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ボイトレで鼻声は改善する?鼻声になる原因&おすすめボイトレを解説!

歌手を目指しながらも「自分の歌声が鼻声で気になる」という方もいるのではないでしょうか。鼻声だからといって、歌手になる夢を諦める必要はありません。ボイストレーニングをすることで気になる鼻声を改善できる可能性があります。 そこでこの記事では、鼻声を直したい方へ向けて、その原因や改善に効果的なボイストレーニングを紹介します。鼻声になる仕組みを知って、鼻声の悩みを解消しましょう。 https://www.cdjournal.com/i/research/-/5472

ボイトレ前に知っておきたい鼻声の種類

鼻声は大きく分けると2種類に分けられます。鼻詰まりのような声と、鼻にかかるような声です。両者の音は似ていますが、原因は違うため、改善するアプローチが異なります。場合によっては、ボイストレーニングではなく、医療機関での治療が必要かもしれません。鼻声の種類について、具体的に解説します。

鼻腔共鳴ができていない声

風を引いたときのような鼻詰まりの声は、鼻腔共鳴ができていない状態です。一般的に鼻声というと、このタイプの声のことをいいます。 鼻の疾患によって物理的に鼻が詰まっているため、鼻の中のスペースで声を響かせられません。結果、鼻が詰まったような声が出てしまいます。 鼻腔共鳴ができていない状態では発音しづらく、相手からしても聞き取りにくい声になるでしょう。滑舌が良い方でも、鼻声になるとその良さを半減させてしまう恐れがあります。

鼻腔共鳴のバランスが悪い声

鼻が詰まっていないのに、「鼻にかかったような声」または「鼻をつまんだような声」になる方は、鼻腔共鳴のバランスが悪い状態です。口の中と鼻の中のスペースで音を共鳴させる作業がうまくできていないと考えられます。 歌うときや大きな声で話すときに鼻声になる方は、発声の仕方に問題があるかもしれません。正しい発声を身につけるためにボイストレーニングのやり方を見直してみましょう。

鼻声になってしまう原因

鼻声になってしまう原因はさまざまです。原因によって効果的な改善方法も違うため、自分に当てはまるケースを見極めましょう。 鼻声で歌を歌うと、発音しづらかったり歌詞がうまく伝わりにくかったりと、歌手としては好ましくない弊害が出ます。発声の仕方で解決する鼻声はボイストレーニングで改善を、そうでない鼻声は治療を受けて原因となっているものの完治を目指しましょう。

鼻詰まり

鼻詰まりは、鼻の疾患が原因で炎症が起きている可能性が考えられます。具体的には、アレルギー性鼻炎や急性鼻炎、副鼻腔炎などです。 風邪が原因の場合は体調が回復するにつれて改善しますが、疾患によって起こる鼻詰まりは自然治癒だと時間がかかるかもしれません。ボイストレーニングで治るものでもないため、専門の医療機関を受診しましょう。きちんと治療すれば改善が期待できます。

発声の方向が悪い

声を出すときに鼻に向かって声を出している方は、鼻声になりやすいといえます。せっかく出した声が鼻の中のスペースで乱反射すると、声の抜けが悪くなるからです。 発声の方向に加え、口を開く大きさや舌の位置が関係しているケースも考えられます。口の開きが不十分だと声をしっかり吐ききれません。また、舌の位置が正しくないと声の出口を塞いで、息が鼻の方向に逃げてしまいます。 発声に問題がある鼻声は改善可能です。ボイストレーニングを取り入れ、発声の基本を身につけることで良くなるでしょう。

声がこもっている

鼻声になる原因として多いのが口の開き方です。口を大きく開かないと声の出口が狭くなり、声が口の中で反響してしまいます。中低音域のこもったような声が出るのが特徴で、定義としては鼻声ではない声でも、鼻声のように聞こえてしまうでしょう。 歌を歌うときや話をするときは、口がしっかりと大きく開いているかチェックしてみましょう。小さく開く癖が原因となっている場合は、ボイストレーニングで改善しやすいといえます。

鼻声かどうかを見極める方法

自分が鼻声かどうかは、セルフチェックで見極める方法があります。次の順番で自分の声を確かめてみましょう。 1.鼻をつまむ 2.「あ・い・う・え・お」と発音する 3.鼻をつまんでいた手を離す 4.「あ・い・う・え・お」と発音する 鼻をつまんだ状態とそうでない状態とで同じ発音をし、声が変化していなければ鼻声の可能性が高いといえます。違いがよく分からない場合は、声を録音して聴き比べてみるとよいでしょう。

ボイトレで鼻声を改善しよう!

ここでは、鼻腔共鳴がうまくできないことなど、発声の問題で起こる鼻声の改善に役立つ練習方法を紹介します。はじめは難しいかもしれませんが、少しずつでもよいので地道に取り組みましょう。喉や舌の具合を意識して声を響かせるのがポイントです。

喉の開け方を練習

喉の開け具合により、お腹から出る声の量は大きく異なります。パワフルですっきりとした声を出すには、喉を開けた状態で発声をしましょう。喉が開いている状態を確認するには以下の手順を踏みます。 1.リラックスし、あくびをするように喉から力を抜く 2.息を吸うと冷たく感じる喉の奥の軟口蓋(なんこうがい)という場所を探す 3.舌を平べったくし、軟口蓋を上げる 4.喉仏の位置を確認し、喉仏を下げるイメージで空間を作る 5.口の奥が縦に広がっていく状態をイメージする 喉が開くようになれば、口の奥にあるドーム状の口蓋垂(こうがいすい)のあたりに声を反響させて発声できるようになります。

舌の位置を確認

発声するときに、自分の舌がどの位置にあるのかを確認しましょう。「あ」と発音した際に、舌先が舌の前歯の裏側にある場合は問題ありません。しかし、舌が喉の奥の方へ引っ込んでいたら、こもり声になりやすいといえます。 舌の先が不必要なほど上を向いている場合は、鼻に向かって発声している可能性が高く、改善が必要です。また、舌のつけ根に力が入っていると声が響きにくくなります。きれいに声を反響させるためにも、舌の位置をきちんと意識しましょう。

鼻腔共鳴をマスターする

きれいで大きな声を響かせるには、声帯の力だけでは不十分といえます。そこで重要なのが、鼻腔共鳴というテクニックです。鼻腔にある空間を使って声を共鳴させることでクリアな声になり、鼻声の改善につながります。 鼻腔共鳴の感覚をマスターする効果的な方法は、ハミングです。ハミングは鼻腔共鳴を使って音を出します。ハミングできれいな音を出せるようになることで、同時に鼻腔共鳴の感覚も身につけられるでしょう。

鼻腔共鳴の詳しいボイトレ方法とは?

鼻腔共鳴の練習には、ハミングを取り入れるとよいでしょう。鼻腔共鳴とは鼻の少し奥の空間を使って音を響かせる技術ですから、口を閉じて鼻から歌うハミングが効果的というわけです。 ただし、正しい方法で練習しなければなりません。単純にハミングだけを練習しても、鼻腔共鳴を生かした発声は難しいでしょう。ここでは、鼻腔共鳴をマスターするための詳しいトレーニング方法をご紹介します。

ハミングで音階練習

ハミングとは、口を閉じた状態で鼻から息を吸い、鼻から声を抜いて歌う方法です。鼻を通じて歌うには声を響かせる必要があるため、鼻腔共鳴を意識した発声ができるようになるでしょう。鼻腔共鳴の感覚をつかめたら、低音域から中音域のハミングで音階練習を行います。このとき、喉に力を入れないことがポイントです。 鼻腔共鳴をさらに意識するために、片手で軽く鼻を覆ってみましょう。手に力を込めすぎず、鼻腔共鳴の感覚をつかむことが重要です。リラックスしてハミングができるようになったら、高音域のハミングにも挑戦します。

鼻腔共鳴で発声

ハミングでスムーズに音階を行き交いできるようになったら、鼻腔共鳴を使って発声する練習をします。手順の例は次の通りです。 1.口を閉じた状態でハミングをする 2.ハミングを続けながら口を開ける 3.ハミングの音色がぶれないようにキープして声を出す 4.「ン~」から「ア~」の発音に変わるイメージ口から出る声を足す 口から声を響かせる過程で音色が変わらないように注意しましょう。繰り返し続けることで、いきなり手順「4」からできるようになります。

ハミングで曲を歌う

鼻腔共鳴で発声する感覚をつかめたら、ハミングで曲を歌います。最初は、自分が出しやすい音域の、ゆったりとしたテンポの曲を選ぶとよいでしょう。難易度が低めの曲を選ぶことで変に緊張せず、リラックスした状態で歌いやすくなります。 ハミングで歌うことに慣れてきたら、少しずつ曲のテンポを上げていきましょう。鼻腔共鳴は鼻声を改善するだけでなく、きれいな高音を出すテクニックでもあります。歌唱力全般を上げるためにも、高音域の曲にチャレンジするのがおすすめです。

鼻声を改善して歌手オーディションを受けよう!

ボイストレーニングを継続していれば、発声に起因する鼻声は徐々に改善していくでしょう。歌声が変わって自信が出たなら、練習の成果をオーディションで試してみませんか。 実力試しには、MUSIC PLANETの「新人発掘オーディション」がうってつけです。参加費は無料で、対面式でも完全遠隔式でも審査を受けられます。遠隔式を選ぶ場合、録音した音源を送信するだけでエントリー完了なので、仕事や学業が忙しい方でも負担が少ないでしょう。 合格者すると、音楽プロデューサーから個別にアドバイスをもらえたり、専任のマネージャーが活動をサポートしたりする特典があります。他にも専門ライブハウスの無料使用権やオリジナルWebサイトの公開など、歌手としての活動の幅を広げる特典が満載です。

まとめ

発声の仕方に原因がある鼻声は、正しいボイストレーニングによって改善できます。口の開け方や舌の位置、ハミングの練習法に問題はないかなどを確かめながら、コツコツ練習しましょう。 歌唱力の向上を実感できたら、MUSIC PLANETが主催している「新人発掘ボーカルオーディション」で腕試ししてみてはいかがでしょうか。感染症対策を万全に施した会場に出向いて審査を受ける対面式の他、自宅からでも挑戦できる完全遠隔式も採用しており、気軽に応募できます。合格者には、音楽活動をサポートする豪華な特典が付いてくるのも特徴です。 本格的な歌手としての大きな一歩になるかもしれません。ボイストレーニングで成果出た方は、ぜひチャレンジしてみてください。