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歌うまになるためのビブラートのコツと練習方法

みなさんの中には、「歌がうまくなりたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。歌がうまくなるとカッコよく見えますし、友達や会社の飲み会などでカラオケに行ったときに自信満々に歌うことができるのはうらやましいですよね。 また、本気でプロの歌手になりたいと思っている人もいるはずです。特に、ある程度歌がうまい人は、昔から歌を褒められる機会も多く、その結果として歌手を志す人も多くいます。プロの歌手というのは、非常に狭き門ではありますが、テレビやライブなどで活躍している人を見ると、うらやましいと思いますよね。 しかし、いくら歌がうまくなりたいと思っていても、自分で練習しようと思った場合、どのように練習すればいいか分からないというのが大きな問題ではないでしょうか。特にプロの歌手になるためには、さまざまなトレーニングを積まなければならず、どれをやればいいのかも分かりません。 まず最初にやっていただきたいのが「腹式呼吸」です。腹式呼吸とは、横隔膜を利用した呼吸法であり、歌を歌うための基本的な呼吸法です。これをマスターすることで、吐く息の量を自ら調節できるようになり、高い声をきれいに出したり、ロングトーンを安定して出すことができるようになります。まずは腹式呼吸をマスターしましょう。 その次に練習していただきたいのが、「ビブラート」です。ビブラートとは、音を揺らす技術のことであり、カラオケなどでも上手にビブラートができると画面に表示されたりします。それくらい一般的な歌の技術です。 特にロングトーンの最中に使われることが多く、ビブラートをできるだけで歌がうまく聞こえるという魔法のような技術でもあります。しかし、自分で練習してビブラートをマスターしようとしても、なかなか習得することができるものではありません。 そこで今回は、ビブラートを上手にかけるためのコツや、自宅で行うことができるビブラート練習法などを紹介していきます。

1. ビブラートの練習方法

ここからは、ビブラートの練習方法について紹介していきます。ビブラートは、重要な技術ではありますが、しっかりとした方法で練習することで必ず習得することができますので、ここでの方法を参考に取り組んでみてください。

1-1.ドギーブレス

まず最初は「ドギーブレス」に取り組んでみましょう。ドギーブレスとは、犬の呼吸のことを指しています。犬が、「ハッハッハッハッハッ」と荒い呼吸をしているのを聞いたことはありませんか?まさにあれがドギーブレスです。 なぜドギーブレスをするのかというと、ドギーブレスをすることで横隔膜を動かすことができるからです。ビブラートは横隔膜を動かして声を震わせるのですが、その感覚をつかむためにまずはドギーブレスをしてみましょう。 犬を飼っている方は、一緒に少し運動してみて、実際のドギーブレスを確認してみるといいかと思います。まさにペットが先生になる瞬間ですね。 なかなかドギーブレスができない場合は、声を出しながらお腹を押さえてみてください。そうすると、声が震えてきませんか?それが重要な感覚です。

1-2.ロングトーンで母音を強調

ドギーブレスをマスターしたら、次はロングトーンを出しながら「母音を強調」してみましょう。文字で表すのは非常に難しいのですが、ロングトーンの最後の母音を強く発音します。なるべく長く出すことコツです。 次は、その母音を上下させます。こちらも文字でイメージを伝えると、「あ↗↘↗↘↗↘」という感じです。最初は、細かく音程を上下させるのが難しいかと思いますので、間隔を空けながらで構いません。 徐々にその間隔を短くしていってください。その感覚を短くすることができれば、完璧なビブラートの完成です。 ここまでできるようになったら、実際の歌で練習してみましょう。1つ注意したいのは、あくまでビブラートはロングトーンで使うということです。それ以外のところではむやみに使うことは避けましょう。あまりしつこく使いすぎると、ビブラートは邪魔に感じられてしまいます。 また、カラオケに行って練習するという場合は、「エコー機能」をOFFにして練習することをおすすめします。エコー機能がONになっていると、きれいにビブラートができているのかが分かりづらいからです。

2. ビブラートの上手なかけ方をマスターする3つのコツ

それではビブラートの練習方法を紹介したところで、上手にビブラートをかけるためのコツを3つ紹介します。とても重要なポイントなのでしっかりと押さえておきましょう。

①リラックスする

一つ目のコツは、「リラックス」するということです。これが一番重要かもしれません。ビブラートに限ったことではありませんが、歌は喉に力が入った状態ではきれいな音を出すことができません。 「上手に歌いたい」という気持ちばかりが先行してしまって、喉に力が入ってしまうと、自然なビブラートはできなくなってしまうでしょう。まずはリラックスして歌うことが重要です。歌を歌う前に、肩や首を回したり、リップロールなどで口の準備運動をしておくことも効果があります。

②音を揺らす順番を意識する

二つ目のコツは、音を揺らす順番です。具体的には、「高い音」「低い音」の順に揺らしていきましょう。この順番が逆になってしまうと、不自然なビブラートに聞こえてしまいますので、必ず高い音からビブラートをかけるようにしてください。

③力を入れすぎない

最後のコツは、「ビブラートだ」と力を入れないということです。ビブラートの練習をしていると、どうしても「ビブラートがんばらなきゃ」と意気込んでしまう人が多いです。しかし、ビブラートはロングトーンの場所で使用されるなど、あくまで「余韻」の場面で使われる技法であり、メインで使われるものではありません。 そのためあまりそこに力が入りすぎることはよくありません。あくまで自然に、ゆっくりとビブラートをできるように練習しましょう。何も毎回ビブラートをかける必要はありません。自然にできると思ったタイミングでかけるようにしてください。

3. 自宅で出来るビブラートのコツをつかむ練習方法

ビブラートを練習するのであれば、いきなりカラオケなどで練習するよりも、まずは自宅で練習をして、その後カラオケなどに行くことをおすすめします。そこで次は、自宅でできるビブラートのコツを紹介します。 自宅で行う場合は、「ため息」を利用してみてください。まずは、ため息をそのまま伸ばし続けます。それでロングトーンの感覚を掴んでください。なるべく安定した音程で、長く出し続けることです。ため息を長く出すのは抵抗あるかもしれませんが、ここはがんばりましょう。 それができるようになったら、そのため息の終わりでビブラートをかけましょう。ここでも、高い音からビブラートをかける、無理な力を入れることなくビブラートをかけるということを忘れないようにしてください。 これができるようになると、ある程度自然にビブラートをかけることができるようになります。ここまでできるようになったら、裏声のビブラートにも挑戦してみましょう。選曲によっては、裏声のビブラートが必要になることもあります。 裏声を出しながらのビブラートは最初は難しいですが、同じような手順で練習すればできるようになりますので、ぜひがんばりましょう。 犬を飼っている自宅では、上記のようにドギーブレスを利用することもおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今までビブラートに難しそうなイメージを持っていた方でも、この方法を守って練習すれば、必ずビブラートをかけることができるようになります。今からコツコツ練習しましょう。