


歌
公開日:2024年10月21日
「CDの制作費用はどのくらいかかるのだろう?」
「自主制作CDを出したいけどどうやって作るの?」
上記のようなことを考えている方もいるのではないでしょうか。音楽活動をしている方なら、自主制作CDを作りたくなることもあるはずです。
そこで今回は、自主制作CDの費用相場や作り方、自主制作CDの販売場所などについて紹介します。歌手としてCDを出したい方にとって参考になる情報をまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
歌手としてCDを出す方法は?
歌手としてCDを出す方法は、主に以下の2つに分けられます。
- レコード会社と契約してCDデビューする
- 自主制作して販売する
また、CDデビューにはメジャーデビューとインディーズデビューもあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
レコード会社と契約してCDデビューする
歌手としてCDを出す場合、まずレコード会社と契約する方法が考えられます。レコード会社とは、所属する歌手の音源を制作し、それを販売することで利益を出す会社のことです。より多くのCDを売るために、宣伝活動や広告制作などをおこなうこともあります。
また、CDデビューには、メジャーデビューとインディーズデビューがあります。
メジャーデビュー
人気歌手はメジャーデビューしているというイメージを持っている方も多いかもしれませんね。メジャーデビューとは、日本レコード協会に加盟しているレコード会社のレーベルからデビューすることを指します。
ちなみにレーベルとは、レコード会社の部署のことです。「自分のレコード会社からCDを出すためにCDを制作している部署」と考えるとわかりやすいでしょう。
インディーズデビュー
インディーズデビューとは、日本レコード協会に加盟していないレーベルからデビューすることを指します。
インディーズは、メジャーほどの資金がないことも多く、宣伝活動や広告制作などに多くの資金を費やせないこともあります。しかし、最近ではメジャーとインディーズの境目がなくなってきている傾向もあります。
自主制作して販売する
「レコード会社と契約するのは難しいけどCDを作りたい!」という方には、自主制作CDを販売する選択肢もあります。
自主制作CDの場合、誰からの制約も受けず、自分の思い通りに音楽を作ることが可能です。しかし、その分多くの時間や労力がかかります。また、自主制作CDの費用をどう捻出するか、どこで販売するかなども自分で考えなければなりません。
まずは、自主制作CDの費用相場や作り方を把握しておくことが大切です。
自主制作CDの費用相場
ここでは、自主制作CDの費用相場を紹介します。あくまでも目安ですが、CD制作費用の内訳は以下の通りです。
工程 | 費用相場 |
---|---|
楽曲制作 | ケースバイケース(自分でおこなえば0円) |
録音・レコーディング | 1時間あたり約4,000~5,000円 |
ミックス・マスタリング | 1曲あたり約2万5,000円 |
CDパッケージデザイン制作 | ケースバイケース(自分でおこなえば0円) |
CDプレス | 100枚あたり約2~5万円 |
CDパッケージ組み立て | ケースバイケース(自分でおこなえば0円) |
CDプレスは100枚単位で注文することが多く、安い場合でも約2万円かかるでしょう。これらをもとに計算すると、合計で約5~8万円となります。
ただ、表にも記載の通り、作詞作曲やCDパッケージデザイン制作の費用などはケースバイケースであるため、外注する場合は10万円を超えることもあるでしょう。
【7ステップで解説】自主制作CDの作り方

自主制作CDを作る工程は、大きく以下の7つの段階に分けられます。
- 楽曲制作
- 録音・レコーディング
- ミックス・マスタリング
- CDパッケージデザイン制作
- CDプレス
- CDパッケージ組み立て
- 完成
各工程について、詳しく説明していきます。
ステップ1. 楽曲制作
まずは、作詞作曲や編曲といった楽曲制作から始めます。誰かに依頼すれば費用がかかりますが、自分で制作するなら費用はかかりません。
最近は、パソコンやスマートフォンがあれば簡単に楽曲を制作できるようになりました。自分で楽曲制作をしたい方は、スマートフォンの作曲アプリやパソコンのソフトなどを活用するとよいでしょう。
ステップ2. 録音・レコーディング
次は、CDの録音・レコーディングです。何曲録音するかによって費用が異なります。自分でレコーディングをおこない、1回で納得できる歌声を録音できれば、費用は約4,000円です。
しかし、アルバムの場合は何曲も録音することになるため、まとまったレコーディング費用がかかります。
もちろん自主制作CDを作るなら、納得のいく仕上がりにしたいはず。この録音・レコーディング費用は多少高くなっても妥協したくないですね。
ステップ3. ミックス・マスタリング
ミックスとは、録音した歌声や楽器サウンドの音量バランス・定位(音の位置)・音色などをコントロールし、きれいになじませることです。そして、マスタリングとは、音質や音量を整え、最終的な作品の品質を高めることです。
ミックスとマスタリングはセットで、1曲あたり約2万5,000円かかります。また、マスタリングのみの場合は、1曲あたり約3,000~5,000円が目安です。
ただし、ミックスとマスタリングをプロに依頼するとなると、さらに費用がかさむのでよく検討しましょう。
ステップ4. CDパッケージデザイン制作
続いて、CDパッケージデザイン制作です。CDパッケージは、自分でデザインすると費用を安く抑えられます。パソコンでデザインすれば、100枚や200枚といった多くの枚数を印刷するのも難しくありません。
このときCDケースに入れるブックレット(歌詞などを書いた2~3ページの冊子)もあわせてデザインするとよいでしょう。
また、デザインのみ自分でおこない、印刷は業者に依頼するという方法もあります。依頼する範囲によって費用は異なるので、いろいろと調べてみることをおすすめします。
ステップ5. CDプレス
CDプレスとは、原盤(スタンパーと呼ばれる金型)を制作し、それをもとに大量生産する製造方法のことです。CDの裏面には薄っすらと線が入っており、この線の凹凸に音楽の信号が記録されています。
CDプレスは自分でおこなうことはできません。インターネットで検索するといろいろなCDプレス業者が出てくるので、ぜひ比較検討してみてください。
また、CDプレスは依頼してから完成するまで約3週間かかることもあります。自主制作CDを販売し始めたい期限があるなら、早めに依頼することをおすすめします。
ステップ6. CDパッケージ組み立て
CDが完成したら、CDケースを用意して組み立てていきます。この工程は時間がかかりますが、自分でおこなうことが可能で、費用もほとんどかかりません。
なお、CDケースはインターネット通販で購入でき、費用相場は100枚あたり約6,000円です。
ステップ7. 完成
CDパッケージを組み立てたら、いよいよ自主制作CDの完成です。
完成したCDは対面販売はもちろんのこと、SNSなども利用しつつ、オンライン販売も検討してみてください。多くの方に自分の歌声を届けましょう。
自主制作CDの販売場所
「せっかく自主制作CDを作っても売れなかったらどうしよう…」と心配な方もいるかもしれませんね。
自主制作CDの場合、宣伝活動や広告制作なども自分でおこなう必要があるため、慣れていないと苦戦することもあるでしょう。
路上やライブハウスなどで歌を披露する活動をしているなら、その場にいるお客様に購入してもらうこともできますし、交渉次第ではCDショップなどに並べてもらえることもあります。そのほか、SNSやブログなどを開設して、オンラインで販売することも考えるとよいでしょう。
自主制作CDの著作権
自主制作CDの著作権について、気になっている方も多いのではないでしょうか。
自作した曲の場合、もちろん著作権は作者に帰属します。なお、著作権を管理する「JASRAC」という組織があり、登録すると作者の権利を守ってくれます。
ただし、JASRACへの登録には条件があり、作品が最近1年以内に第三者によって利用されていること、または公表されることが確定していることが必要なため、その点は留意してください。
CDを制作してあなたの歌声をみんなに届けよう
この記事では、自主制作CDの費用相場や作り方、自主制作CDの販売場所などについて紹介しました。
CDを出すのは夢の1つだという方もいるでしょう。何度も聴いてもらうことにより、自分の熱狂的なファンになってくれるかもしれません。しかし、あなたの歌声を多くの方に届ける方法は、自主制作CDだけではありません。
たとえば、Music Planet(ミュージックプラネット)では、音楽活動をしたい方に向けたオーディションを実施しており、合格すると有名プロデューサーをはじめとしたプロのクリエイターが、あなたの歌手活動をバックアップしてくれます。バックアップの中には、オリジナル楽曲の制作とカラオケ・ストリーミング配信も含まれており、あなたの歌声や想いをより多くの方に届けられますよ。
オーディションの応募条件は、過去に歌をほめられた経験のみ。学生を除く20~49歳が対象で、合格後は仕事をしながらの活動も可能です。
「もっと多くの方に自分の歌声を届けたい」「本気で歌手活動をしたい」という方は、オーディションに参加してみてはいかがでしょうか。ぜひお気軽にお問い合わせください。




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