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その歌い方の癖は良い癖?悪い癖?時には魅力にもなる歌い方の癖

私たちは誰しもがなにかしらの「癖」を持っています。 癖とは個性であり、人それぞれのアイデンティティとさえ言えるでしょう。 ただ、癖によって相手に与える印象は違い、とても魅力的に見える「癖」もあれば、不快感を与える「癖」もあります。 そして、それは「歌い方」にも言えることです。 例え同じ旋律・同じ歌詞の歌を歌っても、歌い手によって違いが出るのは、歌い手の個性、言い換えれば「癖」があるからです。 多くのファンに支持されるアーティストには、強い癖があることも多いものですが、その強い癖がアーティストの魅力となり、ファンを引きつける力のひとつになっています。 一方、全ての癖が魅力になり得るわけではありません。 癖の種類によっては喉を傷める原因にもなるため修正することも必要です。 ここからは、魅力とならない癖の見つけ方や修正法、魅力となる癖の身につけ方を中心に紹介していきましょう。

自分の歌い方の癖を知る方法とは?

「あなたにはどんな癖がありますか?」 と質問されたら、あなたはどう答えるでしょうか? 具体的に癖を答えられますか? それとも、よくわからないでしょうか。 具体的に癖を答えられた人は、どのように自分にその癖があるという事実を知ったのでしょうか? おそらく、誰かに指摘されて気づいたという人も多いでしょう。 癖は意識することなくやっているものなので、自分の癖を自分で見つけるのはとても難しいものです。 これは歌い方の癖も同じで、誰かに指摘されないとなかなか癖に気付くことはできません。 でも、指摘してくれる人がいない場合はどうしたらいいのでしょう。 そんな時は自分を客観的に見る方法を使えば、自分の癖を見つけることができるかもしれません。

歌声を録音してみる

「他の人が聞いている自分の声」と「自分が聞いている自分の声」は違います。 他の人が聞いている自分の声は、空気中を伝わって来るのに対し、自分が聞いている自分の声は空気中を伝わって来る声と骨を伝わってくる声がミックスされているためです。 マイクやスピーカーを通しても自分の中の骨伝導音をミックスして聞いている限り、完全に自分の声を他の人の声のように聴くことはできません。 この問題をクリアして客観的に自分の声を聴くには、「録音」が一番早い方法です。 録音の方法としては、本格的なものから簡易的な方法まで様々なものがありますが、手軽なものとしては録音できるタイプのカラオケアプリを使うという方法があります。 自宅では思い切り歌えないという場合には、カラオケルームや練習スタジオを利用しましょう。 歌声をチェックするのが目的ですから、リバーブなどの効果をつけずに録音することが大切です。 録音してみるとわかりますが、他の人が聞く自分の声と自分で聞く自分の声は、声の質だけでなく音程や滑舌も違って聞こえます。 録音した歌声に問題点があったとしたら、他の人の耳にもそう聞こえていたという証拠ですし、自分が良かれと思って取り入れているテクニックが耳に障るように感じたのなら、他の人もそう感じているかもしれません。 歌声を録音してみることは、癖や問題点を知る良いきっかけになります。

鏡の前で歌ってみる

歌や楽器の練習をするために音楽用の練習スタジオを借りると、壁の一面が鏡張りになっていることがよくあります。 もちろん、歌いながら踊る練習のためや、バンドのパフォーマンスの確認のために使うという用途もあるかもしれませんが、例え直立不動で歌うのであっても鏡を見ながら歌うということは、自分の癖を知り悪い癖を改善するためにとても良い方法です。 声と同じように、自分で感じている自分の身体の感覚も、必ずしも感じている通りではありません。 証明写真を撮るときに、自分ではまっすぐにしているつもりなのに、片方の肩が下がっていると指摘されるという経験がある人も多いでしょう。 歌を歌う時も、自分では両足に体重をかけ正しい姿勢で立っているつもりでも、アゴが上に上がって居たり背中が丸まっていたりすることがあります。 鏡を見ならが歌うということは、自分では気づきにくいこのような姿勢の癖に気付く良いキッカケになります。 なお、姿勢の癖に気付くという意味では、なるべく全身がチェックできるサイズの鏡の前で歌うのが良いでしょう。

歌っている姿を動画で撮影してみる

録音による歌い方チェックや鏡での姿勢チェックを一度にできる方法もあります。 それは、歌っている姿を動画で撮影するという方法です。 動画による撮影であれば、鏡では見られない自分の後ろ姿や横から見た姿などもチェックすることができます。 また、鏡で見る方法に比べ、より客観的に自分を見ることができるのもメリットです。 動画の撮影はビデオカメラでもスマートフォンでもできますが、スマートフォンを使う場合カラオケアプリは使用できないので別に音源を用意する必要があります。 カラオケルームで撮影する場合は、録音の時と同じようにリバーブなどの効果は使用せず本来の歌声がよくわかるように歌いましょう。

歌い方の悪い癖とはどんな癖?

録音や鏡、動画などで自分の歌い方をチェックしても、何が悪い癖なのかわからなくては直しようがありません。 直すべき悪い癖を簡単にまとめるとすれば、「発声や表現の妨げになるもの」です。 また、自分に酔いしれるような歌い方も聞き手にとってはあまり気持ちの良いものではありません。 一人カラオケで自分に酔いしれるのは個人の自由ですが、歌い手としてメッセージを伝えようとするのであれば、相手の心に届く歌を常に心がける必要があります。 悪い癖なのか「味」として残しても良い癖なのか迷う場合は、一度癖のない状態を試してみるのと良いでしょう。 全てをフラットな状態にできると、新たなテクニックなども使いやすくなり表現の幅も広がります。 悪い癖の具体例について見てみましょう。

発声の妨げになる姿勢

子どものころ、学校の音楽の授業で「息を吸うとき肩を上げない」「アゴを上げない」などと言われた記憶はないでしょうか? これらは、発声の妨げになる姿勢の一つです。 ブレスの時に肩が上がってしまうのは、肩甲骨が自由に動けていないからです。 息を吸うという動作では、肺のまわりにある肋骨と肩甲骨が大きく動きますが、肩甲骨周囲の筋肉に柔らかさがないと肋骨の動きにつられるように肩が上がってしまいます。 これは、肩が上がるのが問題なのではなく、肩甲骨が自由に動けていないということの問題です。 また、高音を出そうとするとついついアゴが上がってしまうというのも多いケースです。 無意識でやっている場合は、気付きにくいことも多く、自分の歌い方の動画などで気づくことも珍しくありません。 アゴが上がると、喉に力が入りやすくなってしまうため、逆に高音が出づらい結果となってしまうこともあります。 このほかにも猫背など明らかな姿勢の悪さは、発声の妨げになるのです。

喉に負担をかけすぎる歌い方

喉がしまった状態で大きな声を出そうとすると、喉に大きな負担がかかります。 この発声は一般的に喉声と呼ばれていますが、喉声は音の伸びや声量が出ないほか、喉への負担となり声枯れや喉の病気の一因となることもあります。 喉声かどうかは、口が開いているかどうかではなく喉が開いているかどうかで決まります。 「あー」と発声した時に喉の奥が見えないときなどは要注意。 普段はちゃんと歌えていても、高音になると喉に力が入り喉声になってしまうこともあります。

聞きとりにくすぎる滑舌

歌にはリズムがありメロディーがあり歌詞があります。 外国語の歌などで歌詞の意味を全く知らずに聞いていても、「良い歌だな」と思うことはありますが、歌詞が分からないと歌詞の内容に自分を重ね歌を味わうという楽しみ方はできません。 歌詞には多かれ少なかれ、誰かに伝えたいメッセージが込められているでしょう。 それを、ちゃんと伝えることが歌い手の役割でもあります。 滑舌が悪すぎては歌詞の意味を届けることができません。 もちろん、合唱曲のように一文字一文字はっきりと伝えることが全てではありませんが、客観的に聞いて無理なく聞き取れる程度の滑舌の良さは必要でしょう。

悪い癖を直すには?

姿勢や歌い方、滑舌の悪い癖を直すためには、基本的な練習が一番です。 「正しい歌い方」なんてかっこよくないと思うかもしれませんが、基本的な練習を避けてはいけません。 それでは先に挙げたような悪い癖を直すためには、具体的にどのような練習をすれば良いのでしょうか?

正しい姿勢を身につける

歌を歌うときの正しい姿勢のポイントは、安定感がありリラックスできる姿勢であるということです。 足を肩幅くらいに広げて立ち、重心は土踏まずより前方にかけるようにします。 一度肩に力をいれて上にあげ、力を抜いてストンと下に落とすように下げましょう。 肩を下にストンと落すことで、力を抜いたリラックス状態になるはずですから、再び力が入らないようキープしてください。 目線は正面を見つめるようにし、歌うときもアゴが上がらないよう意識して歌いましょう。 ブレスのときに肩が上がってしまう癖のある人は、肩甲骨まわりの筋肉が固くなっている可能性もあるので肩甲骨周りのストレッチをしてみましょう。 肩や首を回したり、背中で手のひらを合わせたりするなど「肩甲骨はがしのストレッチ」をすると、肩甲骨周りの筋肉が解きほぐされ肩甲骨が動きやすくなります。 人によってはこれだけで、息を吸いやすくなったと感じることもあるようです。

正しい発声法を身につける

喉声にならないためには、まず、喉が開いている感覚を知ることが大切です。 あくびやため息をつくときの喉の感覚が、喉が開いている感覚です。 息を吸いながら声を出してみることでも同じような感覚が味わえます。 のどの奥が開き、空気が通り抜ける感覚を感じることができたら成功です。 その喉が開いた感覚のまま、声が出せれば喉声から卒業できます。 慣れてきたら、低いキーや高いキーでも試してみましょう。 高いキーになったとき、喉が閉まっているのを感じたら、一度無理なく出せるキーまで下げて基本を思い出すことが大切です。

正しい滑舌を身につける

自分の歌は歌詞が聞きとりにくいと感じたら、まずは原因を探りましょう。 普段話しているときから滑舌に問題があるようであれば、滑舌のトレーニングをすることで歌詞も聞きとりやすくなるでしょう。 滑舌のトレーニングとしては、「あいうえお」を大げさに発音して表情筋を鍛えたり、言いにくい早口言葉のようなフレーズを繰り返して口の動きを滑らかにしたりするなど、演劇の発声やアナウンスの練習などを参考にしてみるのも一つの方法です。 普段の話し方では滑舌に問題はないのに、歌になると歌詞が聞きとりにくくなるというケースもあります。 一因として、自分がリスペクトしているアーティストの歌い方を、知らず知らずのうちに真似てしまっている可能性があります。 こういったケースでは、しばらく意識的に滑舌の良いアーティストの歌を聴いたり歌ったりすることで、歌詞の聞き取りづらさが改善されることもあります。

歌を魅力的に聴かせる良い癖とは

一流アーティストの中には、もの凄く癖が強いのにその癖が魅力的に感じられる人が何人もいます。 声そのものが特徴的な場合は別として、多くの「良い癖」は後天的に身につけた歌い方のテクニックです。 そのテクニックをあたかも個人の歌い方の癖であるかのように昇華させることで、癖は魅力的な個性としてひとを惹きつけるようになるのです。

高音・低音を聴かせるテクニック

歌の中で特に歌い手の特徴が出やすいのは低音と高音です。 低音は響きにくい音域ですが、その低音を綺麗に響かせることができれば、それだけで一つの個性となります。 低音には胸で音を響かせる「チェストボイス」や、 ささやくような「ウィスパーボイス」のテクニックが使えます。 また、高音域は歌い手の個性が最も出やすい領域です。 裏声とも呼ばれる「ファルセット」や、 ファルセットとチェストボイスを混ぜたような「ミックスボイス」、 芯のある「ヘッドボイス」、 鋭く刺さる「ホイッスルボイス」などが個性豊かに使われます。 色々な歌い方を体得して楽曲に合わせて効果的に使うのも良いですし、どれかを極めて統一感を出すのも良いでしょう。

歌のスパイスとなるテクニック

歌にアクセントを加えるには、ほかにも様々なテクニックがあります。 音に揺れをつける「ビブラート」、 本来の音程を出す前に低い音程から入る「しゃくり」、 フレーズの終りなどに余韻などを与えるため本来の音程より音を下げる「フォール」、 そして演歌の定番「こぶし」などです。 これらを使いこなすことができれば、歌に効果的なスパイスを加えることができるでしょう。 ただし、使いすぎるとクドくなる傾向があるので、スパイスはほどよく加えることが肝心です。

歌詞を活かすテクニック

聞き手にメッセージを届けるために最も大切なのは、歌詞をどう聞かせるかということです。 歌詞の意味をしっかりと理解し、歌詞を伝えるのに最も効果的な発声法やテクニックを選ぶとメッセージが届きやすくなります。 自分の歌を動画で録音したりして「独りよがりになっていないか」をチェックすることも忘れないようにしましょう。

人を魅了する癖は強力な武器になる

技術的に完璧な歌い方ができても、聞く人の心に残らなければ意味がありません。 聞き手の耳に、そして心に刻まれるような歌を届けることが必要です。 悪い癖を直し、テクニックを身につけ自分のものとして取り込む、つまり「良い癖」をつけることは歌を歌う上で強力な武器となることでしょう。

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