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歌が上達する効果的な練習時間とは?

あらゆることに関して、うまくなるためには「練習」が必要です。例えばスポーツは、毎日のように練習して、ひたすら練習してうまくなります。強豪校やチームになると、一日十時間以上も練習する場合があります。

他にも、芸術的な分野、例えば画家の方なども、一日に何時間もアトリエにこもり、ずっと絵を描き続けています。そうすることですばらしい作品ができあがります。短い時間で満足のいくものを描き上げるというのは至難の業と言うことができます。

このように、世の中のものはほとんど例外なく、時間をかけて練習すればするほど上達していきますし、時間をかけなければなかなか上達しません。時間と実力が比例すると言ってもいいでしょう。

そこで今回テーマにするのが、「歌を歌う」ということについてです。歌も上記のようなものと同様に、時間をかけて練習すればするほど上達していきものなのでしょうか。先ほど例に挙げたものとの大きな違いは、歌を歌う「喉」が消耗品であるということです。

消耗品だからこそこ気を使わなければいけないことがあるのではないでしょうか。今回は、歌がうまくなるための最適な練習時間などを紹介します。

1. 歌が上達する効果的な練習時間とは?

まず、結論から述べてしまいましょう。歌がうまくなりたいと思っていても、とにかくやみくもに練習するのはやめましょう。歌は、長い時間練習すればうまくなるというものではありません。それは、先ほど説明したように、喉が消耗品であるということが大きく関係しています。

毎日のように無理に何時間も歌の練習をすれば、必ず近いうちに喉を傷めてしまいます。ましてや成長期で、正しい喉の使い方を理解していない段階でそれだけの負荷をかけてしまうと、より大きな後遺症となる可能性があります。毎日何時間も練習したい気持ちは非常によく分かりますが、うまくなりたいからこそ喉を休めることも覚えましょう。

それでは、歌を上達させるためにはどれくらいの練習時間が効果的なのでしょうか。これは、「趣味として歌がうまくなりたい」と思っているのか、「プロを目指した努力をしていきたい」と思っているのかによって変わってきます。

1-1.趣味の歌なら1日30分

まず前者の場合、趣味として歌を上達させたいのであれば、一日30分程度時間が取れれば十分でしょう。歌は趣味であるのならば、他にやりたいことや仕事もあると思いますし、歌の練習には30分程度取るようにしてください。

1日30分であれば、正しい練習をしていれば喉を傷める可能性もほとんどありませんし、毎日行うことによってしっかりとステップアップすることができます。少なくとも1ヶ月くらい続けることで、確実に以前との違いを感じることができるでしょう。友達とカラオケに行くのもいいですね。

ポイントは毎日行うということです。歌の上達は、非常に時間がかかりますが、練習をサボってしまうと感覚を忘れるのは一瞬です。少ない時間でいいので、毎日行うようにしましょう。

1-2.プロを目指すなら1日1時間

次は後者の場合、プロとして歌を仕事にしたいと思っている人です。この場合は、毎日1時間から2時間程度は練習時間として確保したいところです。プロの歌手になりたいと思っているのであれば、自分の生活を歌中心に変えていく必要があります。そのためにも、これくらいの練習時間を毎日確保するようにしましょう。

ただ、1時間から2時間と書きましたが、これはウォーミングアップやクールダウンなども含めた時間です。その日の予定が詰まっているからといって、これらの作業を怠ると、一気に喉を傷める原因になってしまいます。プロは、歌の練習だけでなく、喉をケアするというのも大きな仕事です。そこを忘れないようにしましょう。

具体的には、最初の15分をウォーミングアップに、終わりの15分をクールダウンに利用すると良いでしょう。そして、中休みとして15分ほど取っていただきたいので、実質的な練習時間としては、1時間少しというところでしょうか。

時間的にあまり長くなく、不安に感じる方もいるかもしれませんが、ウォーミングアップなども練習の一部です。正しい方法で行うことで、さらに良い発声ができるようになります。そういった練習も意識することでさらに歌を上達させることができるでしょう。

また、基本的には毎日練習を行っていただきたいですが、趣味の方に比べて長時間練習をしますので、週に1日くらいは休みを取るようにしましょう。喉を休めるのも仕事、これを忘れないようにしてください。

2. プロでも歌の練習時間は2時間

特にプロの歌手を目指して練習しているという方は、実際にプロの方がどれくらいの時間練習しているのかということも気になるのではないでしょうか。

プロの方全員というわけではないですが、最大でも2時間程度しか練習しないと言われています。さらに、練習を全くしない日もあるそうです。これは、やはり喉になるべく負担をかけないようにということと、基本的なボイストレーニングはお風呂の中で行っていたり、この練習時間に含まれていないことも原因かと思われます。

もちろん、現在プロの方は、そこに至るまでにあらゆる練習を積み重ねてきており、今後はそれを維持することに時間とお金を使っていくわけです。だからこそ無理な練習時間は取りません。それはほとんどの歌手に共通しているでしょう。

そのため、多くのプロの方が練習よりも時間を割いているのが、喉のケアです。例えば、マスクをして寝るといったことはプロの歌手の方の間では当然で、アルコールはなるべく飲まないようにしたり、刺激物を食べないようにしたりと、とにかく喉に負担がかかることはしません。そこにプロとしての意識を集中しているのです。

また、歌の練習ではなく、身体を作るトレーニングなどを行っているプロの歌手の方も多いです。例えば、時間ができたらジムに行って、ランニングマシンなどを利用し走るということも多くの人が行っています。

このような運動をすることで、肺活量を鍛えることができ、今までの自分では出すことができなかった声量を、無理な力を入れることなく出すことができるようになります。身体づくりも、プロの歌手にはとても重要なことです。

こうしてみると、まだ素人のみなさんと練習時間自体はそれほど変わりませんが、そのほかの部分での意識が全く違うことが分かります。自分の生活を振り返ってみて、喉に悪いような生活習慣はありませんか?本当にプロになりたいと思っているのであれば、その生活習慣を変えることから始めてみてはいかがでしょうか。

3. なぜ歌の練習は短時間でいいの?

ここまでは、喉への負担という観点から長時間練習することの危険性を紹介してきましたが、そもそもボイストレーニングなどを長時間行ってもあまり意味がありません。

ボイストレーニングなどをして、いきなり完璧にできるという人は少ないでしょう。そのはずが、寝て起きてまたやってみたらできてしまった、という経験のある人はいませんか?実は人間は、睡眠中に学習することが知られています。

そのため、ボイストレーニングを行う場合、できなかったとしてもしっかりと睡眠を取り体を休め、反復練習するというのが重要です。短い時間で構わないので、毎日練習するようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。歌がうまくなるためには練習は欠かすことができませんが、喉を傷めてしまっては元も子もありません。喉を守りながら、歌が上達するような方法を考えなければいけないのです。そのためにも、まずは練習時間をしっかりと区切って行うようにしてください。