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初心者が簡単にビブラートをマスター出来る『3ステップ・メソッド』とは!?

「簡単にビブラートが出来るようになりたい!」 そう感じていませんか? 今回はビブラートを 行えるようになるために オススメする練習方法を 6つご紹介していきます。 さらに、 ビブラート初心者がどうすれば プロ並みのビブラートを行えるのかを 具体的にまとめた 3ステップをご紹介していきます!

1. ビブラートの簡単な練習方法

ビブラートが上手く出来ると とてもかっこいいですよね。 プロの歌手の歌声が なぜあれほどまでに 聴き手の心を動かすのか? もちろん、歌い手の声の綺麗さや 歌の上手さはあると思いますが ビブラートの凄さも 1つの要因だと思います。 ビブラートが出来ると 歌が上手いと思ってもらいやすく 是非とも覚えておきたいテクニックです。 そんなビブラートには 6つの練習方法が存在します。 この中から1つまたは複数の 練習方法を取り入れる事で ビブラートを上達させる事が可能です。

2. 簡単にビブラートをかける6つの方法

それでは具体的に ビブラートをかける方法は どのようなモノがあるのか? という事について解説していきます。

●1、『母音を揺らす』

音には母音と呼ばれる音が存在します。 ご存知かもしれませんが 母音というのは「あいうえお」の事です。 この母音の音程を揺らす事で ビブラートを出す事が出来ます。 例えば、 「らーーーーーーーー」 という伸ばした音に 母音を揺らす。 という条件を付けると、 「らーあぁあぁあぁあぁ」 という表現となります。 母音である『あ』の音を 高い音程と低い音程の間で 変化させることで ビブラートとして 発声する事が出来ます。

●2、『頻繁に音程を変化させる』

ビブラートは 一定の高い音と低い音を 繰り返し上下させることで 出すことが出来ます。 ビブラートが出来ない場合は まずは一定の音を繰り返し変化する という動きを覚えることをオススメします。 例えば、 自分が普段出しやすい高さで構いませんので 数秒間、一定の高さで発声してみて下さい。 その後、 先ほどの高さよりも少しだけ低い音を 数秒間、発声していきます。 そして、また元の音の高さで 数秒間、一定の高さで発声します。 このサイクルを繰り返していきます。 一定の音を発声することに慣れてきたら 音を発する時間を徐々に短くしていき ビブラートのような 短い間隔に近づけていきましょう。

●3、『リズムよく横っ腹を押す』

ビブラートの練習方法は 喉だけで行いがちですが 手を使った方法もあります。 音を発声している状態で お腹の横あたりを リズムよく押して下さい。 そうすることで 嫌でも音が変化します。 初めはこのように 手を使った方法でも 全然構いませんので ビブラートを出している という感覚を掴む事が大切です。 そこから手を使わずに 音を揺らせるよう調整すれば ビブラートが出せるようになります。

●4、『腹式呼吸を習慣化させる』

ビブラートを上手く出すには 土台として正しい呼吸が 出来ていなければなりません。 正しい呼吸を行えれば 一度に吸う息の量が増え 音を長く伸ばす事が出来ます。 また、音の勢いも上がるので 相手の心を震わせるような 迫力のある音が出せます。 呼吸法というのは、 『腹式呼吸』のことを言います。 息を吸った時にお腹を膨らませ 息を吐いた時にお腹を凹ませるように 呼吸するよう意識しましょう。 仰向けに寝転がりお腹に手を当てて 呼吸と連動してお腹が動いている事を 確認しながら行うとやりやすいです。

●5、『あごを揺らす』

発声している際に あごを揺らすように動かすことで 自然と音が揺れていきます。 口の形としては 「わうわうわうわうわう」 というイメージで 小刻みに動かすことで ビブラートを掛けることが出来ます。

●6、『犬の呼吸』

最後にご紹介するのが 犬の呼吸です。 有名な練習方法で ドギープレスと言われています。 犬のような呼吸をすることで ビブラートがしやすくなる練習法です。 方法は簡単です。 犬が「ハァハァハァハァ」と 息をしているシーンを 見たことがあるかと思います。 あの呼吸を行うことで ビブラートのトレーニングになります。 「その呼吸をしてビブラートの練習になるのですか?」 と思うかもしれませんが、 人間の体にはちょうど肺の下あたりに 横隔膜と呼ばれる筋肉が存在します。 この筋肉を使って音を発声すると 喉だけで歌うよりも断然迫力が出て 音の伸びもかなり良くなります。 ビブラートの際も この筋肉を使うとプロ並みの 安定したビブラートが出せます。 ドギープレスを行うと 横隔膜が上下に動くため 横隔膜を使うことに対して とてもいい練習となります。 他の練習方法と比べると 横隔膜でのビブラートは 少々難しい分類に入ります。 ただ、使えるようになれば 安定して音を出すことが出来るため 是非とも覚えておきたい方法です。

3. きれいなビブラートを歌うための簡単な3ステップ

ここまでビブラートの出し方を 6つご紹介させて頂きました。 次に実際にビブラートを 練習するにあたり どのようなステップで 行っていけばいいのか。 という事について お伝えしていきます。 ビブラートを覚えていくためには 3つのステップを踏むことをオススメします。

ステップ1:ビブラートを積極的に聴く

まずは、ビブラートを聴いて下さい。 どのように揺れ幅や間隔で 歌手が歌っているのか。 そのあたりをじっくりと 聴いてみて下さい。 聴いていく内に 様々な気付きも出てくると思います。 聴くのと同時に出来れば 動画などで見ることも大切です。 喉の動きやお腹の動きなど 音を聴くだけでは分からない 新たな部分に対しても 気づきを得ることが出来ます。 初めは『聴く』と『見る』 の両方でビブラートを観察してみて下さい。

ステップ2:ビブラートを体験する

しっかりとステップ1で ビブラートとはどういうモノなのかを 観察することが出来たら、 次にビブラートを 実際に体験していきましょう。 「そんな事を言っても いきなり出来ません。」 と思うかもしれませんが、 やり方によっては簡単に ビブラートを出すことが出来ます。 例えば、 先ほどお伝えした6つの練習方法の中で 横っ腹を手で押さえたりアゴを動かす方法は 比較的、簡単にビブラートが出来ます。 逆に、横隔膜を使った発声方法は 上級者編になるので少々難しいです。 ビブラートを体感することで 見たり聴いたりした時では 分からなかった気づきを 得ることが出来ます。

ステップ3:歌に合わせてビブラートを行う

最後のステップでは 実際にビブラートを使い 一曲を歌い切りましょう。 ビブラートがかけやすい曲としては 演歌などもありますがJ-POPで言えば ・ home/木山裕策 ・C.O.S.M.O.S/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE ・桜/コブクロ ・はなびら/back number の4つあたりが 歌いやすいかと思います。 以上の3ステップを踏んで ビブラートを奏でられるようになり 聴き手の心を動かせるような 歌声を響かせましょう。

まとめ

ビブラートが出来ると 歌が上手いと思われやすく 多くの方が使ってみたいと思っています。 それと同時にビブラートに対して 苦手意識を持っている方も多いです。 その原因としては 正しい練習方法や 仕組みを知らないからです。 しっかりとビブラートの練習方法を学び 手順に従い一歩ずつ上っていくことで 誰であってもビブラートを 行えるようになります。 今回の記事を参考にして頂き キレイな歌声を響かせて下さい。