日頃から滑舌が悪いと、歌声もこもってしまい上手には聞こえません。また、テンポの速い曲だと何を言っているのか分からなくなってしまうでしょう。 滑舌が悪い場合には、舌や表情筋、息などの使い方に問題があります。どれもトレーニング次第で克服可能です。滑舌が良いと歌声がはっきり聞こえるだけでなく、音色や表現力にも違いが出ます。原因別!音痴を改善するためのおすすめボイトレ

音程を合わせるボイトレ
ピアノやキーボードアプリで「ド」をならし、同じ音で「ド」と歌う 1.を何度も繰り返す 1.ができるようになったら音を「レ」「ミ」と変える このトレーニングは聞いた音に歌声を合わせる練習です。きれいな声で歌う必要はありません。 毎回「ド」からスタートしましょう「ド」をクリアできないまま「レ」に進んでも意味がありません。最初は「ド」ばかりの日が続き、疲れてしまうとこもあるでしょう。しかし、「ド」がクリアできると後は案外簡単に出せるようになります。声量をアップするボイトレ
仰向けに寝て、胃の少し下あたりに手のひらを置く お腹のふくらみを意識しながら、ゆっくりと息を吸う お腹がへこんでいくのを意識しながら、ゆっくりと息を吐く 息を吐き切ったら2.に戻り、繰り返す これは腹式呼吸のトレーニングです。仰向けの状態でできるようになったら、立って同じように呼吸してみます。このトレーニングは声を出しても出さなくても構いません。 リラックスして行うことが重要です。喉やあご、肩などに力が入っていると息がスムーズに流れないことがあります。音域を広げるボイトレ
叫び声ではなく歌声として出せる一番高い音を確認する その音を「ホー」で3拍のばし1拍休む 2.を繰り返す これは輪状甲状筋を鍛えるボイトレです。輪状甲状筋がうまく働くと高音がきれいに出せるようになります。続けるうちに音域が広がっていることに気付くでしょう。 大切なのは、力まず小さな声で行うことです。これにより、デリケートな声帯の動きをうまくコントロールできるようになるでしょう。1度に長時間行う必要はありません。喉に痛みや違和感があるときは無理して行わないようにしましょう。リズム感を付けるボイトレ
メトロノームをテンポ60に設定し、かける メトロノームのカウントに合わせて手拍子を打つ メトロノームをテンポ120に設定し、かける メトロノームのカウントに合わせて手拍子を「打つ→休む→打つ→休む」 同じテンポで手拍子を「休む→打つ→休む→打つ」 2と4は表拍、5は裏拍打ちとなっており、リズム感を身に付けるトレーニングです。テンポ120は速く感じるかもしれませんが、1拍打つと1拍休むリズムなので、2と4のテンポ感は全く同じになっています。滑舌を良くするボイトレ
口を閉じ、舌で唇の裏側を時計回り・反時計回りになぞる タングトリル(巻き舌) 早口言葉 1と2は舌の筋肉を鍛えるトレーニングです。舌の柔軟性や素早い動きを身に付けられます。それぞれ10回程度、毎日続けると効果があるでしょう。 3は「なまむぎ なまごめ なまたまご」や「となりの きゃくは よく かきくう きゃくだ」など、メジャーな早口言葉で十分です。早口言葉には、はっきりと発音しにくい子音が繰り返し登場します。滑舌改善には最適なトレーニングです。音痴改善のボイトレ時のポイント

まずは苦手意識をなくそう
歌はメンタルの影響を強く受けます。人の評価を気にし過ぎたり苦手意識が強まったりすると、上手に歌えません。 音痴改善を目指す方であれば、自分の弱点を強く意識してしまうことでしょう。しかし、大切なのは楽しく歌うことです。「歌が好き」という気持ちが音痴改善には欠かせないことを忘れないようにしましょう。全身のストレッチをしよう
歌声を支えるのは身体という楽器です。息をスムーズに流し、イメージ通りの音を歌声として発声するためには、体全体を柔軟で力みのない状態にしておく必要があります。 上手に歌おうとすると首回りや肩など、上半身が硬くなりがちです。その結果、息の通り道が狭まり、声帯を動かすさまざまな筋肉も緊張してしまいます。そこでおすすめなのがボイトレ前のストレッチや、リラックスしながら体幹も鍛えられるラジオ体操です。録音・録画でボイトレ効果アップ
ボイトレには録音や録画を利用するという方法もあります。特に感覚性音痴の方は、自分の音程やリズムが正しいのかどうか、歌いながらでは判断しづらいものです。ピアノなどの音源と一緒に歌い、その声を録音して聞くことで努力すべき点や成果を判断できます。 録画をすれば、発声中には気付かなかった弱点を見つけられるかもしれません。例えば歌うときの姿勢や表情、口の開け方などです。今からでも遅くない!音痴を改善して歌手を目指そう
音痴にはさまざまな症状がありますが、自分の弱点に的を絞ってボイトレを行えば克服できます。「歌が好き」という気持ちがあれば、音痴を克服し、歌手という新たな夢を抱くこともできるでしょう。 その夢を実現するチャンスがあります。MUSIC PLANETが主催する新人ボーカル発掘オーディションです。 東京・大阪・福岡・札幌で開催されるオーディションに加え、歌声を録音した音声データを送信するだけという完全遠隔オーディションも実施されています。書類選考なしなので、実力で勝負できるのも嬉しいポイントでしょう。 対象年齢は20歳から49歳と幅広いため、1度は歌手の夢を諦めたという方でもトライできます。遅すぎるということはありません。大切なのは「歌が好き」という強い想いです。まとめ
