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声帯の締め方をマスターしよう!声帯コントロールがプロへの突破口!

歌唱力アップのために声帯を締める練習をしているけれど、なかなかコツがつかめないという方もいるのではないでしょうか。声帯コントロールはプロになるための突破口ともいえる重要なテクニックです。 そこでこの記事では、声帯の開閉と声の関係や声帯の締め方トレーニングについて解説します。ミックスボイスのトレーニング方法も紹介するので、習得すればより表現力のある歌い方ができるでしょう。

声帯の開閉と声の関係を理解してから始めよう

声帯を上手にコントロールするには、声帯の開閉と声の関係を理解することが重要です。声帯とは喉の奥にある2枚の粘膜のことで、息を吸うときには開き、声を出すときには閉じます。閉じた声帯を振動させることで作られるのが「喉頭原音(声の元になる音)」です。喉頭原音が共鳴腔を通って共鳴し、声となって発せられます。 粘膜周辺の筋肉をコントロールすることで、声帯の張りや長さ・太さを調節して、声色を変化させるのが声帯の役割のひとつです。例えば、男女の音域の差は声帯の長さや太さの違いから生まれます。ただし、声帯を自在にコントロールできれば、音域を広げることが可能です。

声帯の締め方トレーニング

吐息を声にしたり声帯を閉じたりして、声帯が締まる感覚を少しずつつかむことがトレーニングのポイントです。声帯の状態を意識し、自分の意思で変化をつけられることを目指しましょう。ここでは、声帯の締め方のトレーニングについて解説します。

吐息を徐々に声にする

吐息を徐々に声にしてみましょう。最初は、声は出さずに「はー」と息だけを吐きます。続いて、息を吐く後半から徐々に声を混ぜて「はーあー」と発声しましょう。最後は、「あー」と普通に声を出します。声を混ぜたときに感じる振動が声帯を閉じる感覚です。

声帯を閉じる感覚をつかむ

声帯を閉じる感覚とは、声を出したときに感じる喉の振動のことです。喉に意識を集中しながら、吐息を徐々に声にするトレーニングを繰り返すことで、声帯を閉じる感覚がつかめるでしょう。振動のわずかな差を感じ取りコントロールできれば、表現力豊かな歌声になります。

息を止めたり吐いたりする

息を止めたり吐いたりすることで、声帯が開閉する感覚をつかみます。「あー」と出している声をぴたっと止めると、声帯が締まる感覚が分かるでしょう。再び「あー」と声を出すと、今度は声帯が開く感覚が実感できます。声の出し方を変化させながらトレーニングすれば、声帯の開閉を繊細に感じ取れるようになるでしょう。

エッジボイスを出してみる

エッジボイスとは、限界を超えた低音を出そうとすると出るガラガラ声のことで、声帯を閉じた状態で出します。声帯周辺にある「閉鎖筋」を動かす感覚をつかむのにおすすめです。「あー」と出した声を低くしていくと、出せない音域に達したところでガラガラ声が出ます。ゆっくりと息を吐きながら、閉鎖筋の動きや声帯の感覚を覚えましょう。

ウィスパーボイスを出してみる

通常、声を出すときは声帯が閉じますが、声帯を開き気味にして出す声がウィスパーボイスです。「息漏れ声」ともいわれ、吐息に声が混ざった状態を指します。「あー」と声を出しながら少しずつ吐息を混ぜ、徐々に吐息の割合を増やしていきましょう。声帯を開閉する感覚を養えば、声帯を開き気味の状態でも声に変化が付けられます。

声帯の閉じ具合を調節して発声する

声帯の閉じ具合を調節して発声するトレーニングを重ねると、歌声に特徴が生まれます。声帯をしっかりと締めたときの声と緩めたときの声の違いを意識しながら、声帯の閉じ具合をコントロールしましょう。ただし、声帯を締め過ぎると喉を痛めてしまうので、自分に適した締め具合も身に付けることも大切です。

声帯を締めるメリット

声帯の締め方をマスターすれば、歌手を目指す上で多くのメリットが得られます。喉が疲れにくかったり声色をコントロールできたりすれば、歌手として活躍できる期間が長くなり、声も魅力的になるでしょう。ここでは、声帯を締めるメリットを3つ紹介します。

喉が疲れなくなる

声帯を正しい力加減で開閉できるようになると、喉が疲れにくくなります。声帯の構造上、適度な締め具合を保つことが、より負担の少ない状態での発声につながるためです。 特に、会話をするときは声帯に負担がかかりやすいので、正しくコントロールすることを意識しましょう。息を強く通すときはしっかりと締めて、弱く通すときは少し緩めるのがポイントです。普段から声帯に負担のかからない発声を心掛けることで、大切な喉を守れます。

大きい声が出せる

声帯をしっかりと締めれば、安定感のある大きな声が出せます。芯のある大きな声が出せることは歌唱力にも直結し、歌手にとっては魅力的なメリットといえるでしょう。 大きな声は、きゅっと締まった声帯に強く息を通すことで出ます。一方、声帯の締まりが緩いと隙間から息が漏れるため、声が弱々しく通らなくなる原因となるでしょう。ただし、締め過ぎると声を出すのに力が必要なので、適度な力加減が大切です。

声色をコントロールできる

声帯の締め具合を変えることで、声色のコントロールが可能です。声色は、「吐息」「声帯の締め具合」「体との共鳴の仕方」「発音」といった要素で変わります。声帯の締め具合は、声色を左右する重要な要素といえるでしょう。 自分の意思で声帯の締め方をコントロールできれば、柔らかい声やハスキーな声・力強い声といった声色が自在に使い分けられます。

声帯をコントロールすればミックスボイスも出せる!

歌手を目指す方にとって魅力的なミックスボイスも、声帯をコントロールする練習を重ねることで習得できます。ただし、上手にできるようになるまでの道のりは長く、なかなかコツがつかめないという方もいるでしょう。ここでは、ミックスボイスの特徴や習得する効果を紹介します。

ミックスボイスに悩む人は多い

ミックスボイスとは地声と裏声の中間で、2つをミックスした声のことです。繊細な裏声を出すファルセットとは異なり、地声のように力強く安定した高音が出せます。ただし、習得が難しく、悩む方が多いのがミックスボイスの特徴です。 ミックスボイスを出すには裏声を出せることが前提ですが、加えて声帯のコントロールができなければなりません。「強い息を吐き続けながらしっかりと声帯を締める」というテクニックが必要な難しい発声といえるでしょう。

ミックスボイスを習得する効果

ミックスボイスを習得すると、喉や声帯に負担をかけずに力強い高音が出せます。無理な発声によって喉を痛める心配がありません。また、楽に高音が出せるようになり、歌える曲のレパートリーが増えます。ロック調の楽曲や、ハードでかっこいい雰囲気の楽曲も歌いこなせるでしょう。 さらに、ミックスボイスを出す際には声帯をしっかりと締めることが求められます。声帯周りの筋肉が鍛えられ、声帯のコントロールがよりスムーズになるのもミックスボイスを習得する効果のひとつです。

ミックスボイスのトレーニング!

ここでは、ミックスボイスを手に入れるためのトレーニングを紹介します。習得できるまでの期間には個人差がありますが、うまくいかなくても諦めずにトレーニングを繰り返しましょう。ミックスボイスは歌手としての実力を底上げしてくれる武器になります。

腹式呼吸を鍛える

まずは、腹式呼吸を鍛えます。地声に近い高音を出すには、大量の空気を強く吐き出さなければなりません。そのためには横隔膜をしっかりと支え、状態を維持しながら歌う練習を重ねる必要があります。みぞおちや肋骨の辺りに力を入れると、コツがつかみやすいでしょう。

裏声を出すときの感覚を覚える

ミックスボイスは地声と裏声の間の声なので、裏声を出すときの感覚を覚える必要があります。地声を長く出し続けながら音程を上げていき、地声が自然と裏声になる感覚を覚えましょう。繰り返し練習することで、意図的に裏声を出せるようになります。リラックスして行うことが大切です。

鼻腔共鳴を意識する

鼻腔共鳴を意識すれば、声が響いて高音が出しやすくなるので、ミックスボイスの習得に役立ちます。口を閉じたまま「んー」とハミングで声を出すと、喉から鼻腔、さらに頭頂部へと声が抜け、鼻の奥で振動しているのが分かるでしょう。それが鼻腔共鳴です。鼻の奥にある空間に声を響かせることをイメージすると、感覚がつかみやすいでしょう。

喉を開く感覚をつかむ

ミックスボイスを習得するには、喉を開く感覚をつかむことも大切です。喉を開けば喉や声帯に負荷をかけずに、たくさんの息を吐き出せます。喉を開いた状態とは、舌根が下がり喉の奥が大きく開いた状態のことです。あくびをしたときをイメージすると分かりやすいでしょう。

声帯を締めるイメージ

声帯が緩んで息が漏れると上手にミックスボイスが出せないので、声帯を締めるイメージを持つことは重要です。声を出さずに息を吐き、ぴたっと止める練習をするとよいでしょう。息を止めた瞬間の声帯が締まった感覚を覚えます。声帯を締めるからといって余計な力は入れず、喉は開いた状態で声帯だけを締めるのがポイントです。

弱点を鍛えるにはオーディションが効果的!

「声帯のコントロールがうまくできない」「ミックスボイスが出せない」といった弱点を克服するには、実際に経験が積めるオーディションが効果的です。MUSIC PLANETの完全遠隔オーディションは、書類選考がない上、現役のプロデューサーから直接評価がもらえます。鍛えるべき課題が明確になり、やる気もアップするでしょう。 合格後はプロのクリエイターによるオリジナル楽曲で、自分の特技や強みを伸ばしてくれます。実力が伸び悩んでいると感じているなら、MUSIC PLANETのオーディションにぜひ挑戦してみてください。

まとめ

正しい声帯の締め方をマスターするには、「吐息を徐々に声にする」「息を止めたり吐いたりする」といったトレーニングを繰り返し、感覚を覚えることが重要です。声帯の締め方をコントロールできるようになれば、歌声が安定するだけでなく、ミックスボイスといったテクニックを習得するのにも役立つでしょう。 MUSIC PLANETのオーディションは、自宅から音声データを送信するだけで参加でき、気軽に挑戦できます。プロデューサーから個別のアドバイスは歌唱力アップのきっかけになるので、未経験の方も得意な曲でご応募ください。