オーディションの自己PRの書き方や注意点まとめ

オーディションで自分をアピールしたり売り込んだりするのに欠かせないのが、自己PRです。「どのように書けば審査員の心に残る自己PRになるのか分からない……」と書き方について悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 書き方のポイントや注意点を押さえれば、自己PRとして書くとよいことを明確化することが可能です。そこでこの記事では、オーディションの自己PRで押さえておきたいポイントや注意点、参考にしたい例文について詳しくご紹介します。

オーディションの自己PRの書き方

性格や長所、趣味や特技など、自分の強みとなるよいところを相手にアピールしたり売り込んだりすることが自己PRです。オーディションの自己PRでは、自分がどういう人なのかを審査員にしっかりと伝えなければなりません。個性を上手くアピールするとともに、相手に印象付けるためのポイントとなるコツをまとめてご紹介します。

簡潔に伝える

オーディションで上手く自己PRをするためには、審査員にしっかりと伝わるように意識しましょう。そのためには、自身にとって1番のアピールポイントをできるだけ簡潔にまとめることが大切です。 オーディションでは、つい多くのことを伝えようとしてしまうかもしれません。しかし、たくさんのアピールポイントを並べるほど個性が消えてしまう可能性があるので気をつけましょう。 まずは自分のアピールポイントを絞り、できるだけ簡潔に伝えることを意識することで、審査員の印象に残る自己PRへとつながります。

趣味や特技を上手くアピールする

自己PRする際には、自身の趣味や特技はアピールポイントとして効果的です。とはいえ、「自分の趣味や特技はありきたりなものだから印象に残らないかもしれない……」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 趣味や特技がありきたりなものであっても、オーディションでの伝え方に工夫を凝らせば、相手の心に残る有効な自己PRができます。ありきたりな趣味や特技の場合には、伝え方を工夫することで特別間のあるものにするのがポイントです。 人と被らないような趣味や特技の選出に時間をかけるのではなく、いかに審査員に興味を持ってもらえる伝え方にするのかに重点を置きましょう。

個性が伝わる特技をアピールする

特技をアピールする場合には特技そのものだけでなく、伝え方によって人となりまでを想像させるような伝え方を意識することがポイントです。読書や映画観賞、掃除などといった特技とはいえないような趣味であっても、伝え方ひとつで個性が伝わる特技になります。 例えば「私の趣味は読書です。夜寝る前には読書の時間を設けていて、毎月最低20冊以上の本を読むことを目標に、3年間目標を達成し続けています」と伝えるとしましょう。 伝え方を工夫するだけで、読書が好きな人というだけでなく、明確な目標を定めて継続する力があるといった魅力的な特技にも聞こえます。また、人となりまでを想像できるので、興味を持ってもらいやすくするのにも効果的です。

意外性を伝える

趣味や特技などのアピールポイントを絞る際には、意外性が伝わるものを選ぶのがおすすめです。最近では料理をする男性も増えていますが、まだ料理といえば女性のイメージがあるでしょう。そこで男性がオーディションを受ける際に、自己PRとしてお菓子作りの趣味を伝えれば、意外性によって審査員に印象付けることが可能です。 性別による意外性だけではなく、囲碁や将棋、大相撲観戦が趣味といったように年齢による意外性を伝える方法もあります。オーディションを受ける際に嘘をつかないことは大前提ですが、アピールポイントを絞る際には意外性の観点から決めるのもポイントです。

資格を持っているのならアピールする

趣味や特技を伝える中で、資格を持っているのであればしっかりとアピールしましょう。アピールポイントとして取り上げた趣味や特技に関する資格であれば、資格取得までの努力や継続力などといった人となりに対する評価にもつながります。 意外性や個性のある趣味や特技でなくとも、他の人が持っていないような変わった資格を取得していれば、ライバルと差別化することが可能です。そのため趣味や特技をアピールする際には、資格について漏らすことなく伝えるように心掛けましょう。

自己PRを書くうえでの注意点は？

自己PRは自身の魅力を伝えることが大切ですが、自己PRを書くうえでは注意点もあります。嘘や誇大表現はしないといったこと以外にも、たとえ自分の個性であったとしてもできるだけネガティブな話を避けるのが賢明です。このような注意点を押さえたうえで、より印象に残る自己PRをしましょう。

嘘や誇大表現はしない

オーディションを受ける際には、嘘や誇大表現をしないよう気をつけなければなりません。全く経験がないのに、特技や趣味としてアピールするのは避けましょう。オーディション時に突っ込んだ質問に対して返答ができなかったり、つじつまが合わなかったりなど、嘘だと分かれば心象が悪くなってしまいます。 嘘や誇大表現で自分をよく見せるのではなく、自分の趣味や特技を上手く伝える工夫をするのが賢明です。

ネガティブな話は避ける

自己PRを書く際には、ネガティブな話を避けるように心掛けましょう。自己PRは自分の個性や長所など強みとなることをアピールするものであるため、できるだけポジティブな話題を取り上げることが大切です。 ネガティブな話題を伝えてしまうと、それが個性であったとしても短所として伝わる可能性があります。マイナスな印象を与えないためにも、ネガティブな話は避けましょう。

自己PRで審査員がチェックするポイント

印象に残るような自己PRをするためには、審査員が知りたいと思うポイントをしっかりと押さえたうえで、自己PRを書くことが効果的です。そこで、自己PRにおいて審査員がチェックするポイントを3つに分けてそれぞれ詳しくご紹介します。審査員が知りたいポイントを頭に入れながら、心に残るような自己PRをしましょう。

活躍するための能力・可能性を知りたい

審査員は、オーディション後のことを考えながら自己PRをチェックします。特に重視しているのは、合格後にしっかりと活躍できる能力があるかといった点です。 合格後に活躍できる能力とは、芸能事務所が求める分野で活躍できるかにつながっており、芸能事務所ごとに求めるスキルや人物像は異なります。舞台・ドラマ・バラエティ・モデルなどさまざまな分野に展開する芸能事務所であれば、チャレンジ精神が旺盛かどうかも重要なチェックポイントです。

アピールポイントの具体性

趣味や特技などのアピールポイントだけでは、審査員が事実かどうかを見極めるのは困難です。審査員はアピールポイントの具体性もしっかりとチェックしているため、具体的な例を用いながら簡潔に伝えるように心掛けましょう。 単に得意なことを伝えるのではなく、部活や課外活動、アルバイトなどの具体的な例を挙げます。受賞経験などのエピソードなども伝えられると、より効果的です。審査員は、経験を通して得たスキルをどのような形で現在に活かしているのかといった点もチェックしていることを覚えておきましょう。

あなたの「人物像」を知りたい

審査員は、自己PRを通して人物像を知りたいと考えています。どういった人なのかを見ようとしているため、自己PRの中に人となりが見えるかどうかも重要なポイントです。自分がどのような人なのかを伝えられる内容を自己PRに盛り込みましょう。 自分の人となりを分かりやすく相手に伝えるためには、自分自身のことをよく理解している必要があります。自己PRを書く際には、まずはしっかりと自己分析を行うことが大切です。

オーディションで使える自己PRの例文

オーディション時に自己PRを書く際に押さえておきたいポイントや注意点、審査員がチェックすることなどを踏まえたうえで、自己PRを書きましょう。「ポイントや注意点は分かっても、どのように自己PRを書けばよいか分からない……」と悩む方のために、性格を伝える例文に加えて、趣味や特技を伝える例文の2つをご紹介します。

性格を伝える例文

私はひとつのことに熱中するタイプで、好きなことはとことん極める性格です。中学校で始めたテニスは、8年経った今でも週2回は練習を続けています。 高校では、県代表としてインターハイに出場しました。「試合で勝つためには相手以上に練習をすること」を意識して毎日練習に励んできたことが、現在のボイストレーニングやギターの練習にも活かせています。 シンガーソングライターとして曲作りも積極的に行っていて、将来的には歌手として一人でも多くの人に自分の書いた曲を聴いてもらうのが夢です。すでに20曲以上自作曲がありますが、女優やモデルなどにも興味があるため、さまざまなことに挑戦したいと考えています。

趣味や特技を伝える例文

私は社交的な性格で、老若男女を問わず誰とでも打ち解けやすい性格です。趣味は一人旅で、国内だけではなく海外も35か国を訪れています。一人旅が好きな理由は、一人だからこそその場の雰囲気や流れに合わせて予定を変更しやすく、人との出会いが多くなるからです。 「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、旅中には手でご飯を食べたりモスクを訪れたりなど、文化に合わせることを大切にしていました。旅で得たさまざまな経験は、感情表現をより豊かにするといった力があると考えています。将来的には、国内外を問わず多くの人に聴きたいと思ってもらえるような歌手になりたいです。 歌手だけではなく、モデルなど幅広い分野に興味を持っているため、さまざまなことに挑戦したいと思っています。

オーディション自己PRの参考になる動画

オーディション時における自己PRに関して、解説している動画が4本YouTubeにあるためこちらをご紹介します。 オーディションに合格する秘訣① 自己PRで審査員の記憶と感情に残る方法 オーディションに合格する秘訣② 審査員の心を動かすトークとは？ オーディションに合格する秘訣③ 演技審査で魅せるポイント オーディションに合格する秘訣④ 「オーディション用」の練習方法

まとめ

審査員の心に残る自己PRを書くためには、まずは自己分析をしっかりと行い、自分の魅力を誰よりも知ることが大切です。ネガティブな話は避けて、自身の魅力を審査員に伝えましょう。 自分の魅力を誰よりも知ったうえで、「自分の歌で感動を与えたい」と思う方は、無料で気軽に参加できるMUSIC PLANETの歌手オーディションを受けてみてください。自宅にいながら挑戦できるMUSIC PLANETの歌手オーディションに合格すれば、プロデューサーによる個別アドバイスなどさまざまな特典があります。