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美しい歌声を手に入れたい!ベルカント唱法で美しい高音が出るようになるって本当?

高音を出すのが苦手…伸びやかな声が出ない…声量がない…という悩みから、人前で歌うことが恥ずかしいという人は少なくないと思います。

しかし、どんな練習をしたら高音がきれいに歌えるのか、独自で学ぶのはなかなか難しいと思います。

今回は、ベルカントという唱法で伸びやかできれいな高音が出る練習方法をご紹介していきたいと思いますので、自宅でレッスンしたいと考えている人は、是非参考にしてみてください。

プロに学んでみたいという人のために、ベルカント唱法を学ぶことができる音楽教室の選び方もご紹介していますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

1. 高音が出ない、高音で小さくなるならベルカント唱法が効果的?!

ベルカント唱法とは【ベルカント(美しい歌)】という意味があり、イタリアの伝統的な歌唱法で、喉に無理なく、低音から高音まで気持ちよくのびやかに歌える方法です。
ベルカント唱法は、イタリアオペラをイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。

この歌唱法は300年も前に確立された唱法で、その人の高音の通過点がアクート(高音)で引き上げることができるというのです。

この唱法は身体の小さいイタリア人や日本人に最も適した発声法で、ベルカント唱法を一言で表現するなら、【身体のエネルギーではなく、バランスで歌う唱法】と言えます。

ベルカント唱法は、筋力で支えて声を出すのではなく、身体全体のバランスで支えて発声するので、年を重ねても、いつまでも若々しい声で歌う事が出来るという特徴があります。

しかし、日本の歴史の中でイタリアのベルカント唱法ではなく、筋力を使ったドイツ式の唱法が広く伝わったことから、ベルカント唱法がなかなか日本で浸透しなかったため、レッスンを受けられる場所が少ないのが現状です。

そこで今回は、自宅でも簡単にできるベルカント唱法の練習方法をご紹介していきたいと思いますので、伸びやかな高音で歌いたいという人は是非レッスンしてみてください。

2. ベルカント唱法で高音を綺麗に歌う練習方法

ベルカント唱法について、身体のエネルギーではなくバランスで歌う唱法ということがわかりましたが、実際にどのような練習を行うことで、高音をきれいに歌うことができるようになるのでしょうか?

ベルカント唱法の基本的なやり方と、きれいな高音が出るレッスンを見ていきましょう。

2-1. ベルカントの基本的なやり方

ベルカント唱法の基本的な原理は「横隔膜により深い腹式呼吸を行い、その横隔膜によりコントロールされた呼気(吐く息)の流れに乗せて、イタリア人がイタリア語を発音する上顎から鼻の周囲、頬骨にかけての高い位置から、前方の空間に向けて、歌詞に音程とリズムを付けて発音する。」つまり、【腹式呼吸】と【鼻腔共鳴】です。

まずは腹式呼吸のやり方をマスターしましょう。
①椅子に座り、頭を下に下げて上半身を折り曲げる
②肩や首の力を抜き、手をだらんと下げる
③そのままの状態でゆっくりと、息を吸ったり吐いたりする
この時に、胸よりもお腹が膨らんでいるのがわかりますか?その動き(呼吸)こそが腹式呼吸です。
イメージとしては、息を吸うときにお腹が膨らみ、息を吐くときにお腹がへこむ感覚です。

腹式呼吸の練習のコツは、「息を吸い切った時に力まない」「吸う:吐く=1:1で行う」ということを毎日行ってみてください。

次に鼻腔共鳴のやり方をマスターしていきましょう。
そもそも鼻腔共鳴とは、鼻の穴から喉の間までの空洞で声を反射させる方法です。
ハミングをイメージしていただければわかりやすいかと思います。
①口から声が出ないように、上あご・舌・下あごを完全にくっつける
②この状態で声を出す(口から声が出てしまう人は鼻を意識してください)
※この声の出し方で鼻の頭を触ると、鼻が振動しているのがわかります。振動していれば鼻腔共鳴ができています。
③声を眉間から出すイメージ・頭頂部から出すイメージで声を出す
※出す位置や、強さで共鳴の仕方が変わります。
この感覚がつかめたら、口を開けて同じように鼻腔共鳴をしてみてください。

腹式呼吸と鼻腔共鳴を組み合わせて歌うことで、伸びのあるきれいな高音が出るようになりますよ。

2-2. 綺麗な高音が出るレッスン

高音を出す基本は「喉(声帯)を開く」ということが基本です。
この、声帯を開くレッスンをしていきましょう。
①割っていない割り箸を2膳用意する
②割り箸を縦にして、左右の奥歯で軽く噛む
③その状態で「あー」と長く発声する
④割り箸を外し、「あー」と長く発生する
このようにすることで、声帯を開いた発声練習と共に、声帯を開くということを体感することができます。

3. ベルカント唱法のレッスンが受けられる声楽教室

文章で読んでみても、いまいちイメージができない…プロにレッスンをお願いしたい…という方たちのために、ベンガル唱法を教えてくれる声楽教室の選び方をご紹介していきたいと思います。

3-1. 声楽とは
人間の声によって人生の哀歓や悲壮美・崇高美などを、聴衆に感じさせる音楽分野で、本来は西洋音楽の用語であり、器楽に対して人間の声による音楽を指します。つまり歌、歌曲、合唱曲、オペラ、カンタータなど人間の声による音楽のことです。

3-2. ベルカント唱法教室の選び方
現在のボイストレーニングの主流は、ベルカント唱法のようなオペラの概念でポップスも指導されています。ですので、「ベルカント唱法教室」で検索すると、なかなかヒットする声楽教室はありませんが、ボイストレーニングで検索をすることでお近くの教室を検索することができると思います。

4. ベルカント唱法以外に高音が響くために必要なこと

上記以外の方法でも高音を響かせる方法がありますのでいくつかご紹介していきたいと思います。

1:顔の中の空間を開く
鼻腔共鳴と似ていますが、鼻の奥の方を全力で開いてみてください。顔の筋肉を総動員して、全方向に向かって「もうこれ以上は無理、裂けちゃう!」っていうぐらい開いてください。口角や頬が上がり、目が見開きます。すると、鼻の奥だけでなく口の中や喉も開き、顔の中の空間を広げる感覚です。

2:軟口蓋に当てるようにして発声する
軟口蓋とは口の中にあり、上あごの一番奥にあります。
先程の顔の空間を開いた状態で軟口蓋に当てるように声を出します。
これで高音になっても安定して声が出るようになります。

3:頭に響かせるつもりで発声する
プロのトレーナーさんも「頭の上に風船を思い浮かべ、その風船を「パンッ!」と割るつもりで発声しなさい」というように、口より高い位置を意識して発声することで、全体的に音が上がって外しにくくなり、無駄な力も入りにくくなります。
高音のときに声がかすれたり出にくかったりする場合は、上ではなく後ろに飛ばすつもりで出すと綺麗に出ます。

4:体の中に一本の軸を意識する
軽く顎を引いて「耳・肩・足」が一直線に、体の中を一本の真っ直ぐな軸が通っていることを意識することで、高音やロングトーンを出すことができます。

5. まとめ

今回ご紹介した方法を毎日コツコツと積み重ねていくことで、伸びのあるきれいな高音が出るようになるので、是非試して素敵な歌声を披露してみてくださいね。