歌
公開日:2024年10月04日
ギター弾き語り完全ガイド!楽器の選び方や練習方法、おすすめ練習曲も
「ギターの弾き語りに興味があるけど何から始めればいい?」
「弾き語り用にはどんなギターが向いてる?」
「ギターを買ってはみたものの、練習の仕方がわからない」
上記のような疑問や悩みをお持ちの方のために、今回はギターの弾き語り初心者に知ってほしい情報を幅広くまとめました。
ギターの弾き語りは、なんとなく練習を始めるのと、よくリサーチしたうえで始めるのでは、上達の速度に差が出ます。また、効率のよい練習の仕方を知っておくことで、挫折の可能性もグンと下がります。
「出だしで失敗したくない」「少しでも早く弾き語りができるようになりたい」そう考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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1ギターの弾き語りに必要なもの
- ー ギター
- ー ピック
- ー ストラップ
- ー カポタスト
2弾き語り初心者におすすめのギターの選び方
3ギターの弾き語り練習方法3ステップ
- ー ステップ1. ギターを練習する
- ー ステップ2. 歌を練習する
- ー ステップ3. ギターと歌を合わせる
4ギターの弾き語りで覚えておきたいコード
- ー ローコード
- ー バレーコード
5ギターの弾き語りでよく使うストロークパターン
- ー 1. ダウンストロークのみ
- ー 2. バラード曲向けのストローク
- ー 3. アップテンポな曲向けのストローク
6【初心者向け】ギターの弾き語りおすすめ練習曲
- ー 女性アーティスト編
- ー 男性アーティスト編
7ギターの弾き語りで聴き手を魅了するためのコツ
8ギターの弾き語りをマスターして音楽をもっと楽しもう
ギターの弾き語りに必要なもの
ギターの弾き語りを始めるには、まず楽器や道具を揃える必要があります。最低限、次の4つは揃えましょう。
- ギター
- ピック
- ストラップ
- カポタスト
これらのほかにチューナーも必要ですが、スマートフォンに入れられる無料のチューナーアプリがあるので、無理して買う必要はありません。それでは、それぞれのアイテムについて詳しく説明します。
ギター
ギターの弾き語りをするためには、まずアコースティックギター(アコギ)かエレクトリックギター(エレキギター)を用意しましょう。歌いたい曲にもよりますが、初心者にはフォークギター(スチール弦を使用しているアコースティックギター)がおすすめです。
クラシックギター(ナイロン弦やガット弦を使用しているアコースティックギター)は、指板が広いため、弦を押さえるときに左手の指を大きく広げる必要があります。手が小さめな人はフォークギターのほうが扱いやすいでしょう。
また、ロックを歌いたい人はエレキギターがおすすめです。エレキギターはアンプにつないで音を出します。セットでアンプも準備しましょう。
ピック
ピックとは、弦をはじくために使う小さな三角形のプレートです。ピックを使うと、指で弾くよりも音がはっきりと出ます。素材や厚さによって音が変わるので、自分に合ったものを見つけましょう。
初心者には涙のしずくのような形をしているティアドロップ型か、正三角形のトライアングル型(おにぎり型)が扱いやすいでしょう。
また、厚みは約0.7mmのミディアム(MEDIUM)がおすすめ。やわらかい音を出したい場合は、約0.5mmのシン(THIN)も試してみましょう。
ストラップ
ストラップとは、ギターを肩にかけて支えるためのベルトです。立って演奏するときに使います。長さを調整し、自分が弾きやすい位置にギターを固定しましょう。
初心者にはポリエステルやナイロン製のストラップをおすすめします。滑りがよく動きやすいうえ、比較的安く購入できるからです。
肩にかかる負担の軽減には、幅広のストラップを選ぶとよいでしょう。
カポタスト
カポタストは、ギターのネックに取り付けてキーを変更するためのアイテムです。カポタストを使うことで、難しいコードを避けて演奏できます。
カポタストは基本的に、ギターの種類によって使い分けます。併用できるものもありますが、指板の幅や形状が異なるため、エレキギターにはエレキギター用、アコースティックギターにはアコースティックギター用のカポタストを使ったほうがよいでしょう。
また、バネ式やレバー式、ネジ式などいくつか種類がありますが、初心者は簡単に装着できるバネ式のカポタストが最も扱いやすいのでおすすめです。バネ式は洗濯ばさみのように握って開き、ギターのネックに挟んで使います。
このとき、押さえたいフレットのすぐ近くに設置すると音が安定しやすくなります。カポタストを付けた後は、チューニングを確認するのも忘れないでくださいね。
弾き語り初心者におすすめのギターの選び方
ギター初心者は、「重さ」と「ネックの太さ」を重視してギターを選んでください。ボディ部分が一枚の木材から作られている単板ギターは、複数の木材を重ね合わせて作られている合板ギターよりも軽い傾向にあります。単板ギターを選んだほうが疲れにくいでしょう。
また、ネックの太さはコードの押さえやすさに直結します。ネックはできるだけ薄いものを選びましょう。
YAMAHA(ヤマハ)のFG/FSシリーズは、コストパフォーマンスが高く、扱いやすいので初心者にもおすすめです。また、エレキギターで有名なFender(フェンダー)も、初心者向けの高品質なギターを販売しています。
ギターの弾き語り練習方法3ステップ
ギターの弾き語りを練習するときは、次の3つのステップで進めましょう。
- ギターを練習する
- 歌を練習する
- ギターと歌を合わせる
いきなりギターと合わせて歌おうとするのは、初心者には無謀といえます。効率のよいやり方で、着実に練習を進めていきましょう。
ステップ1. ギターを練習する
まずは左手でコードを押さえ、右手で一定のリズムで弦を弾く練習をしましょう。コードを見たらすぐに押さえられるようになるまで、また意識しなくても勝手に右手が動くようになるまで練習を重ねます。
「弾く」と「歌う」を同時におこなう弾き語りですが、メインはあくまでも「歌」。伴奏であるギターは、歌を引き立てるように奏でましょう。力を抜いてさりげなく演奏するよう心がけてください。
ステップ2. 歌を練習する
ギターの演奏に慣れたら、次は歌の練習に移りましょう。ギターを弾かずに歌だけで練習することで、歌詞やメロディーに集中できます。楽譜を見ずに表情豊かに歌えるようになるまで、繰り返し練習しましょう。
曲の盛り上がりを意識して、強弱などの表現にも気を配ってくださいね。ある程度できるようになったら、実際にギターを持つ前に右手を空中で動かしながら歌ってみるのもおすすめです。
ステップ3. ギターと歌を合わせる
最後に、ギターと歌を合わせます。しかし、歌いながらギターを弾くのは、初心者には思った以上に難しく感じられるはず。ストローク(右手の動き)を間引き、シンプルなダウンストロークで歌ってみるのもおすすめです。それでも難しければ、鼻歌で合わせてみながら響きを確認しましょう。
慣れてきたらテンポを落とし、通常のストロークで練習します。ときどき歌だけ、あるいはギターだけのステップに立ち返りながら、徐々に原曲のテンポに近づけていってください。
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ギターの弾き語りで覚えておきたいコード
ギターの弾き語りで初心者が覚えておきたいコードを2つ紹介します。
- ローコード
- バレーコード
まずは簡単なローコードから練習し、慣れてきたらバレーコードにも挑戦してみてください。ここで取り上げている以外にもまだまだたくさんのコードの種類がありますが、これ以外のコードは曲中で出てきたときに練習すればよいでしょう。
ローコード
ローコードとは、ギターのネックの最も低い位置(1フレットから3フレット)で押さえるコードです。初心者はまずローコードから練習しましょう。
「×」の弦を親指でミュートするのも忘れないでくださいね。「〇」の弦は開放のままで鳴らします。
5つのメジャーコード
3つのマイナーコード
バレーコード
人差し指で複数の弦を押さえなければならないバレーコードは、ギター初心者には難関です。
しかし、なかにはバレーコードをマスターしなければ、1曲通しで弾くのが難しい曲も存在します。特にFのコードはよく出てくるので、しっかりと練習しておきましょう。
ギターの弾き語りでよく使うストロークパターン
ギターのストロークにはいくつかのパターンがあります。ここでは、代表的な3つを紹介します。
- ダウンストロークのみ
- バラード向けのストローク
- アップテンポな曲向けのストローク
ほかのパターンも大体はこの3つから派生しています。さまざまな曲で使われている基本的なストロークパターンなので、しっかり練習してマスターしましょう。
1. ダウンストロークのみ
初心者の方にまず身につけてほしいのが、こちらのダウンストロークのみで演奏する方法です。左手でコードを押さえたら、右手を上から下に振り下ろしながら弦を弾いてみましょう。
最初は、それぞれの弦がしっかり鳴っているのを確認しながら弾くのがポイント。途切れないように、安定したリズムを保って弾けるようになるまで練習してください。
ダウンストロークは、楽譜では「Π」の記号であらわします。
2. バラード曲向けのストローク
バラード曲向けのストロークでは、ところどころアップストロークも使います。ただし、最初からリズムをつけて演奏するのは難しいので、まずは「ダウン・アップ・ダウン・アップ」と一定のリズムで弾いてみるのがおすすめです。ダウンストロークの音とアップストロークの音に差がなくなるまで練習しましょう。
実際にリズムをつけて弾くときには、強弱をつけて弾くのがポイントです。表拍に重みを感じつつ、裏拍は力を抜いて弾くようにすると音楽的に聴こえます。
アップストロークは、楽譜では「V」の記号であらわします。
3. アップテンポな曲向けのストローク
アップテンポな曲向けのストロークでは、手をスピーディーに動かす必要があります。無駄な力を抜き、手首のスナップを使ってリズミカルに弾くよう心がけましょう。
空振りが入るところは、ピックが弦に当たらないように気をつけてください。最初はテンポを落としてゆっくりと練習し、慣れてきたら段々とスピードを上げていきましょう。この動きが体に染みつき、何も考えずに弾けるようになるまで練習を重ねてください。
【初心者向け】ギターの弾き語りおすすめ練習曲
ここでは、初心者がギターの弾き語りを練習するときにおすすめの曲を、女性アーティスト編と男性アーティスト編に分けてそれぞれ紹介します。幅広い世代が知っている人気曲や名曲ばかりなので、ぜひ練習してみてください。
女性アーティスト編
ギターの弾き語りにおすすめの女性アーティストの曲を3曲紹介します。
- あいみょん「君はロックを聴かない」
- aiko「カブトムシ」
- 荒井由実(松任谷由実)「ルージュの伝言」
楽譜がなくても動画を見ながら無料で練習できるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
あいみょん「君はロックを聴かない」
2017年にリリースされた「君はロックを聴かない」は、あいみょんの代表曲ともいえるナンバー。青春時代の甘酸っぱい恋愛を歌った人気の曲です。
こちらの動画では、初心者向けにコードや弾き方をアレンジしています。カポタストを使わずに、また難易度の高いバレーコードを使わずに弾けるので、初心者でも安心して取り組めるでしょう。
出典:【かんたんギター】君はロックを聴かない あいみょん【初心者コード】
aiko「カブトムシ」
aikoの「カブトムシ」は1999年にリリースされた大ヒットナンバー。発売から現在まで愛され続ける人気のバラード曲です。
こちらの動画では、5分21分から初心者向けの簡単なアレンジを公開しています。カポタストを3フレットにつけて弾いてみましょう。ダウンストロークを効果的に使ったしっとりとした雰囲気が素敵ですね。
出典:カブトムシ /aiko/ギター弾き語り練習用動画(コード/ストローク/歌詞/歌)初心者向けの簡単な弾き方もあります!
荒井由実(松任谷由実)「ルージュの伝言」
スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』のオープニング曲としても知られる「ルージュの伝言」。松任谷由実さんが結婚前、荒井由実の名前で活動していたころの5作目のシングルです。
この曲も3フレットにカポタストをつけて弾きましょう。右手の動きが速いので、弾き語りを始める前にストロークの練習を十分におこなってください。手首の力を抜くのがコツです。
出典:【フル】ルージュの伝言を初心者向け簡単ギターコードで弾き語り
男性アーティスト編
ギターの弾き語りにおすすめの男性アーティストの曲を3曲紹介します。
- 菅田将暉「虹」
- ゆず「栄光の架橋」
- スピッツ「空も飛べるはず」
いずれの曲もコードやストロークが簡単にアレンジされているので、初心者の練習曲にぴったりです。
菅田将暉「虹」
俳優・歌手として活躍する菅田将暉さん。「虹」は、2020年に公開された映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌として、あらゆる世代の方々から愛されている曲です。
こちらの曲は5フレットにカポタストをつけて弾きましょう。ストロークにときどき変化があり、少し難しく感じるかもしれません。無理せず基本のストロークをメインに練習し、余裕があれば変化を持たせてみましょう。
出典:【フル】虹/菅田将暉-初心者向け簡単ギターコードで弾き語り
ゆず「栄光の架橋」
2004年にリリースされたゆずの「栄光の架橋」は、同年開催のアテネオリンピックでNHK公式テーマソングに使用されました。オリンピックの感動をより一層盛り上げる、ゆずの熱い歌声が記憶に残っている人も多いのではないのでしょうか。
この曲は4フレットにカポタストをつけて弾きましょう。バレーコードを使わずに弾ける簡単アレンジとなっています。アコギ初心者には特におすすめの曲なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
出典:【簡単】栄光の架橋(ゆず)をバレーコードなしでギター弾き語りするための講座
スピッツ「空も飛べるはず」
スピッツの「空も飛べるはず」は、1994年にリリースされて以来、多くの人を魅了するロングヒットナンバー。合唱コンクールで歌われることもある名曲です。
こちらのアレンジではカポタストを使わずに弾けます。使うコードはたくさんありますが、その分コード練習にうってつけの曲です。今回紹介している基本的なストロークを使用しているため、初心者でもしっかり練習すれば弾けるようになります。
出典:空も飛べるはず/スピッツ/ギター/コード/弾き語り/初心者向け/簡単
ギターの弾き語りで聴き手を魅了するためのコツ
弾き語りで聴き手を魅了するには、指を見ずに顔を上げて弾くことが大切です。指を見ながらだとうつむき加減になってしまうため、声がくぐもってしまい、歌の魅力が十分に伝わりません。
弾き語りでは、歌が主役でギターの音色はそれを引き立てるためにあると心得ましょう。歌声を相手にしっかり届けるよう心がけてくださいね。YouTubeなどの弾き語り動画を参考にしたり、自分の演奏を動画に撮って確認したりするのもおすすめです。
また、披露するタイミングも重要。特別なお祝いのときに弾き語りで想いを伝えれば、きっと喜んでもらえるでしょう。たとえば、誕生日によく歌われる「Happy Birthday To You」は、G・D・Cの3コードだけで弾けます。ぜひ試してみてください。
ギターの弾き語りをマスターして音楽をもっと楽しもう
今回は、ギターの弾き語りに必要なものや練習方法、初歩的なコードやストロークで挑戦できるおすすめの練習曲などを紹介しました。
ギターを弾きながら歌を歌うことは、思っていた以上に難しいと感じる方もいるでしょう。しかし、あきらめずに地道に練習を積み重ねれば、必ず道は開けます。段々と慣れていくものなので、少しずつでも練習を続けてみてくださいね。
さて、ここまで読んでくださった音楽好きなあなたに、1つ提案があります。Music Planet(ミュージックプラネット)のオーディションに参加して、歌声についてプロからアドバイスをもらいませんか?
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