公開日:2024年05月18日

更新日:2025年09月29日

しゃくりとは?カラオケで高得点を狙えるしゃくりの出し方を解説!

ボイストレーニング

「しゃくり」とは、カラオケの採点基準の1つとなっているテクニックです。

カラオケによく行く方なら、採点システムを使うなかで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?しかし、しゃくりの効果やしゃくりの入れ方を的確に理解し、実際に加点につなげられている方は少ないかもしれません。

この記事では、しゃくりの効果や加点につながりやすい使用方法、具体的な練習方法を詳しく説明します。「カラオケで90点以上をとってみたい」「テクニックを習得してライバルに差を付けたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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しゃくりとは?しゃくりの2つの効果

しゃくりは、楽譜に示された音の少し下から声を出し、その音程を素早く滑らかにずり上げて本来の音に戻す技術です。


たとえば、レミオロメンの『粉雪』を思い出してみてください。サビの「こなゆき」のところで「な」をずり上げるように歌っています。

また、しゃくりには、聴き手に訴えかける、カラオケで高得点を狙えるといった効果があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 聴き手に訴えかけられる

しゃくりを使うと言葉が切れなくなります。普段しゃべっているときのような滑らかで自然な発声に近づくため、感情を込めやすく、聴き手に強く訴えかけられるでしょう。

歌声が滑らかになると、曲自体に深みが加わります。さらに、歌詞の内容がより豊かに表現されるため、聴き手の印象にも残りやすくなる効果があります。

ただし、しゃくりは声帯の細かなコントロールが必要です。喉に力が入っていると上手く発声できないため、リラックスした状態で練習しましょう。

2. カラオケで高得点を狙える

しゃくりは、ビブラートやこぶしなどとともに、カラオケの採点基準の1つとなっています。音程やリズムなどの基礎的な面をクリアしたうえで、しゃくりを適切に取り入れることが大切です。

カラオケの採点でしゃくりを加点につなげるには、いくつかのポイントがあります。詳しくは、次の章「カラオケの採点でしゃくりを加点につなげるポイント」で解説します。

しゃくりのポイントをしっかりと押さえて、カラオケで高得点を狙いましょう。

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カラオケの採点でしゃくりを加点につなげるポイント

しゃくりの入れ方にはコツがあります。ポイントを押さえていないと、減点につながったり、「歌が下手な人」と思われたりする場合もあるので注意してください。

しゃくりを使って高得点を狙うためのポイントは、次のとおりです。

  • サビの前後で取り入れる
  • 素早くさりげなく入れる
  • 一曲の中で15回程度までを意識する

詳しく解説します。

サビの前後で取り入れる

1つ目のポイントは、しゃくりを入れるタイミングです。サビの前後でしゃくりを取り入れてみましょう。サビは曲のクライマックスであり、メッセージ性が強く感情の盛り上がりを表現する大切な部分です。

先ほどの『粉雪』のように、音程が下から上へ一気に上がるタイミングでしゃくりを入れると、自然に抑揚がついて感情の盛り上がりを表現できます。実際の歌をよく聴いて、しゃくりを取り入れるタイミングを吟味しましょう。

また、カラオケ機器によっては、しゃくりを入れるタイミングが決められているため、その場合は表示をよく見て確認してください。

素早くさりげなく入れる

2つ目のポイントは、しゃくりの入れ方です。しゃくりを加点につなげるには、素早さが大切です。ゆっくりしゃくりを入れると、音程が外れたと捉えられてしまう可能性があります。

低い音から高い音へ滑らかにつなげるように、さりげなく入れるのが自然なしゃくりの出し方です。低めに出した子音を、母音で本来の音程に素早く滑らかに戻すように意識してみましょう。

1曲の中で15回程度までを意識する

3つ目のポイントは、しゃくりを入れる回数です。1曲の中でしゃくりの回数が15回程度になるようにコントロールすると、カラオケの採点で加点につながりやすいでしょう。

しゃくりの回数が多いとくどく感じられますし、場合によっては音程が不安定と認識されて減点につながる可能性もあります。しゃくりはあくまでも「装飾」であり、基本的には音程どおりに歌うことが大切です。メリハリをつけて使いましょう。

また、しゃくりは意図せずカウントされていることも多いので注意が必要です。詳しくは、本記事内の「意図せず入るしゃくりには注意!直す方法は?」で解説します。

しゃくりの練習方法3ステップ

この章では、しゃくりを使った歌い方の練習方法を以下の3ステップで紹介します。


丁寧にトレーニングすれば、しゃくりはさほど難しくはありません。ぜひチャレンジしてみてください。

1. 歌手の歌をよく聴いてしゃくりの感覚を掴む

実際に歌手が歌っている歌をよく聴くと、意識して聴かないと気づかないくらいにさりげなくしゃくりが入れられていることがわかります。

ここでは、女性の歌と男性の歌を1曲ずつ、中島みゆきの『銀の龍の背に乗って』とレミオロメンの『粉雪』を例に挙げて見ていきましょう。

『銀の龍の背に乗って』は、サビ前の「明日僕は龍の足元へ」の「へ」のところで、思い切ってずり上げていることがわかります。1分20秒あたりから聴いてみてください。


次に『粉雪』ですが、サビの「粉雪 ねぇ」の「ねぇ」のところにしゃくりが入っています。1分55秒あたりから聴いてみてください。


該当の場所を繰り返し聴いて、しゃくりの感覚をしっかりと掴みましょう。

2. スローテンポの曲で練習する

何度も曲を聴いてしゃくりの感覚が掴めたら、実際に自分でも声を出して練習してみましょう。スローテンポの曲がおすすめですが、つられてしゃくりもゆっくりになりやすく印象が悪くなるので、その点には注意が必要です。

まずは、先ほど挙げた『銀の龍の背に乗って』や『粉雪』で練習してみましょう。あまり難しく考えず、歌手の歌い方をとにかく真似するように歌うのが上達のコツですただし、くれぐれも両曲ともわざとらしくならないように注意してください。

もし、ほかの曲を練習したくなったら、前のステップに戻ってしっかり聴き込むところから始めましょう。自分の歌声を録音して、客観的に聴いてみることも大切です。

しゃくりの練習におすすめのスローテンポの曲は以下のとおりです。

  • HOWEVER / GLAY
  • HERO / Mr.Children
  • Jupiter / 平原綾香
  • 月光 / 鬼束ちひろ

真似して練習するにはうってつけなので、ぜひチャレンジしてみてください。

3. 実際にカラオケの採点システムを使って確認する

しゃくりが上達してきたら、実際にカラオケに行って採点システムでしゃくりの効果を確認してみましょう。採点システムを使うと、しゃくりの回数や入ったポイントが目で見てわかります。

自分のしゃくりが採点にどのように影響するかを把握し、タイミングや回数などを調整していきましょう。

意図せず入るしゃくりには注意!直す方法は?

カラオケの採点システムで、意図せずしゃくりがカウントされてしまった経験、あなたもありませんか?なぜこのようなことが起きるのかというと、フレーズの始めなどで下から探るように声を出しているからです。

探るような発声は、音程合わせに自信がない方がやってしまいがちな間違った歌い方といえます特にしゃくりが50回も60回もカウントされてしまうような方は、「歌が下手な人」と思われている可能性もあります。直すように意識してみましょう。

ポイントは、不要なしゃくりが入る原因をふまえて、まずは自分の声をしっかり聴くこと。次に、リコーダーやキーボードの音をイメージし、一定の音程・音量で歌うように心がけてみてください。

探りながら声を出すのではなく、頭から正しい音程をしっかり狙って出すことに集中しましょう。意図的にしゃくりを入れるのは、これができるようになってからで十分です。

しゃくり以外のカラオケの加点対象

最後に、カラオケの採点で加点されるしゃくり以外のテクニックを3つ紹介します。これらを効果的に使って、さらに高得点を目指しましょう。

ビブラート

ビブラートは、声の高さを連続的して上下にわずかに震わせる技術です。ビブラートを使うことでロングトーンが伸びやかな印象になり、歌声に深みが出ます。

ビブラートは歌だけでなく、弦楽器や管楽器でもよく使われる、音楽表現上とても重要なテクニックです。

こぶし

こぶしは、歌声を一瞬だけ大きくうねらせるテクニックです。連続的におこなうのではなく、感情をのせた大きなうねりを1つ加えます。

こぶしをきかせることで、そのフレーズをより印象的かつ華やかに彩ることができます。

以下の記事では、こぶしについて詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

こぶしを使ってカラオケで高得点をとるコツを紹介!おすすめの練習曲も

2024年05月18日

ボイストレーニング
フォール

フォールは、音程を滑らかにずり下げるテクニックです。こらえきれない切なさや悲しみ、大きな感情の動きを表現するときにフォールが使われます。

上級者向けのテクニックなので多用はおすすめしませんが、適切に使えば加点につなげられるでしょう。

しゃくりを効果的に使ってカラオケで高得点を目指そう

この記事では、しゃくりの基礎知識に加えて、効果的な使用方法や練習方法を解説しました。しゃくりは聴き手の心を揺さぶるテクニックで、カラオケでは加点対象になっています。今回紹介したポイントを押さえて、適切にしゃくりを使用して高得点を狙ってみてください。

なお、

「カラオケでほめられた経験がある」
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