歌
公開日:2024年08月31日
路上ライブを成功させるには?許可の取り方や必要な機材について詳しく解説
「路上ライブをするときに許可は必要?」
「路上ライブで使うおすすめの機材を知りたい!」
「路上ライブ出身の有名アーティストは?」
路上ライブに挑戦してみたいけれど、具体的にどのような準備が必要かわからず困っている方もいるのではないでしょうか。
路上ライブを成功させるためには、事前準備が重要です。使用する場所の許可申請や使用する機材について、しっかり把握しておきましょう。
この記事では、路上ライブを成功させるために必要な許可の取り方や機材について解説します。また、路上ライブからスタートしてメジャーデビューを果たした有名人もご紹介します。「路上ライブを成功させたい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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許可は必要?路上ライブ前の確認事項
路上ライブをする前には、チェックすべき確認事項があります。具体的には次の2つです。
- 地域のルールはあるか
- どのような行為が違法になるか
無許可でのパフォーマンスや使用する楽曲の権利によって、罰則の対象となる可能性があります。路上ライブ実施前に必ず確認しておきましょう。
地域のルールはあるか
路上ライブをおこなう際は、地域ごとのルールを確認することが大切です。多くの地域では、路上ライブを実施する際に警察の許可申請が必要になります。また、音量や演奏時間に関する制限もあるため、事前に自治体や警察に問い合わせて確認しておくとよいでしょう。
場所によっては事前登録することで路上ライブができます。たとえば東京都の井の頭公園では「アートキャスト」に登録すると、定められた期間内であれば毎回申請しなくても路上ライブができます。ただし、登録には審査があり、応募者多数の場合は抽選となります。また、登録料もかかるので注意が必要です。
安全にパフォーマンスを楽しむために、地域や場所ごとのルールを必ず守りましょう。
どのような行為が違法になるか
路上ライブにおいて、どのような行為が違法となってしまうのか事前に把握しておきましょう。たとえば、以下のような行為に気をつけましょう。
- 無許可でのパフォ―マンス
- 過剰な音量や通行人の妨げになる行為
- 著作権のある楽曲の使用
なかでも注意したいのが、楽曲の著作権です。路上ライブでは既存の曲をカバーして演奏する場合もありますが、著作権で保護されている楽曲を無許可で演奏すると、著作権侵害となる可能性があります。特に営利目的で路上ライブを実施する場合は気をつけましょう。
「知らなかった」では済まされない場合もあるため、しっかりチェックすることが大切です。
路上ライブの許可の取り方は?
路上ライブの許可を取得するためには、警察で「道路使用許可申請」の手続きが必要です。申請書には、パフォーマンスの場所や日時、使用する機材の詳細などを記載します。申請手数料は自治体によって異なるので、確認しておきましょう。
また、許可がおりるまでに時間を要する場合もあるため、遅くとも2週間前までには申請することをおすすめします。
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路上ライブで準備すべき3つの機材
路上ライブを成功させるためには、適切な機材を準備する必要があります。特に重要なのは次の3つです。
- アンプ
- スピーカー
- マイク
機材それぞれの役割や路上ライブにおすすめのポイントを詳しくご紹介します。
1. アンプ
アンプは、路上ライブでの音量を適切に調整し、観客に音を届けるための機材です。アンプを使用すると、次のようなことができます。
- 小さな音を大きくする
- 音質を調整する(音をもっとクリアにする、ベースを強調するなど)
- 電気を使って楽器やマイクからの音を効率的に増幅する
電源の供給が難しい場所では、バッテリー駆動のポータブルアンプが便利です。アンプの選び方としては、出力の大きさや音質、バッテリーの持ち時間を考慮するとよいでしょう。さらに、コンパクトで持ち運びがしやすいモデルを選ぶと、設置や移動がスムーズになります。
音楽のジャンルや演奏スタイルに合ったアンプを選ぶことで、より質の高いパフォーマンスを届けられるでしょう。
2. スピーカー
スピーカーは、アンプからの電気信号を変換し、音として再生するための重要な機材です。アンプで大きくした音を観客に届けるため、路上ライブに欠かせないアイテムの1つ。スピーカーには次のような役割があります。
- アンプで大きくされた音を外に出す
- 音楽や声をクリアに届ける
- 遠くの人にも音を聞かせる
路上ライブでは、持ち運びが容易なポータブルスピーカーが最適です。防水性や耐久性に優れたモデルを選ぶと、屋外でも安心して使用できます。
また、アンプが内蔵されたスピーカーを選ぶのもおすすめです。路上ライブに最適なスピーカーを選び、観客に高品質な音楽を届けましょう。
3. マイク
マイクは、音を拾って電気信号に変えるための装置です。路上ライブ用のマイクを選ぶ際は、次のポイントに注意してみてください。
- ON/OFFのスイッチがついているか
- 風や外部のノイズを軽減する機能がついているか
- ワイヤレスかどうか
路上ライブで使用するマイクは、耐久性が高いダイナミックマイクがおすすめです。ON/OFF機能付きやワイヤレスタイプを選ぶと、自分でコントロールできる範囲が増えるため、想定外のトラブルにも対応しやすくなります。
また、マイクスタンドを併用すると、集中して安定した演奏ができるため、こちらもおすすめです。
路上ライブ出身の有名人は?
路上ライブから地道な活動を続け、成功をつかんだ有名人をご紹介します。【男性編】【女性編】でまとめました。
路上ライブ出身アーティストの主な活動場所やエピソードに興味のある方は、ぜひご覧ください。
【男性編】路上ライブ出身の人気アーティスト
路上ライブ出身者として知られる4組の有名男性アーティストをご紹介します。
アーティスト名 | 主な活動場所 | エピソード |
---|---|---|
ゆず | 神奈川県横浜市伊佐木町 | 路上ライブをしていた岩沢さんに北川さんが声をかけてユニットを組んだのが始まり。はじめは観客がほとんどいない状態からスタートした路上ライブだったが、デビュー後に迎えた最後の路上ライブでは約7,000人のファンが集まり、伝説といわれている。 |
コブクロ | 大阪府堺市 | 路上ライブがコピー曲であふれていた時代にオリジナル曲に力を注いで活動し、注目を集めた。原点であるストリートライブを継続してファンを増やし、インディーズ時代に厚生年金会館芸術ホール(現在のオリックス劇場)での単独2Daysライブも敢行した。 |
flumpool | 大阪府天王寺区 | コブクロに憧れて大阪天王寺駅で初めて路上ライブをおこなった。思い出の場所として、デビュー記念日に天王寺で「ABETEN STREET BUTTERFLY」のフリーライブに出演したことがある。 |
優里 | 東京都新宿区 | メジャーデビュー前に路上ライブで歌を披露していた。その様子を配信したYouTube動画は、100万回以上再生されたものもある。 |
【女性編】路上ライブ出身の人気アーティスト
路上ライブ出身者として知られる4組の有名女性アーティストをご紹介します。
アーティスト名 | 主な活動場所 | エピソード |
---|---|---|
ももいろクローバーZ | 東京都渋谷区 | 渋谷の代々木公園けやき通りで路上ライブをスタート。当時はほかのアイドルグループのように専用劇場をもてるほどの資金力がなく、地道に路上ライブで活動を続けてファンを増やしていった。 |
いきものがかり | 神奈川県厚木市・海老名市など小田急線沿線 | 同級生だった水野さんと山下さんが「いきものがかり」を結成。地元の厚木・海老名など小田急線沿線で路上ライブ活動をスタート。1999年11月3日に吉岡さんが路上ライブに飛び入り参加したことをきっかけに3人組となり、精力的に活動を続けてデビューを果たした。 |
あいみょん | 大阪府など | 自身のXに「4年前この場所で路上ライブしてて。すぐそこにある大阪城ホールがあまりにも大きくて、私もいつかいつか。って思っていました。やっと立てた。」と投稿。大阪城ホールでのライブを夢見て活動し、2020年にはその夢を実現させた。 |
幾田りら | 東京都など | 中学3年生のときから1人でギターを持ち、路上ライブを開始。オーディションも20個ほど落ち、なかなか芽が出なかったが、諦めずに活動し続けYOASOBIを結成した。 |
出典:あいみょんX
ルールを守って路上ライブデビューを飾ろう!
この記事では、路上ライブを成功させるための許可の取り方や必要な機材について解説しました。路上ライブは、アーティストにとって自分の音楽を直接人々に届ける貴重な機会です。しかし、そのためにはルールを守り、周囲への配慮を忘れないことが重要です。地域のルールや楽曲の権利について事前の確認をしっかりおこないましょう。また、より質の高いパフォーマンスを届けるために機材を整えるなどして、初めての路上ライブに向けた準備をすすめてくださいね。
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