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絶対音感と相対音感の違いや無料診断が可能な判別サイトを紹介!

絶対音感と相対音感は何が違うの? 今回は2つの共通点や違いについて詳しく解説していきます。 さらに、あなたが絶対音感があるのか相対音感があるのか手軽に確かめることができる無料テストが受講できる便利サイトも紹介していきます。 後半では、精度の高い相対音感を身に付けるトレーニング方法についても具体的に解説しています。 自分がどちらの能力を持っているのか、それともどちらも持っていないのか。 「詳しく知りたい!」という場合は、今回の記事を参考にしてみて下さい。

1. 絶対音感と相対音感の違いとは?

1-1. 絶対音感

絶対音感というのは、音を聞いた時に「これはド。それはレ」などと、瞬時に音階に変換して音を理解できる能力です。 救急車の音や電話のバイブ音など、一般の人からすると「ピーポーピーポー」や「ブー、ブー」と聴こえるような音が、「シーソーシーソー」や「ファー」などと聴こえています。 幼少期の頃に正しい音を覚えることで、長期的にその音を記憶することができるため、音を聞いた時に記憶の中にある音を比較し、どの音階の音なのかを認識することができるのです。

1-2. 相対音感

相対音感というのは、何かの基準の音から考えて、聴こえた音が高いのか低いのかを理解する能力です。 例えば、先ほどお伝えした絶対音感を持っている人物は、音を気温として例えると、凍えるような冬の夜に部屋から外に飛び出すと、外の気温を「ー5度だな」などと、一瞬で正確に理解することができます。 一方、相対音感の方は外に飛び出すと、部屋の温度と比べて寒いと感じ、部屋の温度が28度だったから、この寒さはだいたい−5度くらいかな?というように、基準となる存在があり、それと比較し判断することができます。 この能力は鍛えれば鍛えるほど精度を高めることができます。

2. 絶対音感だけではなく相対音感が重要な理由

絶対音感は絶対的に音感を理解できる能力ということで、注目を集めがちですが、相対音感の方がどちらかと言うと重要という考えもあります。 相対音感には「聞く」と「発する」の2つの側面があります。 「聞く」というのは、先ほどお伝えしたように、基準となる音と比較して、聴こえた音がどの音階なのかを理解する能力です。 この能力が高ければ、楽譜なしで演奏をしたり、作曲や編曲能力をかなり向上させることができます。 一方、「発する」というのは、聴いた音を正確に発する力のことを言います。 発する力があることで、ボーカルなど音程を正確に発する際に活用することができます。 絶対音感というのは、あくまで聴こえた音を正確に理解するという能力なので、発する力は相対音感を活用することになります。 そのため、絶対音感があるのに相対音感が未熟の場合、正確な音は理解しているのに、なぜか、その音を発することができないという現象が起きます。 実際、一定の割合で絶対音感があるのに音痴な人物が存在します。 これは、相対音感が担っている音を正確に発するという部分が弱いことから起こっています。 音楽は正確に聴くだけでなく、発することも大切です。 そのため、絶対音感よりも相対音感の方が重要だという考え方もあります。

3. 絶対音感と相対音感の調べ方・テスト方法

絶対音感や相対音感があるのかどうか調べるには、サイトを活用する方法が手軽でオススメです。 ・絶対音感テスト相対音感テスト それぞれのテストの問題数は10問で正答率によって、絶対音感や相対音感があるのかどうか、簡単にチェックすることができます。 絶対音感と相対音感は精度にレベルがあります。 テストを受けてみてどちらかの能力があると診断された場合は、さらに上のレベルが備わっているのかどうかこちらで確認してみて下さい。 ・絶対音感テスト(ハイクラス)相対音感テスト(ハイクラス)

4. 絶対音感がなくても間に合う!相対音感の鍛え方

相対音感を鍛える方法はいくつかありますが、聴音を行う方法が確実に相対音感を鍛えることができます。 聴音というのは、英語のリスニングのようなもので、音大生の受験にも用いられている正確な音を理解する試験です。 教材を1つ購入すれば音源CDが付いているので、そちらを聴きながら問題を解くことで、正しい音を認識する能力である相対音感を鍛えることができます。 オススメの教材としては、音大生が実際に独学として利用している「新訂 独習聴音問題集」がオススメです。 ・新訂 独習聴音問題集 上と下に分かれているので、本格的に鍛えたい場合は上下とも揃えましょう。

5. まとめ

絶対音感と相対音感は、どちらも音を認識する能力です。 違いとしては、瞬時に音階を理解するか、基準となる音と比較して音階を理解するかです。 相対音感は聴くだけでなく、発する際にも必要とされる力なので、正確な音を理解するだけでなく、正確な音を発することも必要とされる音楽の世界では、相対音感の方が重要だとする考え方もあります。 相対音感は年齢に関わらず訓練すればするほど、その精度を高めることができます。 精度が高まれば、正確に耳コピができたり、作曲や編曲をする力を伸ばすことが可能です。 「自分がどちらの能力があるのか良く分からない。」という場合は、今回お伝えしたサイトから音感テストを受講してみて下さい。 高得点を出すことができれば、高い確率でどちらかの能力があると言えます。 また、相対音感に関しては聴音で鍛える方法がオススメです。 今回お伝えした教材を手元に用意し、学習することで精度の高い相対音感を身に付けることが可能です。 ・新訂 独習聴音問題集