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歌う前は発声練習とストレッチ!喉のコンディションを整える方法を解説

いきなり歌い出してしまっては、実力を完全に発揮することなどできません。歌う前には発声練習とストレッチが必要です。この2つを正しく行うことによって、喉を痛めずに歌えるようになるほか、自分のポテンシャルを100%発揮できます。

とはいえ正しい発声練習やストレッチ方法を、知らない方が多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、気を付けるべき点を踏まえながらそれぞれの方法を解説し、歌声の魅力を高めるためのポイントをご紹介します。

歌う前の発声練習にはどんな効果があるの?

歌う前に発声練習を行いますと、具体的にどんな効果に期待できるのかお伝えします。発声練習はプロのアーティストも行っているだけあって、コツコツと実践すると多くのメリットを得られます。

歌手にとって喉は何よりも大切な商売道具です。以下の3つのポイントを押さえながら、これまで以上に美しい歌声を目指しましょう。

喉を痛めないようにする

脚や腕などと同じように、喉にもウォーミングアップが必要です。いきなり喉を動かしますと、非常に大きな負担になります。コンディション次第では声帯を傷つける場合もあり、そうなれば歌どころではありません。

発声練習をしておけば、大声でシャウトしたり、テクニックを駆使した歌唱をしたりするために、喉が準備を整えられます。プロもこういった工夫を凝らし、手間をかけながら自分の喉を大切に守っています。いきなり歌うことはありません。

筋肉の緊張をほぐす

発声練習というと喉を使ったウォーミングアップに限定されるように感じますが、ストレッチすることも立派な喉の準備運動になります。筋肉の緊張をほぐすことにより、全身の力を抜いて柔軟にすることによって歌えるようになるのです。

特に腹式呼吸をする際には、いい意味で体が脱力した状態でなければうまくいきません。腹式呼吸はミックスボイスを使う際にも必要な、歌手にとって必須ともいえる発声法です。必ず準備を整えた上で歌いましょう。

体温を上げる

体温も喉にとって非常に重要な要素になります。体が温まる前に歌いはじめてしまうのは、喉にとって寝起きで100mをダッシュするのと同じようなものです。発声することを難しくするばかりか、声帯を傷つけてしまう恐れもあります。

きちんとウォーミングアップすれば体温が上がり、喉を温め使えるようになります。全身に血が巡ればエネルギーがみなぎりますし、脳を活性化することも可能です。生き生きとした歌を歌うには、事前練習を欠かすことはできません。

歌う前に行いたい!おすすめストレッチ法

筋肉の緊張をほぐし、歌いやすい状態を作るためにはストレッチが有効です。どの部位をどうやって動かすといいのか、これから詳しく紹介していきます。

中には一見、歌と関係ないように思うものもあるかもしれません。しかし、どれも発声と深い関わりのあるものですので、順番にすべてを試しながらきちんと体をほぐしましょう。

首をほぐすストレッチ

首の筋肉は凝りやすく、少しでもサボってしまうと硬く張ってきます。伸びやかな発声が難しくなるため、まずは首をほぐしましょう。やり方は簡単で、時計の針のように、ゆっくり大きくぐるぐると回すことが基本です。

次に、首を少しかしげた状態で側面を伸ばし、そのまま数秒の間キープしましょう。左右どちらも同じ動きでストレッチして、最後に付け根の部分をマッサージします。ポイントは、痛さを感じない程度に加減することです。

肩をほぐすストレッチ

よく「肩に力が入り過ぎている」と言われることがあります。肩がこっていると全身が固まってしまいますので、しっかりとほぐしましょう。まずは背筋を伸ばしてまっすぐに立ち、肩をピンと張ります。

まっすぐに立った状態のまま、両手の指でつまむようにして肩の上に乗せましょう。そのまま肘を前方に突き出して、内側から外側に向けてぐるぐると回します。20周繰り返したら、次は外側から内側に向けてもう20周回してマッサージします。

喉をほぐすストレッチ

喉を開いておくことがストレッチにつながります。喉が開けば腹式呼吸をしてお腹から出す声がストレートに伝わりますので、声量をアップさせることが可能です。反対に喉が閉じていますと、声帯に大きな負担をかけることになるため注意しましょう。

まずは全身の力を抜き、息を吸います。その後に舌を少し伸ばした状態で下の歯に付けて、そのままあくびをするように口を大きく開きましょう。この状態が、喉が開いた形になりますので、そのまま少し発声してみましょう。

股関節をほぐすストレッチ

股関節は喉とあまり関係なさそうに見えますが、お腹から声を出す際に重大な役割を果たします。股関節の可動域が広がるようにストレッチしておけば、可動域が広がって重心が安定しますので、発声がしやすくなるのです。

座った状態であぐらをかき、両方の足の裏を合わせて合掌するようなポーズを取ります。そのまま20秒くらい深呼吸をして、上半身をゆっくりと前に向けて倒しましょう。痛いか痛くないかのギリギリのところで止めて、30秒キープします。

【基礎編】歌う前の発声練習法

上記のストレッチを一周終えた後は、いよいよ歌う前の発声練習へと移ります。ストレッチで土台を作り、発声練習で下書きをして、本番の歌唱で絵を描くようなイメージです。

まずは基礎的な発声練習法から見ていきましょう。効果的なのは以下の3つの訓練です。コツを覚えれば簡単にできることばかりですので、今すぐにでも取り入れてみてください。

腹式呼吸

腹式呼吸の感覚をつかむためには、あおむけに寝た状態で行うことがおすすめです。まずはゆっくりと息を吐いて、空気をすべて外に出します。その後に10秒くらいをかけてゆっくり息を吸い、再びゆっくり吐き出すという動作を続けましょう。

このときに大切なのは「スー、ハー」というように音を付けながら呼吸することです。また、胸を動かさずにお腹の動きだけで呼吸することもポイントといえます。お腹の上に手を乗せて呼吸すれば、正しく腹式呼吸できているかがわかります。

リップロール

リップロールをしますと、唇や表情筋をほぐせるほか、横隔膜や喚声点を鍛えるトレーニングにもなります。口を閉じたまま息を吐き、唇をブルブルと振動させる動きがリップロールです。慣れてきたら、音を出しながら振動させてみましょう。

上手に行うコツは、力を抜くことと、息を吐く量を一定の強さで維持することです。なかなかうまくいかないときは、指を使って頬を軽く上向きに押さえて表情筋を支えてみましょう。唇を軽く濡らして動きやすくすることも有効です。

タングトリル

タングトリルには、声帯周辺にある筋肉をほぐすメリットがあり、さらに喉を開くため、滑舌を良くするためにも使えます。舌の先を上の歯につけて、そのままの状態で軽く息を吐きましょう。舌がブルブルと震えた状態がタングトリルです。

最初は「らりるれろ」と発音しながらタングトリルをすれば、舌が震えて巻き舌になる感覚をつかみやすいはずです。まずは10秒以上タングトリルが続くように練習しましょう。上手にできるようになれば、そのままメロディを取れるようにもなります。

【応用編】歌う前の発声練習法


先ほど紹介した基本をこなせるようになったら、応用編の発生練習法も試してみましょう。少し難易度が上がるものもありますが、その分だけ喉にとっていい運動になります。

ここで紹介する発生練習法を繰り返し行えば、ミックスボイスなどの歌唱術を使うための下地作りにもなります。基礎の反復練習として取り入れてみましょう。

ハミング

口を閉じた状態で歌う、いわゆる「鼻歌」がハミングです。正しく連続して実行するには腹式呼吸が必須なので、これができていれば腹式呼吸ができているというバロメーターになります。まずは喉をリラックスさせて、母音を鼻の先端に響かせてみましょう。

そのまま好きな曲を歌ってみて、唇の裏、あるいは鼻の先が揺れるような感覚があれば正しくできています。振動がなければ、正しい場所を使ったハミングができていません。お腹を軸にして、頭に声を届かせるような感覚をつかむまで練習しましょう。

ロングトーン

同じ音程の音を出し続けるというのがロングトーンです。似た歌唱法にビブラートがありますが、これは声を揺らす歌唱法です。ロングトーンの場合は安定した発声を続けることが前提で、習得すれば歌声をクリアに伸ばせるようになります。

練習の際に意識すべきなのは、ここでも腹式呼吸です。息を吐く量を一定に安定させるためには腹式呼吸が必須になります。まずは30秒間、同じ音を同じ声量で出し続けることを目標にして、さまざまな音程を混ぜながら繰り返しましょう。

歌う前の発声練習で気を付けるべきこと

発声練習は、歌手としての基盤を作り、伸ばした能力を維持するために非常に重要です。ただし闇雲に続けているだけでは効果がなく、それどころか逆効果にもなってしまいます。

発声練習で気を付けるべきことを、3つのポイントにまとめました。ここでご紹介するポイントを守って、正しくトレーニングをするための準備を整えましょう。

喉だけを使わない

ストレッチが重要なことからもわかるように、発声練習で必要なのは全身を動かすことです。喉だけを使った発声をしますと、喉を痛めて逆効果になってしまいます。

筋肉が固まっていたり、体温が下がっていたりすると上手に発声できません。発声練習は全身のトレーニングであると考え、スポーツの準備運動のような感覚で行いましょう。

姿勢や表情を意識する

発声するのが同じ音でも、表情が少し変わるだけで音も変化します。口角の上げ下げだけでも音に明暗が付くようになりますので、無理に声を出そうとする前に表情を変えてみましょう。

同様に姿勢も重要なポイントです。背筋を伸ばした状態の音と、猫背にした状態の音は違います。微妙に表情や姿勢を変化させながら、歌声をコントロールすることが大切です。

練習で無理をしない

たくさんの練習を重ねれば、その分だけ自信が付くことは確かです。ただし練習の段階で張り切り過ぎて無理をしてしまいますと、喉を痛めるリスクは高まります。

喉の調子が悪いと感じたら、思い切って練習を休み、リカバリーに努めるようにしましょう。常にベストなコンディションを維持することも、歌手として生活する上で自覚すべき重要なポイントです。

正しい発声練習でオーディション合格を目指そう!

発声練習は普段の歌唱前の準備だけでなく、オーディションなど実践に臨む前の準備で生かしてこそ意味があります。ここで紹介した発声練習を終えたら、MUSIC PLANETの遠隔オーディションに参加してみませんか。

一般的にオーディションといえば、ひとつの会場に何人もの候補者が集まって行うものです。しかしMUSIC PLANETの遠隔オーディションは、自宅で収録した曲をネットで送信するだけでプロによる審査が受けられるため、非常にハードルは低くなっています。

発声練習を十分に行い、喉をベストな状態に整えてから自宅で収録ができますし、コンディションがいい日を選んだ収録も可能です。人前で歌うという緊張感もなく、実力をいかんなく発揮して審査に臨めます。MUSIC PLANETから歌手デビューを目指しましょう。

まとめ

発声練習は声だけで正しく行えるものではありません。股関節など一見すると音とは無関係な箇所も含めて全身のストレッチを行い、事前準備をすることも大切です。誤った練習法を取り入れないようにしながら、発声練習に取り組みましょう。

喉の調子が整ったら、MUSIC PLANETの遠隔オーディションへ参加してみませんか。一次選考の合格者にはプロからのフィードバックも届き、自分の現在地を見つめなおせるほか、マンツーマンレッスンなどで実力を伸ばすことも可能です。