路上ライブをやってみよう!メリットやファンを増やすためのコツを紹介
「路上ライブ(ストリートライブ)」とは、歩道や駅前などで行う即席のライブのことです。
誰でも手軽にすることができますが、やり方がわからないと戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
路上ライブには、練習やネットでの宣伝だけでは得られない魅力がたくさんあります。
この記事で不安や疑問を解決して、路上ライブにチャレンジしてみましょう!
そもそも路上ライブは違法なの?
路上ライブをしている演奏者を見かけたことはありませんか? 演奏場所は道路の歩道や駅の構内、公園が多く選ばれています。 実は、歩道での路上ライブは基本的には道路交通法に違反する行為であり、処罰されれば「3か月以下の懲役または5万円以下の罰金」が課せられます。 本来は路上ライブを行おうとする場所を管轄している警察へ行き、合法的に行うための許可申請が必要なのですが、ほぼ間違いなく申請しても許可は下りません。 そのため、路上ライブはほとんどの場合「無許可」で行われています。 しかし悪質な場合を除いて、実際に処罰されることはほとんどないようで、路上ライブをしている演奏者は「警察に怒られるまで」を節度として行っているようです。あくまでも路上ライブは「黙認」されているだけ
路上ライブを行う場所が駅や公園の場合も、本来であればその場所の所有者の許可が必要です。 ですがこの場合でも、事前に許可をとる演奏者はほとんどいません。 騒音がさほどでもなく、周辺の住民からのクレームが起きていなければ、「黙認」の立場をとっている所有者が多いようです。 しかし、黙認されているからといってどこでも路上ライブを行なってはいけません。 次は、合法的に路上ライブができる場所を紹介いたします。合法的に路上ライブができる場所もある
一方、合法的に路上ライブが認められている場所もあります。 これは、行政が地域活性化の目的や、アーティスト育成の一環で行っていることが多いものです。 今回の記事を読んでいるみなさんは、ぜひこれらの場所で路上ライブを行なってください。(1)井の頭公園の「井の頭アートマーケッツ」
2007年4月から行われている「井の頭アートマーケッツ」は、東京都の吉祥寺駅のそばにある井の頭公園で、毎週末と祝日に開催されているイベントです。 井の頭公園は昔からアーティストで賑わってきましたが、年を重ねるにつれ混乱を招くようになってきたことから、井の頭恩賜公園100年実行委員会が主催するイベントにし、出展者を登録制としたようです。 「井の頭アートマーケッツ」では、ミュージシャンの他にもパフォーマー、アート作品の展示や路上販売など、さまざまなジャンルのアーティストが多数参加しています。 満16歳以上の国内居住者であれば出店可能で、年1回、12月の審査に通り、年12,000円の出店料を払えばいつでも参加可能です。 イベントの主催者がミュージシャンに求めるのは「独創性」だそうです。 オリジナル曲を披露する場所を探している方には、おすすめの路上ライブ場所といえるでしょう。(2)柏駅の「ストリートミュージシャン認定制度」
市民団体「ストリート・ブレイカーズ」が千葉県柏市の協力のもと運営しているのが、「ストリートミュージシャン認定制度」です。 「音楽の街・柏」をもっと盛り上げようと、柏駅東口にあるダブルデッキを会場として行っています。 まずは運営団体に500円(税別)を支払って登録申請をし、登録証を提示すれば路上ライブを行うことができます。 登録は1年間有効で、「柏ルール」といわれるルールを守る必要があります。 演奏可能な場所と時間を守ることと、大音量を発するアンプやドラム使用、そしてCDやチケット等の販売行為が禁止されていることに注意しましょう。 柏駅東口のダブルデッキは、毎日たくさんの人々が行き交う場所であり、多くのファンと交流しているアーティストを見かけることもあるようです。路上ライブには何が必要?
路上ライブに必要なものは何があるでしょうか? ひとりで路上ライブを行う場合は特に、多くの機材をひとりで運ぶ必要があるため、機動力を重視して機材を選択する必要があります。 路上ライブ用にアンプとマイク、ケーブルなどのセット販売もありますので、初心者の方は利用してみましょう。(1)ギターなどの楽器
人通りの多い場所では、アコースティックギターの音はほとんど聞こえなくなってしまうので、エレクトリックアコースティックギター、通称エレアコを使いましょう。 エレアコを持っていなくても、手持ちのアコギにピックアップを付け、エレアコ化するのがおすすめです。 バンド演奏の場合、路上ライブの場合は騒音が問題になる場合が多々ありますから、エレキギターを使うことはおすすめできません。 演奏する曲をアコースティックアレンジに変更するなどして対応しましょう。 ピアノの弾き語りもできるキーボードは、電源のない場所で演奏する可能性を考慮して電池式のものを選択します。 鍵盤数はコンパクトな61鍵程度のものが持ち歩きには便利。 キーボードスタンドも忘れずに用意しておきましょう。 ドラムセットを持ち歩くのを躊躇してしまう方は、代わりに「カホン」と呼ばれる箱型の楽器で代用する方法もあります。 木製なので温かみのある音を出すことができる楽器で、アコースティックな演奏と特に相性の良い楽器です。 ただし、ドラムのハイハットパートが欠落してしまうので、他の楽器で補う等の工夫が必要でしょう。(2)アンプとマイク
エレアコやキーボード、ボーカル用のマイクなどと接続するアンプは、最近は持ち運びに便利な小型アンプが主流です。 「Roland CUBE STREET」は単3電池6本で動き、マイクと楽器入力以外にもiPhoneなどを接続する端子もある便利さから、多くのストリートミュージシャンに支持されています。 マイクとマイクスタンドの用意も必要です。 持ち歩くので、とにかく壊れにくいものを選ぶことをおすすめします。 合わせて、マイクスポンジをつけることを忘れないようにしましょう。 路上ライブでは、風が強いときにはマイクが風の音を拾ってしまい、アンプから「ゴーゴー」といった耳障りな音を発してしまうからです。(3)ケーブル類
アンプと楽器やマイクをつなぐためのケーブルももちろん用意します。 ケーブル次第でアンプから鳴る音が変わるといっても過言ではないので、よく検討してから購入しましょう。 ギター用のケーブルはギター側の接続端子がL字、アンプ側がストレートのタイプを選ぶと、路上ライブでも傷みにくいでしょう。 ギター、マイクともに長さは3mほどを目安に、かなり動き回る方でしたら5mのものを選びましょう。路上ライブのメリットとは?
路上ライブは、演奏者にとってはさまざまなメリットがあります。 何よりも「人前で演奏する」ということは、練習では決して得ることができない経験値を積むことができるのです。(1)無料で人前で演奏できる
路上ライブであれば、初心者であっても無料で人前で演奏することができます。(一部の場所では費用がかかります) 初期投資でアンプやマイクなどが必要ですが、演奏するスタイルによっては楽器と自分の声さえあれば可能です。 最近では初心者歓迎のライブハウスもありますが、チケット販売のノルマをこなすための費用がかかってしまうデメリットがあります。(2)自分の都合の良い時間と場所を選ぶことができる
思いついた時に、都合の良い場所でできる手軽さが、路上ライブの良いところです。 ライブハウスでは運営者によってスケジュールが組まれているので、こちらの希望する日時で演奏できるかはわからないのです。(3)お金を得る手段がある
路上ライブでは、演奏を気に入ってもらった人から、厚意で投げ銭や差し入れをもらえる機会もあるかもしれません。 また、自作のCDやグッズを演奏の合間に手売りすることも可能です。(4)不特定多数の人に演奏を聴いてもらうことができる
路上ライブには駅前や公園など、不特定多数の人が通る場所が選ばれます。 自分の音楽を多くの人に聞いてもらえるチャンスが、すぐ身近なところにあるのです。 どんどん利用して、自分の演奏をアピールしましょう。 ですが、必ずしも音楽を聴きたいとは思っていない人々の前での演奏は、練習とは違って緊張するでしょうし、「誰も聴いてくれないのではないか」という不安感との戦いかもしれません。 そういった中でも路上ライブを繰り返していけば、演奏する「度胸」を身につけることができるはずです。(5)さまざまな人との出会いがある
路上ライブは、聴衆との出会いはもちろん、同じ演奏者との「横のつながり」を得る機会でもあります。 つながりが元で、共同ライブなどのイベントに誘ってもらえることもあるかもしれません。 さらに演奏できる機会を増やすことができるのです。 路上ライブでファンを増やしてから、ライブハウスでライブを行うといった流れをつくることもできるでしょう。路上ライブでファンを増やす方法
路上ライブで自分の演奏を聴いてくれる人や、ファンになってくれる人を増やすにはどうすれば良いのでしょうか? 以下に4つの方法を紹介しますので、あなたもぜひ路上ライブで実践してみてください。(1)いつも同じ場所、同じ時間に行う
より多くの人に自分の演奏を聴いてもらいたいと思うのであれば、路上ライブはいつも同じ場所、同じ時間に行いましょう。 駅前などの街中を通る人々は、通勤通学などでいつも同じ場所を、決まった時間に通ることが多いものです。 場所や時間を固定することで、不特定多数の人に自分の存在を覚えてもらいやすくなります。 加えて、いつも同じ帽子を被るなど、目立つ何かがあるとより効果的かもしれません。 人は繰り返し見るものに対して、興味や好感を持つようになるといいます。 一度では素通りだった人も、二度、三度と見かけていれば、いつかは立ち止まって演奏を聴いてくれることもあるかもしれないのです。 また、演奏時間は長すぎない1時間程度とするのがおすすめ。 聴いてくれる人の「次も聴いてみたい」という欲求を引き出すことができるでしょう。(2)有名曲のカバーを演奏してみよう
自分で作ったオリジナル曲が自信作であっても、不特定多数の人から見ればそれは「知らない曲」。 少し耳にしただけでは、足を止めてもらうのは難しいでしょう。 まずは足を止めて聴いてくれる人が欲しいのであれば、有名曲のカバー曲を演奏してみましょう。 この時に、オリジナル曲を聴いてもらいたいと思う人が好むであろう選曲にすると、より効果的です。 カバー曲を聴いてもらって自分に興味を持ってくれる方が増えてきてから、満を辞してオリジナル曲を披露すれば良いのです。 ちなみに、路上ライブは聴衆からお金をとって演奏するコンサートとは異なるため、カバー曲を歌う場合でも著作権上の問題はありません。(3)聴いてくれる人との対話を大切にしながら演奏しよう
路上ライブをするときは、譜面台は使わないほうがいいといわれています。 譜面台で顔を隠してしまうと、聴いてくれる方に伝えられるものが薄くなってしまうからです。 路上ライブは「出会いの場」なのですから、聴いてくれる人々をしっかりと見るように意識して演奏するように心がけましょう。 また、聴衆が期待しているのは「歌は上手いけれどもそれだけの人」ではなく、「歌はそれなりかもしれないけれども、聴いていて楽しくなるような人」だったりするものです。 自分の楽しさが相手に届くような、そんな路上ライブを目指してみましょう。(4)路上ライブの動画をSNSに公開しよう
路上ライブを行った様子を動画に撮影して、後でYoutubeやTikTok、17Liveなどでネット公開し、より多くの人に見てもらいましょう。 公開後はTwitterやInstagramなどのSNSで宣伝すれば、なお良いでしょう。 遠く離れた人にも自分の演奏を聴いてもらえる、良いチャンスとなります。 路上ライブに自分のSNSアカウントを載せたフライヤーを持っていき、聴いてくれた方に手渡して自分のことをより知ってもらうようにしましょう。 SNSのフォロワーになってもらえれば、こちらから定期的にメッセージを届けることも可能になります。 最近頭角を現してきているシンガーやソングライターの中には、路上ライブとSNSを組み合わせてアピールをする人が増えています。 路上ライブで度胸を磨き、その様子や自身の楽曲をネットでアピールすることで、若者を中心に効率よくファンを増やしているのです。 こういった若手アーティストの合同ライブには、数百人ものファンが詰めかけることもあるといいます。 リアルとデジタルとを合わせたアーティスト同士の交流の場は、今度もますます発展していくでしょう。路上ライブで自分の演奏を多くの人に届けよう!
「路上ライブをやってみたい!」と思ったら、すでに路上ライブをやっている経験者から話を聞くことをおすすめします。 ここでは語りきれないリアルな路上ライブ事情や、多くのノウハウを教えてもらうことができるでしょう。 不特定多数の人の前で演奏することは最初は勇気がいるかもしれませんが、路上ライブにはメリットがたくさんあります。 自分の演奏を多くの人に聴いてもらいたい方は、ぜひ路上ライブにトライしてみてください。路上ライブの次は「オーディション」を受けてみよう!
「MUSIC PLANET」が主催している「新人ボーカル発掘オーディション」をご存知でしょうか? 通常の歌手オーディションでは、事務所に所属できた後も、 まずはボイストレーニングだけだったり、様々な下積みが必要な場合もあります。 しかし、「MUSIC PLANET」が主催している「新人ボーカル発掘オーディション」は、 未経験者でも歌手活動を行うための充実したサポートを受けられます。 1.プロデューサーによる個人面談 2.あなただけのオリジナル楽曲提供 3.あなたの楽曲がCDに! 4.専属マネージャーを配属 5.プロトレーナーによるボイストレーニング! 6.オリジナル楽曲をカラオケで配信! 7.オリジナル楽曲を音楽配信サイトで配信! 8.プロのカメラマンがアーティスト写真を撮影 9.なんと…LIVEにも出演! この「MUSIC PLANET」の歌手オーディションは、- 20〜49歳までの歌手を目指す男女
- 心身ともに健康な方
- 経験不問!
- 日本国籍、または日本永住権がある方
- 東京(渋谷)
- 大阪(心斎橋)
- 福岡(天神)
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