ワタシ×MUSIC PLANET

あなたが心にいるだけで高任芹奈

行動すれば、何かが変わる。
今は本当にそう思います。

考えるだけだとネガティブになりがちになる。

私自身、考えることから始めてしまって
動けなかった時期もあったからこそ、そう思います。

SERINA

音楽的原体験

きっかけはお父さんですね。車の中でよくJ-POPが流れていて、口ずさんでいました。お父さんが聴いていた音楽を受け継いでる感じですね。倖田來未さん、安室奈美恵さん、浜崎あゆみさんのような平成の歌姫に憧れを強く感じています。特に倖田來未さんのライブ映像やパフォーマンスに衝撃を受けて、なんというか表現力やパワーを感じて「楽しそうだな」って見入っていましたね。

ステージに立ちたい!

歌うことはとても好きで、家ではよく歌っていました。でもこの頃は「自分もステージに立ちたい」といった気持ちはそれほど強くはなかったですね。ところが、9歳のキッズファッションのファッションショーで、自分と同年代のあるガールズグループのステージを観たのですが、この時初めて「自分もこのステージで輝きたい!」という気持ちが芽生えて。実はこの後、知り合いを通じてこのグループに加入し、10歳から中学校2年生ぐらいまで活動していました。

SERINA

ダンスと学業の両立

当時は、毎週レッスンに2時間半かけて通っていました。中学2年生の時にこのグループでの活動を辞めることになり、別のダンススタジオに所属して活動をすることになります。そこでも深夜帰宅が多かったのですが、もう楽しくて仕方なかったですね。だから、楽しいことのために学校も頑張って通えました。ダンスと学校の両立、ダンスを楽しんでいる自分がいたから、学校も頑張れたんだと思います。

本当にやりたいことをやれていない自分。

その後、色々な理由が重なってダンスや音楽の活動から一時期はなれることになります。今の自分の環境を変えるとか考えの幅を広げようとか、新しい挑戦といった意味もあってお芝居に挑戦していた時期なんですが道に迷ったりしていた時期だったとも思います。自分なりには楽しんでやっているつもりはあったんですが、「やっぱり自分は音楽をやりたい!」という気持ちに気付いていて。でもなかなか思うように活動できていない時期で。今自分が置かれている環境と自分のやりたいことの差に迷っていました。

ワタシ×MUSIC PLANET


ワタシ×MUSIC PLANET

SERINA

もう一度、チャレンジしよう。

大学生の時、このころは自分のやりたいこと「音楽」がやれていないことをしっかり自覚していたので気持ちは固まっていました。その気持ちというのはもう一度音楽にチャレンジすること。音楽系のオーディションを受けようという気持ち。そのタイミングでMUSIC PLANETのオーディションと出会い、応募しました。オーディション当日は、「もう歌ってやる」という気持ちでオーディションに参加しました。「今の自分をプロデューサーさんにしっかり見てもらうぞ」という意気込みでしたね。強気までは行ってないけど、ある程度の熱量を持って受けました。やっぱり有名なアーティストを手掛けているプロデューサーさんに観てもらえるのは、すごくいいなと思ったいましたし、「これはチャンスだぞ!」と感じていたことが大きかったですね。


SERINA

家族を思い浮かべる曲

MUSIC PLANETに参加したことは間違い無くきっかけでした。今の私に続いている流れの一番のスタート地点。MUSIC PLANETのオーディションに参加したことが今に繋がっている。実は、母と相談して「音楽系」のオーディションは次に受けるオーディションを最後にしようと決めていた。そういう気持ちでオーディションを探していた時に大学の授業中、母が「いいオーディションあるよ」と送ってきてくれたのがMUSIC PLANETでした。「ダメだったらしょうがない」という勢いもありすぐ応募しました大学に通ってもいたので将来も考えつつのタイミングでしたから、もしかしたら違う道に進んでいたかもしれません。もし、違う道を選んでいたら悔いはとても残っていたと思います。TVで活躍している方やグループで活動してる方たちを見て、羨ましいと思っていたと思います。だから、MUSIC PLANETで作った楽曲は応援してくれた人に向けた曲、家族を思い浮かべる曲なんです。


SERINA

言葉だけでは伝えられないこと。

楽曲が出来上がった時、とても嬉しかった。倖田來未さんでもない安室奈美恵さんでもない「自分色の曲」ができたなとほんとに嬉しかったですね。同時に不思議な感じもして。小さい頃グループはやっていたんですけど、ソロではやっていなかった。だからすごいワクワクと不安を同時に感じたことを覚えています。自分の伝えたいことが本当に詰まっている楽曲。だからこそ自分と向き合いすぎて、歌えなくなっちゃった時期もありました。見本が自分というか、歌い方も含めて常に自分自身を感じてしまう曲なので、色々考えすぎてライブで歌うことが難しかった時期もあります。自分の曲なのに自信がなかったというか。今、「.BPM」という5人組ガールズユニットでも活動しているんですが「.BPM」としての活動を続けていくうちに、自信に繋がってきたことを実感しています。その自信がこの『あなたが心にいるだけで』としっかり向き合う姿勢も変えてくれました。


ワタシ×MUSIC PLANET

今は、応援してくれる方をとても身近に感じています。
その実感を大切にしたい。

SERINA

.BPM。

20歳ぐらいのときは「もう一度音楽にチャレンジするぞ」という気持ちとその反面、自分にリミットを切っていたという意味もあり余裕がなくて、悪い意味で常に肩に力が入っていた面もありました。でも、MUSIC PLANETに参加したことで.BPMに繋がった。そしていま、.BPMの活動を通して「応援してくれている方」や「支えてくれている方」と直接お会いすることも多くなった。そういった中で今まで以上に周りのみなさんに「感動をあげられる存在になりたい」といった気持ちが大きくなっています。この言葉は昔から口にはしていたんですが、今は実感として感じている。やっぱり実感があるって大きいと思います。少し前まで「うまく歌おう」という自分主体の気持ちが先行してしまっていたんですが、いまは「お客さんに届けられるように歌おう」という気持ちの方が大きい。MUSIC PLANETで作った『あなたが心にいるだけで』はこれまで.BPMで歌うこともあってメンバーが歌っているのを聴くと歌ってくれているメンバーの気持ちも伝わってくる。みんな大切にしてくれている。それがものすごく幸せです。

SERINA

経験を重ねたからこそ、見える世界がありました。

今年の5月(2021年5月)に久しぶりにソロでこの曲を歌う機会があったんですが、やっぱり意識が全然違った。なんていうか自分の中に不思議な感じもありつつ、同時に成長も感じられた。同じ楽曲でも「経験を重ねてこそ届けられる歌」になるんだなってすごく感じました。確かに音楽から離れて迷った時期もありました。離れて、一周回って音楽に帰ってきています。それだけに情熱を注げている。もし、あの頃の私と同じように迷っている方がいるのなら伝えたいことがあって、それは「人生一度きり」ということ。「一度きりだからこそ悔いは残してほしくない」ということ。夢は諦めなければ叶うという言葉をよく聴きますが、ほんとにその通りだなって思うし、自分次第だとは思うんです。やりたいことがあるなら、諦めてほしくない。それが今の一番伝えたいことかもしれません。