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ベルカント唱法のやり方、練習法について知りたい!

ベルカント唱法というイタリアの伝統的な発声法を知っていますか?このベルカント唱法は体に小さい日本人にとって向いている発声法の一つです。

しかし、どのようにすればこのベルカント唱法は身につくのでしょうか。ぜひ、ひも解いていきましょう。

1. よくわかる!ベルカント唱法のやり方

ベルカント唱法はイタリアの伝統的な発声法の一つです。

このベルカント唱法が生み出された理由は、隣国ドイツとの関係性があります。

イタリア人はドイツ人に比べて体が大きくありません。

そのため、ドイツ人と同じ発声法をしていると、イタリア人はのどに負担をかけてしまいうまく歌うことができませんでした。

そういった理由があったため、のどに力を入れることなく、高音・低音にかかわらず歌うことができるようにしたのが、ベルカント唱法になります。

ベルカント唱法の特長はしっかりとした呼吸法にあります。

腹式呼吸を使うのですが、その呼吸で吸った息を腰の後ろまでイメージして声を出します。

また、その呼吸を活かし、頭の全体の骨を響かせ、共鳴させながら歌います。

この時に、体の全面に力を入れることなく、全体にリラックスして歌っているため、のどを痛めることなく歌うことができます。

2. 基礎から身につく!ベルカント唱法の練習方法

ベルカント唱法は主に呼吸法と、発声法に特徴があります。

ですので、ベルカント唱法における基礎の呼吸法と発声について練習の仕方とイメージを紹介していきます。

2-1. ベルカント唱法の練習方法①呼吸について

ベルカント唱法の呼吸法について紹介していきます。

基本的な呼吸法が腹式呼吸なのは、先ほども紹介しましたが、さらに深く掘り下げて紹介していきましょう。

普段の会話が肺呼吸になっている方が多いのではないでしょうか。

その中で腹式呼吸を使うことは初めはイメージを掴むことが難しい方も多いです。

腹式呼吸はまず、鼻から息を吸います。

そこから、みぞおち、肋骨、脇腹、腰の後ろの順番に息が動いていることを意識してください。

この腰の後ろまで意識することが重要になります。

なかなか腹式呼吸をすることができない方は寝てみましょう。

寝ているときのおなかが膨らんで呼吸をしているときがあるかと思います。

その自然に息をしているときがリラックスして腹式呼吸をしている瞬間になります。

このリラックスして、腹式呼吸をしている状態を立っていてもできるようになりましょう。

2-2. ベルカント唱法の練習方法②発声について

ベルカント唱法において、呼吸法をマスターすることができると続いては発声についてです。

ベルカント唱法で発声をするときに行う練習がハミングになります。

ハミングをしながら、体のそれぞれの部分を振動させながら、共鳴させていくことをマスターしていきましょう。

まずはハミングしながら、後頭部から頭のてっぺんまで振動していることを感じましょう。

そして、そのまま頭のてっぺんから額まで、振動していることを感じていきます。

この振動と共鳴を感じることができると、続いては後頭部から下にかけても同じように確認していきましょう。

背中のうなじから、背骨にかけて、そして腰まで振動していることを確認していきましょう。

このようにして、体全体が振動し、共鳴していることがベルカント唱法においては非常に重要なポイントになります。

一般的に声を出すイメージは、吐いた息に対して、声を混ぜるようにして発声しているように認識している方が多いです。

しかし、ベルカント唱法においては身体全体の骨と共鳴していきながら、声を発声していることを認識していきましょう。

3. ベルカント唱法が上手にできないのは間違った認識が原因!

ベルカント唱法はベルカント唱法だけの発声法と呼吸法を扱っています。

しかし、ベルカント唱法を専門にやっていない方がもし講師になっている場合は正しい知識を知ることなく、ベルカント唱法を行っている方がいます。

このような間違った認識を持つことで、発声を行っているためベルカント唱法を上手にできていません。

ここではベルカント唱法の正しい知識と間違った解釈について紹介していきます。

3-1. 日本のボイストレーニングのやり方とベルカント唱法は違う

日本のボイストレーニングはどういった場所で歌うことをイメージして行われるトレーニングに思われますか?

おそらく、マイクを使ったステージの上でバンドのようなものをイメージするのではないでしょうか。

それに比べて、ベルカント唱法は舞台のステージの上でマイクを使うことなく歌うことになります。

この違いはマイクを使ったボイストレーニングの場合は、声の大きさはさほど関係ありません。

しかし、ベルカント唱法は広い舞台全体をマイクを使わずに歌うことになるので声量が必要になります。

おそらくボイストレーニングを学んだ状態で、ステージ全体の声量を出そうとするとのどを痛めてしまうでしょう。

このようにベルカント唱法とボイストレーニングの違いは歌う場所の想定が違うために、歌うときに必要な声量に違いがあります。

3-2. ベルカント唱法と裏声・ミックスボイスとの違い

ベルカント唱法と裏声・ミックスボイスをすべて一緒に意識している方がいます。

まず、ミックスボイスと裏声の違いを紹介します。

しかし、これにも違いがあることを知っておきましょう。

裏声は地声から換声点を超えて声が裏返ったまま歌うことを表しています。

それに対して、ミックスボイスは、地声から換声点を超えて声が裏返るのを隠して、歌うことになります。

そのため、裏声よりミックスボイスのほうが声量が強い状態で、声を届けることができます。

ちなみに、この裏声とミックスボイスに対して、ベルカント唱法は横隔膜の使いかたに違いがあります。

ベルカント唱法は横隔膜を上下させながら、発声していますが、裏声とミックスボイスは横隔膜を維持しながらのどに力が入ったまま発声する違いがあります。

3-3. ベルカント唱法とドイツ唱法の呼吸法の違い

ベルカント唱法とドイツの呼吸法の違いについても触れていきましょう。

先ほども触れたとおり、ドイツ人に比べてイタリア人のほうが体が小さいため、ベルカント唱法という呼吸法を考えたことを紹介しました。

こちらの違いも横隔膜の使い方で違いがあります。

先ほどの裏声の話の時に触れましたが、横隔膜を維持して歌うのが、ドイツの呼吸法による発声になります。

つまり、のどに力を入れている状態で発声していることになります。

しかし、ベルカント唱法は横隔膜を動かしながら発声しています。

これは寝ているときのようなリラックスした状態で歌っていることになるので、のどに力が入っていないという違いがあります。

ですので、ベルカント唱法はのどを痛めることなく歌うことができます。

4. 本格的に学ぶならベルカント唱法の個人レッスンで練習を!

ベルカント唱法は本格的な呼吸法と、発声法を身に着けているかたこそ可能な発声法になります。

ですので、その道でしっかりとマスターしてきた人から教わることが重要なポイントになります。

また、この呼吸法と発声法は、細かい骨との共鳴などをしっかり確認していないとなりません。

ですので、本格的にベルカント唱法を学びたいなら、マンツーマンで講師についてもらい、今どの部分が共鳴しているのかなど細かく指導してもらう環境を自分から作っていくことをおすすめします。

5. まとめ

ベルカント唱法について、どのような練習をしたらよいのか、そしてなぜできないのかについて紹介してきました。

このベルカント唱法は冒頭でも触れたとおり、体の小さいイタリア人がのどを痛めることなくできる発声法を大事にしていることについて紹介してきました。

この発声法は体の小さい日本人にもおすすめであるということです。

ぜひ、のどを痛めることが多い方や、なかなか高音が出しづらいとう方はベルカント唱法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。