カラオケ
公開日:2024年05月06日
カラオケの表現力を上げる4つの方法!おすすめの練習曲もご紹介
カラオケ採点で伸び悩んでいる方の中には、
「いつも表現力の点数だけが低い…」
「どうやったら表現力を上げられるんだろう?」
という思いを抱えている方もいるでしょう。
画面を見て歌うだけでは、カラオケの表現力はなかなか上がりません。しかし、目に見えるものではないため、練習方法がわからず戸惑ってしまいますよね。
この記事では、カラオケで表現力を上げる4つの方法やおすすめの練習曲を詳しく解説します。表現力だけが伸びずに悩んでいる方や表現力を身につけてさらに上達したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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カラオケ採点の表現力とは?
カラオケ採点の項目にある表現力とは、歌をレベルアップさせるための歌唱技法を指します。いわゆる声の強弱や歌詞の意味に合わせた歌い方などもこれに含まれます。表現力を身につければ、カラオケで高得点を狙えるのはもちろん、歌に深みが増して歌唱レベルそのもののアップも期待できますよ。
ここからは、DAMの精密採点Aiの表現力の項目に搭載された4つの技法
- 抑揚
- しゃくり
- こぶし
- フォール
について順番に解説していきます。言葉だけでイメージしにくい場合は、動画も参考にしてくださいね。
抑揚
抑揚とは、声の大きさに強弱をつけて歌う技法です。カラオケの表現力で最も重視される項目です。抑揚のない歌は、淡々としていてどこか冷たい印象を与えてしまいますが、抑揚をつけると歌に彩りが増します。
まずは、歌詞の内容に合わせて強弱をつけてみましょう。アーティストの歌い方をよく聞いて優しく歌う箇所や力強く歌う場所などを真似するのもOKです。比較的取り入れやすいテクニックなので、初心者の方にもおすすめの技法です。
しゃくり
しゃくりとは、本来の音より低い音程から、なめらかに本来の音程まで上げながら歌う技法です。しゃくりを入れずに歌うと、フレーズがぶつ切りになり硬い印象になってしまいます。1本指でピアノを弾いたときの音楽に近いイメージです。
ただし、しゃくりをたくさん使えばよいというわけではありません。しゃくりを入れすぎると音程のずれとして認識されてしまう可能性があるため注意しましょう。
しゃくりを入れてなめらかなフレージングにするためには、歌詞の先頭の言葉に意識を向けることが重要です。優しくやわらかな感じをイメージしながら、あえて低めの音程から歌い出すようにしましょう。慣れてくると音と音の間がなめらかに繋がり、耳に優しい歌声になってきます。
※出典:精密採点 “キホンのキ”【しゃくり】基本テクニック編
こぶし
こぶしとは、旋律の中で音を素早く上下に動かす装飾音のことです。「こぶし」と聞くと演歌をイメージすることが多いですが、実はJ-POPでもよく使われています。
こぶしを入れるには、子音と母音を分けて歌うのがおすすめです。たとえば、ゆずの「栄光の架け橋」のサビ部分、「いくつもの」という歌詞を「いくぅつもの」と変えることで、こぶしを入れられます。
ただし、こぶしはあくまで装飾音のため、メロディーの音程が変化するほど上下させてしまうと減点になることも。入れる箇所によっては歌い手の個性も出てきます。ぜひチャレンジしてみてください。
フォール
フォールとは、本来の音程からなめらかにずり下げて歌う技法です。歌唱技法の中では、取り入れるのがやや難しいとされています。
フォールはフレーズの最後に入れるのがポイントです。自然に音程を下げていくと余韻が残り、切なさや色っぽさ、儚さなどを演出できます。
ただし、むやみやたらに多用してしまうと、音程が取れていないと認識されて減点対象に。歌詞の内容や曲調に合わせて、使いこなせるように練習してみましょう。
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カラオケの表現力を上げる4つの方法は?
ここからは、表現力を向上させるための4つの方法をご紹介します。
表現力を磨くには、基本となる歌唱テクニックが重要です。基本を身につけないまま、抑揚やこぶしなどの歌唱技法ばかりにこだわると、カラオケの点数は伸び悩むでしょう。まずは、この章で解説する4つのポイントをバランスよく伸ばしていくことが大切です。
1.歌詞を覚える
歌う曲の歌詞をしっかり覚えましょう。画面に出てくる歌詞をなぞって歌うだけでは、表現力のアップは難しいからです。
これは、スピーチの場合と似ています。ただ用意された文章を読むのと、伝えたい言葉を暗記し、想いを込めて話すのではどちらが気持ちが伝わるでしょうか?もちろん後者ですよね。
歌も同様です。歌詞をしっかり覚えて、はじめて想いを乗せることができます。さらに、歌詞を覚えると、曲の理解も深まります。何を伝えたい歌なのか、どんなシチュエーションなのか、などを捉えることが、表現力アップの近道です。
2.音程とリズムを覚える
表現力をアップさせるために重要になるのが、曲の音程とリズムを正確に覚えることです。
表現力の歌唱技法である「しゃくり」や「フォール」は、音程を意識的に上下させます。つまり、楽曲そのものの正しい音程がわかっていなければ、カラオケ採点では「音程が取れていない」と認識されてしまう可能性も。
リズムも同様のことがいえます。「こぶし」を入れるためにリズムを遅らせたのか、元々リズムが取れていないのか、判断に迷うような歌い方になってしまうと高得点を狙うのは難しいでしょう。
正しい音程とリズムをマスターしてから、表現力アップのための技法を取り入れていく、というステップで練習していくのがおすすめです。
3.喜怒哀楽をつける
歌には作った方のさまざまな想いが込められています。歌詞から読み取れる内容を大切にし、喜怒哀楽の感情を込めて歌ってみましょう。
最もおすすめなのが、歌詞に共感できる歌を選ぶこと。歌詞に自分と重なる部分があると、自然と感情移入できます。気持ちを込めて歌うだけでも表現の幅は各段にアップするはずです。
また、その日の気分にあった曲で練習するのもおすすめです。嬉しいことがあった日には明るいヒット曲、哀しいことがあった日には失恋ソングなど、感情を込めやすい歌を選んで喜怒哀楽の表現を磨いていきましょう。
4.相手に伝わるように歌う
伝えたい相手をイメージして歌うことも表現力アップに繋がります。本来、カラオケ採点で聞き手はいませんが、「聞いてくれる人がいる」と想像しながら歌うことで、歌に深みが増します。
点数アップのことばかりで頭がいっぱいになると、身体が緊張状態になってうまく歌えなくなってしまうかもしれません。聞く相手をイメージすると、一番伝えたい部分は自然と声が大きくなって強調されますよね。
初めてその曲を聞く人にも歌詞が伝わるように歌うことを意識すると、メリハリが出て
抑揚のない歌から脱出できますよ。
カラオケの表現力を出しやすいおすすめの練習曲は?
この章では、カラオケの表現力を高めるのにぴったりの練習曲をご紹介します。
おすすめ曲の特徴は
- テンポがゆっくりな曲
- 言葉が多すぎない曲
の2つです。音を十分に伸ばす箇所が出てくる楽曲もおすすめです。
シャ乱Q「シングルベッド」
「シングルベッド」は、1990年代のヒットナンバーとして知名度が高く、数多くのアーティストにカバーされ続けている名曲です。
Aメロ→Bメロ→サビの繰り返しになったオーソドックスな構成で、歌いやすいバラード曲です。メロディーラインも覚えやすく、比較的簡単に歌える曲というイメージがあるでしょう。サビに向かってだんだん盛り上がっていくため、その曲調に合わせて歌うと抑揚をつけやすいですよ。ボーカルのつんく♂さんのように切なさや儚さを表現できるように練習してみましょう。
槇原敬之「遠く遠く」
「遠く遠く」は、新生活が始まる季節にぴったりの名曲です。CMソングに起用されたことで注目を集め、ふるさとを離れてがんばる人に寄り添う曲として話題を呼びました。
全体的にメロディーが覚えやすくリズムも取りやすい楽曲です。歌詞に合わせて力強く歌ったり、優しく歌ったりすることで抑揚がつきます。サビの部分でしゃくりやフォールを入れて歌ってみるのもおすすめです。槇原さんのように、言葉一つひとつがはっきり相手に伝わるように歌ってみてくださいね。
aiko「カブトムシ」
1999年に発売されてから今もなおカラオケの定番人気曲として知名度の高い「カブトムシ」。「男女のホンネ!モテうたランキング」では、10~20代の女性の勝負曲、男性のホンネともに、1位を獲得しています。
音域がやや高めの印象がありますが、メロディーラインも覚えやすくミドルテンポの曲なのでチャレンジしやすい楽曲です。とくにサビの部分は表現のテクニックが満載です。こぶしやしゃくりを入れて歌ってみましょう。aikoさんご自身もフレーズの終わりにフォールを使って余韻を残す歌い方をされているので、よく聞いて参考にしてみてください。
※出典:その歌、本当にモテる!?世代や男女のギャップを大解剖!JOYSOUNDが「男女のホンネ!モテうた ランキング」を発表!
DREAM COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」
平成のカラオケランキング(アーティストランキング)でも7位に入る人気アーティストのDREAM COME TRUE。数あるシングルの中で248万枚以上という最大の売上枚数を誇る楽曲が「LOVE LOVE LOVE」です。
ゆっくりとしたテンポの優しい雰囲気が特徴の楽曲です。使用している音域も狭く、音程の激しい上下がないため、初心者の方でも歌いやすいのがポイント。まずは基本をしっかり身につけて、それから表現力を身につけたい!という方は、ぜひこの楽曲からチャレンジしてみてください。
※出典:DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」、平成で最も歌われた曲・アーティストはこれだ! 通信カラオケを初めて発表したJOYSOUNDが「平成カラオケ」ランキングTOP50をご紹介!、「LOVE LOVE LOVE」Dreams Come Trueの名曲歌詞を解説!
カラオケの表現力に関するよくある質問
ここからは、カラオケの表現力に関する質問にお答えします。
Q:表現力が低いと高得点は取れない?
A:表現力の点数が低いからといって高得点が取れないわけではありません。
DAMの精密採点DX-Gでは、アーティストの歌い方を再現して歌いたい方、自分らしい表現で歌いたい方など、歌い手の個性をより正確に得点として反映できるようになっています。
そのため、表現力の点数が伸びない部分を正しい音程でカバーする、といった仕組みで点数を伸ばすことが可能なのです。
しかし、安定して高得点を狙うためには表現力のテクニックは習得すべきです。上達の1番の近道はプロに教わることですが、DAMには手軽に取り組める「DAMボイストレーニング」という練習コンテンツもあるので、利用してみるのもよいでしょう。
※出典:採点開発者突撃インタビュー!Vol.4 精密採点DX-G編【前編】、DAMボイストレーニング
Q:マイクの使い方で表現力は変わる?
A:マイクの使い方によっては、表現力の「抑揚」の得点を上げることが可能です。
実際の歌声で抑揚をつけるのがベストですが、なかなかうまくできない場合は、マイクを口元に近づけたり離したりしてみましょう。大きく盛り上げたいところではマイクを近づけて、小さく抑えたいところはマイクを離します。すると、抑揚として認識されて得点に反映される場合もあります。
また、音声がしっかり入るように、マイクを持つ場所が上になりすぎないように気を付けましょう。
表現力を磨いてカラオケランキング上位を狙おう
この記事では、カラオケで表現力を上げる方法やおすすめの練習曲を詳しく解説しました。表現力は目に見えないもので、身につけるのが難しい部分もあります。
しかし、習得できればカラオケではもちろん、歌そのもののレベルが格段にアップします。ぜひ表現力を磨いて、得点アップやランキング上位を狙ってみてくださいね。
そして、歌の上達の1番の近道はやはりプロに評価してもらうことです。
「カラオケでほめられた経験がある」
「カラオケで87点以上とれる」
「カラオケの採点機能ではなくプロに歌声を評価してもらいたい」
これらに該当する方はMusic Planet(ミュージックプラネット)のオーディションでその実力を発揮&歌声を評価してもらいませんか?歌声を一度でもほめられたことがあるのならば、きっとその歌声には人を惹きつける”何か”があるはず。
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