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地声のようなミックスボイスを出したい!習得方法や練習のコツは?

ミックスボイスを地声のように出して歌うことに憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。ミックスボイスを習得できれば歌の幅が広がり、美しく滑らかな高音を響かせることができます。

習得は難しそうなイメージがあるかもしれませんが、練習することで出せるようになります。習得するためには、正しい練習方法を知ることが大切です。そこでこの記事では、地声のようなミックスボイスを習得するための正しい練習方法についてご紹介しています。習得するためのコツもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ミックスボイスの基礎知識

練習方法を知る前に、基礎知識を理解しておきましょう。基礎知識としておさえておきたいポイントは、ミックスボイスとはなにか、換声点とはなにか、アプローチ方法についてです。基礎知識を理解してから、習得するための練習に挑みましょう。

ミックスボイスとは

地声のチェストボイスと、裏声のファルセットが混ざった中間の声が「ミックスボイス」です。「ミドルボイス」とも呼ばれています。地声に近いタイプもあれば、裏声に近いタイプもあるので、概念が幅広いことも特徴です。

習得できた際には、喉に負担をかけずに地声のように力強い高音が出せるようになります。高音を出そうとすると、声が出なかったり声質が変わって急に裏声になったりするのが一般的です。ミックスボイスなら声質を変えることなく高音を出せます。

習得するために知っておくべき「換声点」

「換声点」はブリッジとも呼ばれており、地声から裏声に切り替わる声のポイントです。また、声が裏返ることを「換声点ブレイク」といいます。ミックスボイスが出せる人は、換声点ブレイクがなく、どの音域でも一定の地声のような力強い歌声です。

幅広い音域を行き来する歌の場合、換声点で急に裏声になり苦しそうに歌っていると、聴いている側も心地よくありません。換声点ブレイクをなくし、力強い地声のような歌声のまま幅広い音域を出すことができれば、歌っている側も聴いている側も心地良くなるでしょう。

換声点は個人差があるため、人によって低かったり高かったりします。自分の換声点を知り、換声点をなくして幅広い音域を一定の力強さで歌うことが、ミックスボイス習得の醍醐味です。自分の換声点を知るために、まず地声で「あー」と低い声を出してみましょう。そのまま少しずつ音を高くしていき、苦しくなって裏返ってしまったポイントが換声点です。

アプローチ法は主に2つ

ミックスボイスを習得する方法は主に、「地声アプローチ法」と「裏声アプローチ法」の2つです。地声アプローチ法は、喉にある筋肉の輪状甲状筋(CT)を鍛え、声帯を伸ばして地声を出し、ミックスボイスを習得する方法です。輪状甲状筋は声帯の伸張に使う筋肉で、低音では声帯を縮めて、高音は声帯を伸ばす働きをします。

輪状甲状筋は鍛えないと衰えてしまい、上手く機能しません。輪状甲状筋は、地声や裏声で歌の練習をして鍛えます。裏声アプローチ法は、ミックスボイスを鍛えた後に行う方法です。低音からはじめて裏声を発声し、換声点を無くす練習をします。

地声アプローチ法は、声に力がなく弱いミックスボイスしか出せない方や、高音が地声で出せない方、換声点をうまく無くせず不安定な方におすすめです。これらに当てはまる方は、まずは地声アプローチ法に力を入れましょう。

高音になっても地声を残すように意識をします。うまくいかなかった場合のコツは、喉仏の位置を上げることです。喉の調子を見ながら、喉声にならないように気をつけましょう。

ミックスボイスの練習前に行っておくべきこと

練習は必要ですが、焦ってはいけません。練習前に行っておくべきことがいくつかあります。ポイントは、自分の声を理解したら、練習を始める準備として裏声を出せるようになることです。具体的にどのようなことをするのか、これから解説します。

自分の声を知ること

自分の声について知るため、以下の項目をチェックしましょう。
・地声と裏声はどちらが出しやすく強いのか
・地声と裏声で雰囲気が変わるか
・地声のときに上を向くなど姿勢の癖がないか
・裏声のときに息漏れを多くしていないか

声の性質や癖は個人差があります。地声のほうが出やすい方がほとんどですが、その場合は裏声を鍛えてバランスを整えます。また、姿勢や息の使い方にばらつきがあれば、整うように練習をしましょう。

裏声を出せるようになること

ミックスボイスの習得のためには、裏声を出せるようになることが前提です。裏声がうまく出せない方は、練習しましょう。

裏声をうまく出せるようになる練習法としておすすめなのは、「な」の発音で練習することです。地声で低音の「な」を4拍ほど伸ばしながら発声後、オクターブ上の音で「な」を4拍ほど伸ばしながら発声するという練習法があります。地声のまま発声できたら少し音を上げて、同じようにオクターブ上の音を発声する練習をします。

地声は喉で響くような感覚ですが、裏声は鼻の奥に響くような感覚です。何度も練習することで、安定した高音が出せるようになるでしょう。

リラックスすること

練習は重要ですが、大前提としてリラックスすることも大切です。リラックスしていないと、体に余計な力が入ってしまうため、うまくいきません。手の指先から体全体をほぐし、顔の表情筋や声帯も脱力してリラックスをします。

声帯に力が入ると閉じてしまい、自然な発声ができなくなります。力んだまま練習をしても、うまくいきません。表情筋や声帯をリラックスさせるために、顎を斜め後ろにひいてあくびをしたり、深呼吸をしたりするのもおすすめです。

ミックスボイスを習得する方法

準備が整ったら、早速ミックスボイスを習得する練習を始めましょう。習得する方法は、「チェストボイスから出すベルト発声法」と「ヘッドボイスとチェストボイスを合わせる」の2種類です。具体的な方法を解説していくので、練習に取り入れて、ミックスボイスを使いこなしましょう。

チェストボイスから出すベルト発声法

チェストボイスは歌唱で使用する地声のことですが、チェストボイスを引っ張り上げ、地声の響きのまま換声点を超えて発生する方法を「ベルト発声法」といいます。裏声を基盤とするミックスボイスとは少し異なることに注意が必要です。

ベルト発声法でチェストボイスを育てることで、高音だけではなく低音域も広がります。そうなればミックスボイスのような声が出せるようになるだけでなく、自由に使いこなせるようになるでしょう。

ベルト発声法のポイントは、口を狭くする、舌を縦長にする、息を出し切らずに空気量を一定にすることです。練習法のひとつに、「はれるや」という言葉を用いて発声する方法があります。「は」で喉を開放させ、「れ」で舌を縦長にし、「る」で口を狭くして息を出し切らず、弱く吐き続ける方法です。ぜひお試しください。

ヘッドボイスとチェストボイスを合わせる

息漏れのないはっきりとした裏声がヘッドボイスです。喉が開き声量が落ちないまま高音域が出せる、息漏れのない裏声を長くはっきり出せます。オペラやクラシックのソプラノ歌手が多用していることも特徴です。

ヘッドボイスは、声帯を少ししか使用しないため、息の量も少なくなります。喉を開くことが特徴なので、習得することでミックスボイスにつなげることができます。

チェストボイスは低音で、ヘッドボイスとはまるで違う発声法です。声帯を閉じて喉を開きながら低音がきれいに出せるようになれば、裏声の高音も出しやすくなります。それぞれ習得したら、2種類の発声法をなじませていきましょう。

地声感のあるミックスボイスを習得するコツ


高音でも地声感があると、無理をして発声している感じがないため、理想的な発声法だといえます。しかし、簡単に習得できるものではありません。習得するためには、コツをつかんでいるかどうかがポイントです。これから紹介する「習得するコツ」をおさえたうえで練習しましょう。

息は弱く吐く

息漏れすることなく、弱い息を一定に吐き続けることがコツですが、弱く吐くと声量が上がりません。声量の問題を解決するためには、弱く吐くことを意識するのではなく、吐く息のスピードを弱めてコントロールすることもコツです。

息と声量をコントロールするためには、腹筋を使います。腹筋を使った練習法のひとつとして、タピオカストローを加えて息を長く吐き続ける方法もおすすめです。胸から息を吐くのではなく、腹筋を意識しましょう。弱い息を長く一定に出せるようになれば、腹筋を使って息をコントロールする方法が習得できています。

言葉では簡単に言えますが、いざ練習してみると簡単にはいきません。息をコントロールする方法が習得できない場合は、発声のプロのもとでトレーニングすることを検討しましょう。

声帯は閉じて喉は開く

地声は声帯が閉じている状態で、裏声は声帯が伸びている状態です。ミックスボイスは地声と裏声をなじませる発声法なので、声帯を閉じながら喉を開くようにしましょう。

声を出さず息を長く吐き、途中で息を止めることで、声帯を閉じる練習ができます。一方で、あくびを真似して大きく口を開けると、喉を開く練習になります。あくびを真似た口を鏡で見たときに、舌の付け根が下がっていたら、喉が開いている状態です。

声帯を閉じて喉を開く練習を繰り返すことで、力強いミックスボイスが出せるようになるでしょう。あくびを真似た大きな口をしたまま「あー」と発声するのもおすすめです。

表情筋を鍛えて柔らかくする

目や口などを動かすための筋肉である表情筋を鍛えて柔らかくすることで、音域が広がり高音が出やすくなります。口を大きく開き、きれいな声が出やすくなることも、表情筋を鍛えるメリットです。表情筋を鍛えるには、以下のような方法があります。

・目や口を思い切り閉じてからパッと開く
・目を大きく開き、口角を思い切り上げる
・片目ずつウインクを繰り返す
・「あえいおう」の口を大きくつくる

すべて家の中などで簡単にできることです。トレーニングのひとつとして取り入れてみましょう。

鼻歌の感覚を覚える

口を閉じて鼻歌を歌うと、鼻の奥から鼻の内側の空間に音が響く感覚である「鼻腔共鳴」があります。鼻歌を歌うと起こるこの感覚を覚えましょう。理由は、ミックスボイスでも似た感覚があり、習得のために大切だからです。

ミックスボイスを出すためには腹筋を使い、おなかの底から鼻を経由し、頭のてっぺんに突き抜けるイメージで強く発声します。発声した際に喉が開き、鼻腔共鳴を感じられたら、ミックスボイスの習得や声量アップが期待できるでしょう。

練習量も大事

質も大事ですが、練習量も大事です。こまめに練習していくことで少しずつ身に付きます。習得には時間がかかることがほとんどです。早い方は3か月ほどでマスターすることもありますが、1年以上かかることも珍しくありません。焦らずコツコツ練習を重ねましょう。

練習のペースは週に2~3回、1回あたり1時間程度が理想です。ただし間違った練習法をしても意味がなく、無理に続けると喉を傷めてしまいます。喉に負担がかからないような正しい練習法を行うことは大前提です。喉を潤すための水分補給も忘れないようにしましょう。

ミックスボイスを出せるようになるメリット

ここからは習得するメリットをいくつかご紹介します。ミックスボイスが出せなくても、うまく歌えれば問題ないと思っている方もいるかもしれません。しかしメリットを知ることで、幅広い歌をうまく歌いこなすためには、ミックスボイスを習得することがいかに大切かがわかるでしょう。

高音が簡単に出せるようになる

ミックスボイスを習得できれば、喉への負担を軽減でき、かつ高音が出しやすくなります。習得せずに無理に高音を出すと、喉が枯れたり疲れたりするのでよくありません。喉が強く閉じてしまい、声帯を痛めることにもつながるでしょう。

習得できればその心配は無用です。高音でも余裕を感じられるような、力強い声が出せるでしょう。高音が簡単に出せるようになることで、低音の地声と高音の裏声がスムーズにつながり、きれいな声を安定して出し続けることができます。

歌える曲の幅が広がる

ミックスボイスを習得して、輪状甲状筋(CT)や表情筋を鍛えることができたら、地声と裏声をコントロールができるようになります。喉に負担をかけずに高音が出せるようになり、歌の幅も広がるでしょう。

たとえば地声の低音が多い荒々しい歌も、裏声の配分が多いキーの高い曲も、いろいろな歌を歌えるようになります。男性の場合は、女性ボーカルの曲も歌いこなせるようになるでしょう。

ミックスボイスを習得!さらに上のレベルを目指すなら

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まとめ

ミックスボイスはコツをつかんで正しい練習法で練習を重ねることが、習得するためのポイントです。習得できれば歌の幅が広がり、今まで以上に楽しく歌えます。自分の歌の力を試したいと思ったら、一度MUSIC PLANETのオーディションに挑戦してみてください。
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