声優
公開日:2025年01月15日
声優になるには?社会人からでも遅くない4つの方法と必要なスキルを解説
「声優になるには具体的にどうしたらいいの?」
「仕事をしながらでも声優を目指せる?」
「声優になるには何年かかるのか知りたい!」
アニメやゲーム、映画の吹き替えなど、さまざまな分野で活躍する声優。その仕事は、声だけでキャラクターに命を吹き込む特別なスキルが求められます。
なかには社会人から声優を目指したいと考えている方もいるかもしれませんが、「本当に今から始められるの?」という不安もあるでしょう。
そこでこの記事では、声優を目指す4つの方法と必要なスキルについて解説します。また、社会人でも遅くない、今からでも声優になるためにできることをポイント別に紹介。夢を叶えるための第一歩をここから踏み出しましょう!
1声優になるには?
- ー 声優について学べる学校に通う
- ー 声優の養成所に通う
- ー 声優事務所のオーディションに応募する
- ー 一般公募の声優オーディションに応募する
2声優になるために必要な3つのスキル
- ー 1. 表現力
- ー 2. 読解力
- ー 3. コミュニケーション力
3社会人から声優を目指すためのポイント
- ー 社会人の経験を強みに変える
- ー 限られた時間を有効活用する
- ー 情報収集と仲間づくりをする
4声優になるために家でできること5選
- ー 1. 発声練習と腹式呼吸
- ー 2. 朗読練習
- ー 3. ボイスサンプルの録音と確認
- ー 4. セリフを使った演技練習
- ー 5. プロの声優の演技の研究
5声優になるにはいくら費用がかかる?
6声優になるには何年かかる?
7声優になるのに年齢制限はある?
8社会人でも夢を諦めない!声優デビューを目指す一歩を踏み出そう
声優になるには?
声優になるための一般的な方法を4つ紹介します。
- 声優について学べる学校に通う
- 声優の養成所に通う
- 声優事務所のオーディションに応募する
- 一般公募の声優オーディションに応募する
声優になるには、基礎スキルを磨きながらオーディションを受けるなど、積極的にチャンスをつかみにいく努力が必要です。それぞれの方法を具体的に解説するので、自分に合ったステップで挑戦してみましょう。
声優について学べる学校に通う
声優になるには、専門的に学べる学校に通う方法があります。専門学校や大学の専門学科では、声の出し方や表現方法、演技力など声優に必要なスキルを基礎から学べるのが大きなメリットです。
また、演技の技術だけでなく、業界の知識やマナーも学べるため、声優に必要なスキル全般を総合的に身につけられます。プロの講師が在籍している場合は直接指導が受けられるため、短期間で効率的にスキルを伸ばすことが可能です。
さらに、在学中に声優事務所のオーディションやインターンの機会が提供されることもあり、デビューのチャンスに直結する可能性も。仲間と一緒に学ぶことはよい刺激になり、モチベーションも高まるでしょう。
声優の養成所に通う
声優養成所は、プロの声優を目指すために特化したトレーニング機関です。養成所では、発声や滑舌、キャラクター表現などの基本的な技術に加えて、現場で必要とされるスキルが実践的に学べます。実際の現場の雰囲気に近い環境で、実力を短期間で高められる点が特徴です。
声優養成所は声優事務所が運営するものも多く、卒業後に所属オーディションを受けるチャンスが与えられる場合も。また、養成所は社会人が通いやすい夜間コースや週に数回のコースを開講しているところも多いため、働きながら声優を目指すことが可能です。
養成所を選ぶ際は、講師の経歴や過去の卒業生の実績、カリキュラムの内容などをよく調べてみましょう。
声優事務所のオーディションに応募する
多くの声優事務所では、所属声優を募集するオーディションを定期的に開催しており、合格すると事務所に所属して活動をスタートできます。ただし、声優事務所のオーディションは、付属の養成所に通っていないと受けられないケースも。募集要項をよく確認するようにしましょう。
オーディションでは、発声や滑舌、表現力が求められるほか、個性やキャラクター性も重視されます。応募には、自己PRやボイスサンプルが必要なものも多いため、事前にしっかり準備して臨みましょう。
所属オーディションに合格すると、事務所のバックアップを受けながら、声優の仕事に挑戦する機会が増えます。事務所に所属していれば、オーディションのチャンスも増え、声優としての活動範囲が一気に広がるでしょう。
一般公募の声優オーディションに応募する
一般公募のオーディションに挑戦するのも、声優デビューの1つの手段です。これらのオーディションは声優事務所に所属していない方でも参加可能で、アニメやゲーム、ナレーションのキャスト募集などさまざまな分野で実施されています。
オーディション情報は、声優業界のWEBサイトやSNS、声優養成所などで確認でき、合格すれば即デビューにつながる可能性も。
一般公募オーディションでは、独自の個性や表現力が求められるため、自分の強みをアピールすることが重要です。応募には台本読みのスキルや自己PRの準備が必要ですが、次のチャンスに向けた貴重な学びにもなるため、積極的にチャレンジするのがおすすめです。
声優になるために必要な3つのスキル
声優として活躍するためには、さまざまなスキルが必要になります。そのなかでも、声優を目指すにあたって特に重要な3つのスキルを解説します。
- 表現力
- 読解力
- コミュニケーション力
これらのスキルを高めることで、キャラクターに命を吹き込み、物語を豊かに伝えることができるはず。
1. 表現力
声優になるためには、キャラクターの感情や性格を声だけで伝えるための表現力が求められます。セリフに込められた感情を理解して声に変換していくため、細やかな表現力や多彩な声色を使い分けることが重要です。喜び、怒り、悲しみ、驚きなど、さまざまな感情を表現できるようになると、キャラクターの魅力を一層引き立てられるでしょう。
表現力を身につけるには、鏡を見ながら表情をつけてセリフを読んだり、異なる感情表現を意識してセリフ練習をしたりするのが効果的。録音して聞き返すことで、感情がしっかりと伝わっているかを確認し、改善点を見つけていきましょう。
2. 読解力
声優は台本を読みとり、キャラクターの背景や心情を深く理解する力が必要です。読解力があれば、台本に書かれていない情報や背景も想像し、キャラクターをより立体的に表現できます。また、場面ごとの空気感やストーリーの流れをくみとって、自然に演技ができるようになるでしょう。
読解力を高めるためには、台本の一文一文をじっくりと読み込み、キャラクターの設定や物語の背景に関する情報を自分なりに掘り下げて考えましょう。ほかの作品を鑑賞するときにも、登場人物の心情や背景を意識すると、読解力が養われます。
3. コミュニケーション力
声優はほかのキャストや制作チームと連携して作品を作り上げるため、コミュニケーションをとる力が欠かせません。ディレクターの指示を的確に理解し、それを即座に演技に反映させる柔軟さも必要です。さらに、作品全体の雰囲気を高められるような、共演者との協調性も大切になってきます。
そのため、レッスンやワークショップなどに積極的に参加し、ほかの参加者や講師とのコミュニケーションを通してスキルを磨きましょう。また、指導を受ける際は積極的に質問をし、相手の意図をくみとる練習をすることをおすすめします。
社会人から声優を目指すためのポイント
社会人から声優を目指すためのポイントは次の通りです。
- 社会人の経験を強みに変える
- 限られた時間を有効活用する
- 情報収集と仲間づくりをする
社会人としての経験は、声優を目指すうえで大きな強みとなります。時間や環境に制約はありますが、効率よくスキルを磨いていけば、社会人からでも確実に成長できるでしょう。
社会人ならではの視点やスキルを活かしながら、一歩ずつ目標に向かって進むためのポイントを解説します。
社会人の経験を強みに変える
社会人として積み重ねてきた経験は、声優を目指す際にも強い武器になります。声優に限ったことではありませんが、仕事をするうえでビジネスマナーは欠かせません。また、仕事の経験を通じて得た人間関係の理解や、さまざまな状況に対応する柔軟性なども活かすことが可能です。
さらに、社会人経験が豊富であれば、キャラクターを演じる助けにもなります。どのような職業であれ、社会人としての経験から得た視点や価値観は演技の幅を広げる材料となるでしょう。自分のこれまでの経験を、声優としての表現力やキャラクター理解に活かしてくださいね。
限られた時間を有効活用する
社会人から声優を目指すためには、時間の使い方がカギです。仕事の合間や移動時間を利用して発声練習をしたり、週末や夜間に集中してレッスンに通ったりなど、学びや挑戦の時間を計画的に取り入れましょう。
通勤中には、オーディオブックを聞いて読解力を高めるのもよいでしょう。毎日少しずつでも積み重ねることで、着実に力がついていきます。また、目標を小さく設定してクリアすることで、達成感を得ながら続けられるでしょう。
情報収集と仲間づくりをする
声優を目指すうえで、最新情報を知っておくことは重要です。SNSや声優関連のWEBサイトで、オーディション情報や声優業界のトレンドをチェックしましょう。
特に声優事務所や養成所は定期的にオーディションを開催しているため、見逃さないように情報を把握することが大切です。
また、同じ目標を持つ仲間を見つけることで、モチベーションを保ちやすくなります。SNSや専門のコミュニティ、ワークショップなどを活用して、声優を目指す仲間や先輩などと交流しましょう。情報を集めつつ、夢に向かって進んでいる仲間を見つけると、挑戦がさらに充実したものになります。
声優になるために家でできること5選
声優になるには、日々の練習が欠かせません。この章では、声優に必要なスキルを磨くために家でできる具体的な練習を5つご紹介します。
- 発声練習と腹式呼吸
- 朗読練習
- ボイスサンプルの録音と確認
- セリフを使った演技練習
- プロの演技の研究
これらの練習を継続することで、確実にステップアップが期待できます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 発声練習と腹式呼吸
発声練習と腹式呼吸は、声優にとって基本中の基本です。発声練習を通して、安定した声量や豊かな声色を身につけましょう。特に、腹式呼吸を習得すると、長時間のセリフを安定して話せるようになります。
練習方法は、ゆっくりとした深い呼吸をして、腹式呼吸の感覚をつかむことから始めましょう。吸った空気がお腹に入ってくるのを感じ、ゆっくりと吐き出します。その後、「あー」と声を出しながら、息が一定のペースで続くよう意識してください。
発声練習には、基本のボイストレーニングがおすすめです。以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
ボイストレーニング
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2. 朗読練習
朗読練習は、声優に必要な「言葉をしっかりと伝える力」を鍛えるためのトレーニングです。声優には、台本の内容を正確に伝えるための読み方や、キャラクターごとの声のトーンや抑揚が求められます。朗読練習をすることで、自然な感情表現と声のコントロールが身につきます。
好きな本や詩を用意し、登場人物の感情に合わせて声のトーンやテンポを変えて読んでみましょう。おすすめは「外郎売」です。演技や発音の練習ができるため、毎日読んでみましょう。また、登場人物の性格に応じて、年齢や話し方に変化をつけてみるとさらに効果的です。
3. ボイスサンプルの録音と確認
ボイスサンプルの録音は、自分の声を客観的に分析し、改善点を見つけるために有効です。声の強弱やイントネーション、スムーズな言葉のつながりを意識することで、より聞きやすい声の出し方が身につきます。
録音機器やスマートフォンのアプリを準備したら、自分のセリフや朗読を録音しましょう。録音した声を聞いて、自然に聞こえるか、台本の内容がしっかり伝わっているかを確認します。表現力を高めるために、異なるキャラクターのセリフを録音して聞き比べるのもおすすめです。
4. セリフを使った演技練習
声優になるためには、演技力が非常に重要です。感情を込めて演じるセリフ練習で、キャラクターに命を吹き込む力を養いましょう。特に、役柄に合わせた声の使い分けを練習するのがポイントです。
おすすめの練習方法は、好きな作品のセリフを選び、そのキャラクターになりきって演技をすること。キャラクターの年齢や性格、感情に合わせて声のトーンやスピードを変えると、聞き手に伝わりやすくなります。慣れてきたら、さまざまなキャラクターのセリフを使って、声の表現力を広げましょう。
5. プロの声優の演技の研究
プロの声優の演技を研究することは、自分の演技力を向上させるための近道です。プロがどのようにキャラクターを表現しているのか、声の出し方や間のとり方など細部まで観察し、自分に取り入れていきましょう。
まずは、好きな声優が出演しているアニメや映画を選び、キャラクターがどのように感情を表現しているかに注目して観察します。セリフの言い回しや強弱、テンポなど、細かい表現を真似してみると、自分の演技に新しい発見があるでしょう。
また、同じシーンを繰り返し聞き、そのセリフを自分なりに解釈して再現してみると、表現力が磨かれます。
声優になるにはいくら費用がかかる?
声優になるのにかかるお金は、通う学校やトレーニング内容などによって異なりますが、目安は次の通りです。
- 声優養成所:年間10~60万円程度
- 声優専門学校・大学の声優コース:年間100~150万円程度
上記に加えて、発声や演技のための個別レッスンやレッスンで使う教材、オーディション参加費などの費用がかかる場合も。総額で考えると、数年間で数100万円に達することもあるため、資金計画をしっかり立てておくことが大切です。
声優になるには何年かかる?
声優になるまでの期間は、個人のスキルや学び方によって異なりますが、養成所や専門学校で基礎を学ぶ期間は最短2年です。そこから事務所に所属し、デビューするまでにさらに数年かかることもあります。
経験やスキルが豊富な場合、デビューが早まることもありますが、何年も芽が出ないケースも少なくありません。特に、実力が評価されるまでの時間は個人差が大きいため、継続的に学んだり、オーディションに挑戦したりすることが大切といえます。
声優になるのに年齢制限はある?
声優には厳密な年齢制限はありません。ただし、事務所や養成所によっては、入所や所属に年齢の目安を設けていることもあります。一般的には若年層から育成を始める養成所が多い一方で、社会人や30代から挑戦できるところもあります。
声優の仕事は経験や表現力が重要視されるため、年齢よりもその人の魅力やスキルが評価される職業です。年齢に応じた役柄も多く、ある程度年齢を重ねても役を獲得するチャンスは十分あります。年齢で諦めず、どんどんチャレンジしてみてくださいね。
社会人でも夢を諦めない!声優デビューを目指す一歩を踏み出そう
社会人になってから声優を目指すのは決して遅くはありません。年齢を重ねたからこそ出せる味わいや表現力もあります。限られた時間のなかで効率よくスキルを伸ばすために、できることから始めましょう。年齢に関係なく、声優を目指す意志と行動力がある限り、夢に近づくことができるはず。
社会人から声優を目指すなら、Voice Planet(ボイスプラネット)の朗読審査を受けるのもおすすめです。審査は学生を除く20~49歳が対象で、対面だけでなく遠隔でも受けられます。
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