
ボイストレーニングで洋楽を歌おう!練習方法や歌うコツを解説
洋楽をうまく歌いたいものの、効果的な練習方法が分からない方もいるのではないでしょうか。外国語には日本語にない音もあり、どのように舌や喉を鍛えればよいのか迷ってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、洋楽をうまく歌うためのボイストレーニングをご紹介します。きちんとした練習法で喉や声帯を鍛えることで、外国語でも滑らかに歌えるようになるでしょう。歌唱力の向上を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
ボイストレーニングで洋楽を覚えよう!

Music band in a studio. Guy in a black suit. Musician with saxophone. Woman with a microphone.
まず大切なのは、洋楽への理解を深めることです。ここではその第一歩として、洋楽の基礎知識や、洋楽が歌えることで得られるメリットをご紹介します。
洋楽とは?
洋楽とは西洋音楽のことであり、邦楽の対義語です。邦楽にも演歌や歌謡曲などのジャンルがあるように、洋楽にも数多くのジャンルが存在します。
例えば「広く人々に訴えかける」という意味を持つポップスや、ロックンロールやカントリーミュージックをベースにしたロックなどです。歌詞やパフォーマンスが特徴的なメタル、懐かしい雰囲気を感じさせるオールドミュージックなどもあります。
洋楽は西洋音楽全般を指すため、英語の他、フランス語やドイツ語などさまざまな言語が使われているのも特徴です。この記事では言語の種類を問わず、共通する歌い方のポイントを解説します。
洋楽が歌えるメリット
洋楽を練習すれば、ビルボードなどの人気音楽チャートの歌を上手に歌えるようになり、歌のレパートリーを増やせます。
トレーニングを重ねるうち発音も滑らかになり、ネイティブに近い発音ができるようになるかもしれません。外国語の歌詞を流暢に発声する姿はアーティストとして格好良く、聞く人に感動を与えられるでしょう。結果、自分の歌声に自信が付きます。
外国語の歌を練習することで、歌声の改善につながるのもメリットです。例えば英語の母音は26個ですが、日本語の母音は5つしかありません。日本語にはない母音も学ぶことで発音がきれいになり、言語に関わらず聞き取りやすい声で歌えるようになります。
ボイストレーニングで洋楽が歌えるようになるの?
邦楽と洋楽とではジャンルが違うことから、ボイストレーニングをしても満足に歌えるようにならないと思うかもしれません。特に日本語しか話せないという方は、半信半疑ではないでしょうか。
しかし、きちんと練習を積めば洋楽のマスターは可能です。ここでは、ボイストレーニングで洋楽が歌えるようになる具体的な理由をまとめました。
外国語が話せなくても歌える
外国人の中には、日本語は上手に話せないものの、邦楽なら上手に歌える方がいます。これは逆のパターンでも言えることですが、会話と歌は全く別のものです。声帯の開き具合や状態は、話しているときと歌うときとでは異なると考えましょう。
外国語に対する苦手意識が強いと、この点を理解するのに時間がかかるかもしれません。洋楽を歌うときは、難しい外国語として考えず、「日本語とは異なる音」だと捉えることがポイントです。
歌詞の意味をイメージすることは大切ですが、まずは聞き取れる音を増やすことに集中しましょう。
洋楽に特化したスクールもある
洋楽の練習は独学でも可能ですが、体系的に学びたい方は、洋楽に特化したスクールでトレーニングを積むのもよいでしょう。
スクールに通うメリットは、客観的なアドバイスをもらえることです。自分の歌声をプロの視点から分析してもらえるため、具体的かつ適切な解決策が分かるでしょう。
録音した歌声を聴いて改善する方法もありますが、生の歌声と録音した歌声とでは情報量が異なります。洋楽を本格的に歌いたい方は、プロのトレーナーにアドバイスを求めるのが確実でしょう。
ボイストレーニングで洋楽を覚える方法

英語を聴く男性
基礎を意識した上で洋楽を練習するには、3つのポイントを心掛けます。「外国語に耳を慣らすこと」「まねをすること」「暗記して歌うこと」の3つです。それぞれの方法を具体的に解説します。
耳を慣らす
はじめに、洋楽の言語や音に耳を慣らして歌に慣れましょう。何度も繰り返し聞くことで耳が慣れていき、外国語の音や歌詞を聞き取れるようになります。洋楽には邦楽にない独特のリズムがあるため、歌詞に集中しすぎず、聞こえてくる通りの音をインプットすることが大切です。
ある程度慣れてきたら、まねをして発声してみましょう。発音がはっきりしている歌詞や、聞き取りやすいフレーズの部分だけで構いません。シンプルな単語や文法で構成されている歌を選ぶと、耳を慣らしやすいでしょう。
まねをする
洋楽のインプットが終わったなら、次はアウトプットです。歌手になりきったつもりで曲全体をまねしてみましょう。
歌をまねするときは、カタカナ読みに注意します。日本人が洋楽をうまく歌えない理由のひとつは、外国語のカタカナ読みです。カタカナ表記にするとスラスラと読めるのは利点ですが、カタカナは文字であり音ではありません。
単語の連結部分を意識しながら発音をまねることが大切です。多少の音ズレやスペルミスがあったとしても、リズムを優先させて歌手になりきるようにします。
暗記して歌う
カラオケに表示される歌詞は便利ですが、ガイドに引っ張られるのは要注意です。リズムがくずれるきっかけになったり、歌詞に着いていけなくなったりする恐れがあります。
おすすめしたいのは歌詞の丸暗記です。ガイドに左右されず、練習で身に付けた感覚で歌えるようになります。試験勉強ではありませんから、忘れた部分があっても構いません。歌い終わった後で歌詞を確認し、都度、覚えていくとよいでしょう。
洋楽のような歌声になるボイストレーニングのコツ
洋楽をうまく歌うには、正しい歌い方だけではなく、正しい発声方法も身に付けなければなりません。それは邦楽でも同じですが、新しいジャンルに挑戦するのですから、基礎はより大切です。
ここでは、洋楽のような歌声になるボイストレーニングのコツをご紹介します。「喉を開く」「声帯閉鎖を強化する」「息を使いこなす」の3つです。
喉を開く
海外の有名アーティストのように芯のある太い声を出したい方は、喉を大きく開くように心掛けましょう。喉を開けることと口を開くことは異なります。喉を開くとは、喉の奥のスペースを確保することです。
イメージしにくい方は、あくびをしてみましょう。あくびをすると、舌が口の中の下側に追いやられ、喉の奥が自然に広がります。声は口腔や鼻腔の空間で共鳴するため、喉をきれいに開くと響くような歌声が出るようになるでしょう。
声帯閉鎖を強化する
声帯が閉じている状態のことを声帯閉鎖といいます。声帯は呼吸をするときは開いていますが、閉じた状態では声が出ません。響くようなきれいな歌声を出すには、適度な力加減で声帯を閉じる必要があります。
声帯閉鎖を強化するには、「エッジボイス」と呼ばれる発声法がおすすめです。ホラー映画に出てくるうめき声のような声で、声帯の力加減をコントロールするのに役立ちます。
仮声帯のトレーニングも、洋楽を上手に歌うために生かせるでしょう。仮声帯とは声帯の上にあるひだのことです。普段の発声で使うことはまれですが、使いこなすことによって、ノイズの入った歌声やシャウトしたときのような歌声を出せるようになります。
息を使いこなす
息をコントロールできるようになると、洋楽を歌う際に役立ちます。そこで役立つのが呼気圧のトレーニングです。呼気圧とは、息を吐こうとする力と止めようとする力がぶつかり合うときの状態のことをいいます。
呼気圧のトレーニングとしておすすめなのは、息を少なく吐く練習です。ろうそくに火を付けて2~3センチ前に置き、その炎を消さない程度に少しずつ息を吐きましょう。お腹にやや張りを感じたらきちんとできています。
洋楽の発音を綺麗にするポイント
ネイティブのようなきれいな発音をするには、舌の使い方を意識して練習しましょう。英語をはじめ、外国語には日本語にない音がたくさんあります。
正しく舌を使えるようになると、発音は一段と良くなるでしょう。ここでは、舌の位置や形の他、舌を鍛える方法についても解説します。
舌の位置を意識する
舌の位置は重要です。例えば英語には「オに近いア」「アとエの間」「ウとエの間」「ウとオの間」など、日本語にはない母音があります。日本語では舌の位置がずれても音を認識できますが、英語ではそうはいきません。
「R」と「L」の違いが良い例でしょう。両者はまったくの別物です。「R」は舌が宙き、「L」は舌先を上顎に付けます。また、「T」や「D」の発音をする場合は、舌の力を使わなければなりません。このように、洋楽を歌う際は舌がどの位置にあるのかを意識することが大切です。
舌の筋トレをする
洋楽は邦楽よりも舌の動きが多く、慣れないと歌の途中で疲れてしまいます。邦楽では簡単に出せる高音が、洋楽になると出にくいこともあるでしょう。したがって、舌の筋トレは重要です。
舌には、前に動かす筋肉や舌全体を上に持ち上げる筋肉などが合わさっています。巻き舌の状態で声を出すなど、定期的に舌を動かすことで筋肉を鍛えられます。コツコツとトレーニングを続けて舌の筋肉を強化すれば、ネイティブに負けない美しい歌声を持続できるでしょう。
ボイストレーニングの成果を試してみよう!
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まとめ
洋楽をうまく歌うにはボイストレーニングが欠かせません。日本語とは異なる発音なので、舌の位置の確認や舌の筋トレがおすすめです。喉を開く、息を使いこなすといったトレーニングも積めば、よりきれいな歌声を出せるでしょう。
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