ブログトップへ

ボイストレーニングでデスボイスは習得できる!正しい練習方法やコツを解説

デスメタルを特徴付ける声として認知されていたデスボイスは、今やさまざまなジャンルで使われています。デスボイスを習得して、歌の幅を広げたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

デスボイスはやり方を間違えると喉を壊す恐れもある歌唱法です。そこでこの記事では、デスボイスの仕組みやボイストレーニングの方法をご紹介します。負担なく自分の音楽に取り入れられるよう、デスボイスは正しい練習方法を理解した上でチャレンジしましょう。

ボイストレーニングでデスボイスを習得しよう!

デスボイスはただ叫んでいるだけの声ではありません。きちんとした仕組みがあって生み出される声です。感覚だけを頼りにデスボイスを発声しようとすると、喉を傷める恐れがあります。自己流での習得はおすすめできません。

まずはデスボイスの仕組みを把握しましょう。原理を理解していれば、ボイストレーニングで気を付けるべきポイントも見えてきます。

デスボイスとは?

デスボイスは歌唱法として使われるダミ声・がなり声のことです。デスメタルで多用されるためデスボイスと呼ばれています。片仮名で表記しますが和製英語です。

デスメタルは恐怖や絶望、怒り、悲しみ、痛みといった、ネガティブで強烈な感情をテーマにしています。デスボイスの不気味で鬼気迫る響きは、このような表現にぴったりです。最近では、曲の一部にデスボイスを組み込んだ、新たな曲調の楽曲も生まれています。

デスボイスの種類1.フォールスコードスクリーム

デスボイスには主に2つの種類があります。ひとつはフォールスコードスクリームです。フォールスコードスクリームはうなるような声で、デスボイスの中でも特に低音域で使われます。音程の変化はほとんどありません。

「フォールスコード」は英語で「仮声帯」という意味です。声帯の上にある仮声帯を使った発声法のため、この呼び名が付けられています。

デスボイスの種類2.フライスクリーム

もうひとつはフライスクリームです。フォールスコードスクリームがうなり声であるのに対し、フライスクリームは叫び声のような印象を与えます。

高音域のため、フォールスコードスクリームよりもやや難易度の高い発声法と言えるでしょう。わずかながら音程を変化させることも可能です。硬く鋭い響きで、「高音域でのシャウト」と表現する方もいます。

デスボイスの原理

口を軽く閉じたまま息を吐くと唇が「ブルブル」と震えるでしょう。これは喉の一部に息が当たって震えることで発生しています。

デスボイスの特徴である、音色のない「ブツブツ」とした音の響きも同じ原理です。唇に力を入れるとより多くの息が必要になります。したがって、力の入れ加減と息の量のコントロールが習得の秘訣です。

力を入れる場所や入れ加減を間違えると、喉に大きな負担がかかってしまいます。例えば咳をするような声の出し方は危険です。技術が上がらないだけでなく、喉をつぶしてしまうこともあるためやめましょう。

デスボイスを出すために必要な技術

デスボイスの練習に入る前に、習得しておきたい技術があります。それはエッジボイスと腹式呼吸です。ふたつとも歌に必要な基本の技術で、できる方とできない方とでは、デスボイスを習得するスピードに差が出るでしょう。

デスボイス習得にエッジボイスと腹式呼吸の技術がなぜ必要なのか、どのように習得すればよいのか、以下で詳しく解説します。

エッジボイス

エッジボイスは歌声の中で聞こえる「ブツブツ」という音の響きです。これはデスボイスの響きと共通しており、フライスクリームの場合はエッジボイスと同じ声帯の使い方をします。

エッジボイスは声帯を閉めて出す発声法で、声帯をリラックスさせなければいけません。このときの力加減を感覚としてつかめれば、デスボイスの感覚もスムーズにつかめるでしょう。喉を傷めにくい力の入れ方も分かるため、エッジボイスは重要な下地となります。

エッジボイスの練習方法

まずは声帯を閉める練習からです。一定量の息を吐き、途中で止めます。息を吐くのをやめるのではありません。息を吐き出そうとするお腹からの力を感じながら、声帯をぴったりと閉めます。声帯を閉める力と息を出そうとする力が釣り合っている状態です。

次に、息を出す力を少し強め、声を出してみます。濁音のような「ブツブツ」とした音が聞こえたら成功です。息が多すぎると普通の声が出てしまいます。できるだけ少ない息で、自分の出せる最も低い音をイメージしながら行うのがポイントです。

腹式呼吸

腹式呼吸とは、肺のすぐ下にある横隔膜を使った呼吸法です。腹式呼吸は歌の上達には欠かせない呼吸法なので、デスボイスに関わらず早めに身に付けることをおすすめします。

横隔膜を使った呼吸法が歌にとって大切な理由は、胸で呼吸するよりも肺の膨らむスペースが増えるからです。より多くの息を取り込めると、吐き出す息のコントロールも容易になります。結果、息が安定し、リラックスして歌えるでしょう。

デスボイスは息を多く使う発声法のため、腹式呼吸を生かせます。横隔膜を使ってたっぷりと息を吸い、お腹でしっかり支えながら吐くことで、比較的楽にデスボイスが出るようになるでしょう。

腹式呼吸の練習方法

腹式呼吸の練習は仰向け状態から始めます。胃の少し下あたりに手を当て、ゆっくり深く呼吸してみましょう。胸ではなく、お腹が膨らんだりへこんだりしていれば、腹式呼吸ができている状態です。

お腹が膨らまないという方は、余計な力が入っていないでしょうか。肩の力を抜き、リラックスして行うことが重要です。

次に、「息を吸えるだけ吸い、一旦止めて、吐けるだけ吐く」を繰り返します。一定量で息を吐くことが大切です。慣れてきたら起き上がって同じように呼吸してみましょう。

フォールスコードスクリームを練習しよう

フォールスコードスクリームは、声帯も喉も大きく開いた発声法です。そのため、喉を傷めるリスクは少ないと言われています。

震わせるのは、声帯の少し上にある仮声帯と呼ばれるひだです。声帯は閉めませんので、高音は出ません。最低音をイメージしましょう。

口の形は縦長の「オ」にします。下顎が下がっていると出しやすいでしょう。そのままお腹から息を吐き出します。声ではなく「オ゛オ゛ーーー」という響きが聞こえたら成功です。この「オ゛ー」を伸ばしたり、口の形を変えたりして練習を繰り返します。

フライスクリームを練習しよう

フライスクリームは、エッジボイスのように声帯を閉じて行う発声法です。まずは声帯から聞こえる「ブツブツ」という響き、エッジボイスからスタートします。ここに声を混ぜていく流れがフライスクリームの習得法です。

最初に混ぜる声は裏声かミックスボイスです。高めの音程で「アーーー」と歌いながらエッジボイスを混ぜていきます。ガラガラした声で音程を保てていれば成功です。

今度は息の量を増やし、このガラガラ声を太くしていきます。力むと喉を傷めてしまいますので、エッジボイスに必要な息の量を見極めながら、少しずつ増やすことが重要です。慣れてきたら音程を徐々に下げていきます。

デスボイスを練習する際の4つのコツ

デスボイスはやや特殊な発声法です。長時間行うと高確率で喉を傷めてしまうため、習得するにはちょっとしたコツを使います。喉を負傷するとボイストレーニング自体を休まなければならず、大きなロスです。

ここでは、デスボイスの練習が順調に進むよう、4つのコツをご紹介します。どれも基本的なことばかりで、難しくはありません。

ウォーミングアップをする

まず大切なのは、ボイストレーニングの前にきちんとウォーミングアップをすることです。いきなりデスボイスで歌いはじめると力が入り、喉に大きな負荷がかかる恐れがあります。デスボイスはただでさえ喉を痛めやすい発声法なので、使用する筋肉を良い状態に整えておきましょう。

おすすめのウォーミングアップは、喉をはじめとする全身のストレッチです。特に首回りは緊張しやすいので、首を回したり手でほぐしたりしながら緊張を緩めましょう。リップロールやあくびも筋肉をリラックスさせるのに有効です。無駄な力を入れず、息の通り道を広げることを意識して行います。

また、上手に腹式呼吸をするためには、胴回りのストレッチが必要です。肩や背中、お腹の筋肉を十分に伸ばしてあげましょう。

喉を痛めないように注意する

デスボイスのボイストレーニングで最も怖いのは、喉を傷めることです。練習時間はできるだけ短くしましょう。最長でも30分を目安にし、無理はしません。

喉を痛めない配慮と同等に、喉へのケアも重要です。ボイストレーニング中はこまめに水分を補給しましょう。喉あめをなめたり、湿度に気を付けたりすることも必要です。

風邪をひいているなど、体調が良くないときにはボイストレーニングを休みます。歌っていて喉に違和感がある場合、その日は練習を切り上げましょう。翌日以降も違和感が続くようなら、医療機関の受診をおすすめします。

録音して自分の声を聞く

自分の声を客観的に判断するのは難しいため、録音して確かめるのは良い方法です。「イメージと全然違う……!」と思うこともあるでしょう。デスボイスはメッセージ性の強い表現法ですから、録音した声が理想とかけ離れている場合は、どこが悪いのかを分析します。

イメージが湧かない場合は、好きなアーティストのデスボイスを参考にするのも良い方法です。まねから始め、慣れてくれば自分の個性を見つけて磨いていきましょう。

練習場所を選ぶ

デスボイスは「唸り声」「叫び声」の一種です。防音設備のない環境で練習すると、部屋の外にまで大きく響きます。デスボイスを知らない方には迷惑な話で、不審に思われた上、警察に通報されてしまうかもしれません。

デスボイスの練習はカラオケボックスや音楽スタジオなど、大きな声を出しても問題のない環境で行いましょう。中には「屋外ならいいだろう」と、公園や河川敷などで練習する方もいます。しかし、誤解がトラブルに発展してしまうリスクを考えると、避けたほうが賢明です。

デスボイスをマスターしてオーディションに挑戦!

デスボイスを習得すれば、表現の幅は広がります。ボイストレーニングで培ったテクニックを武器に、歌手への道を目指してみませんか。

MUSIC PLANETの「新人ボーカル発掘オーディション」は、歌手を目指すあなたにぴったりのオーディションです。書類審査はないため、自分の歌声だけで勝負できます。

MUSIC PLANETの強みは、歌手デビューへの道筋をしっかり後押しするサポート体制です。合格者は実力派音楽プロデューサーとの楽曲制作面談を受けることができ、オリジナル楽曲が提供されます。得意のデスボイスを活かした最高の1曲を手に入れましょう。

その他にも、楽曲を上手に歌い上げるためのボイストレーニング、プロモーション用写真撮影、公式サイトの開設、ライブ出演サポートなど、豪華な特典を用意しています。

まとめ

正しいボイストレーニングを行えば、デスボイスの習得は可能です。ただし、喉を傷めるリスクもあるため、デスボイスの仕組みや喉をいたわる方法をきちんと理解した上で練習しましょう。

ボイストレーニングでレベルアップを実感できたなら、MUSIC PLANETの「新人ボーカル発掘オーディション」でその実力を試してみませんか。

MUSIC PLANETは「歌が好き」という気持ちをサポートし、歌手デビューを後押しします。申し込みは24時間いつでも可能で、審査は対面式でも遠隔式でも受けられるのが特徴です。日本全国からのご応募をお待ちしています。