近年巻き舌の歌手の歌い方がかっこいいと、話題になっているのをご存知でしょうか。
生まれ持った才能として巻き舌の歌い方が出来る歌手もいれば、巻き舌の歌い方に憧れて練習して巻き舌な歌い方をマスターした歌手も中にはいるのではないでしょうか。
そもそも「巻き舌」って何??と、疑問に思うかとも居られるとおもいますが、今回は巻き舌について巻き舌の歌い方が特徴の歌手、巻き舌マスターの仕方などをご紹介致します。
1. 巻き舌が魅力的な歌手一覧
巻き舌は字のごとく舌を使って発音することを意味します。
歌を歌う時や外国語を発音するときに用いる発音の仕方です。
例として巻き舌で魅力的な歌い方をする歌手をご紹介していきます。
以下の方々は巻き舌として大変魅力的だと定評があります。
・桑田圭祐(サザンオールスターズ)
・椎名林檎
・戸川純
・浅井健一(ブランキージェットシティ)
・清春(SADS、黒夢)
また以下の方々は曲に合わせて巻き舌を使い分けるテクニックを持っていると定評があります。
・八代亜紀
・福山雅治
・中島みゆき
どの方々も大変魅力的に巻き舌を活用されています。
1-1. 椎名林檎
巻き舌が魅力の歌手の中で今回は女性アーティストとして絶大な人気を誇り、2020年に日本で行われる「東京オリンピック」「東京パラリンピック」の開会式と閉会式のプロジェクトに携わる「東京2020開会式・閉会式4式典総合プランニングチーム」のメンバーとして抜擢された椎名林檎さんについてご紹介します。
椎名林檎さんは高校1年生から2年生の時に、自ら作詞作曲を行った「ここでキスして。」「ギブス」「茜さす帰路照らされど・・・」「虚言症」などを著作権登録するために使用した「椎名林檎」を後の芸能活動でも名乗ることになるりました。
わずか高校1年生から2年生の時に作った「ここでキスして。」「ギブス」「茜さす帰路照らされど」「虚言症」が今なおファンに長く愛されていることを考えると、若くして素晴らしい才能を発揮していたことがわかります。
幼いころより音楽好きな両親や兄の影響を受けてクラッシック、ジャズ、歌謡曲、アニメのサントラ、ソウルミュージック、R&Bとあらゆるジャンルの音楽をたしなみ、自身のものとして吸収し、ロックンロール、ジャズ、ポップミュージックの要素を取り入れ、変幻自在に歌い方をコントールし、様々な顔を見せてくれる「椎名林檎」という魅力的な歌手が作りあがっていったのです。
・椎名林檎の歌い方の特徴
椎名林檎さんの歌い方を語るにあたり避けて通れないのが、冒頭でもご紹介した巻き舌です。
「ら・り・る・れ・ろ」の発音が強調された巻き舌は椎名林檎さんの代名詞となっています。
・椎名林檎の巻き舌がよくわかる曲
椎名林檎さんの巻き舌がよくわかる代表の曲と言えば「歌舞伎町の女王」ではないでしょうか。
「歌舞伎町の女王」は椎名林檎さんデビューから2作目として、1998年9月9日東芝EMIより発表されたシングルです。
「歌舞伎町の女王」はこれぞ、椎名林檎!!と言わんばかりの名曲となっております。
次いで椎名林檎さんの巻き舌がよくわかる曲としてご紹介するのは、これもまた椎名林檎さんの代表作としてしられる「本能」ではないでしょうか。
1999年10月27日東芝EMIより4枚目のシングルとして発表されました。
曲の序盤からサビにかけて巻き舌の歌い方に強弱が加えられており、サビでは最高潮に達したであろう巻き舌を聴くことができます。
発売から約20年経つ曲ではありますが、今でも人々を魅了する曲となっています。
・椎名林檎と東京事変
椎名林檎さんを語る上で、巻き舌の次に欠かせないのが「東京事変」ではないでしょうか。
ソロ活動を続ける中、突如妊娠と結婚を発表し2001年7月に長男を出産。ソロ活動を一時休止します。
2002年に元夫である弥吉淳二氏と離婚を発表し、2003年5月31日、バンド「東京事変」として活動します。
東京事変のメンバーは、椎名林檎(ボーカル)、亀田誠治(ベース)、浮雲(ギター)、刄田 綴色(ドラムス)、伊澤一葉(キーボード)で途中メンバー交代などを経て、2012年2月29日の日本武道館公演をもって解散を発表しました。
2003年5月31日から2012年の約9年間、「東京事変」は活動していました。
解散後も根強いファンから再結成を望む声も聞こえていましたが、2016年12月31日の「第67回NHK紅白歌合戦」で椎名林檎さんがソロとして出演し、バックバンドとして「東京事変」のメンバーが再集結し、根強いファンを喜ばせました。
「東京事変」のデビュー曲「群青日和」でも椎名林檎さんの巻き舌の歌い方は健在であり、各パートのレジェンドであるメンバー5人が創り出す世界に多くの人々が魅了されました。
日本では、巻き舌で歌を歌う方は少数ではりますが、オペラ歌手などは必ずといってもいいほど巻き舌を使って歌います。
2. 巻き舌で歌う効果とは?
日本のポップで巻き舌といえば、桑田佳祐さんです。
当初テレビ放送で巻き舌で歌う彼の歌声は「何をいっているのか分からない」と言われていましたが、サザンオールスターズがデビューと同時に脚光を浴び、巻き舌で歌う曲が増えたと言われています。
巻き舌の歌い方は歌詞がわからないと視聴者からのクレームから誕生したのが、現代では当たり前である歌詞テロップです。
またロックでは巻き舌で歌う事で臨場感が増し、曲を盛り上げられる効果が期待できます。
外国語の歌を歌うときは日本の歌以上に巻き舌を利用した発音が要求されるので、歌を歌うならば巻き舌をマスターして損はありません。
3. 巻き舌ができる!人気歌手のように歌う練習方法
日本人は巻き舌で発音する語源を必要としない為に、巻き舌を練習しないでマスターしている人は多くありませんが、しっかり練習することで習得することができます。
巻き舌をマスターするには舌をくるっと縦にカールさせる必要があります。舌をカールさせることを意識して「とぅるるるるるる」「あら、おろ、あら、おろ」と地道に練習することでマスターできると言われています。
マスターまでの期間は人それぞれであり、すぐにマスターできてしまう方もいれば何週間、何か月とかかってしまう場合もあります。
巻き舌を習得しようと考える方は、あまり気負いすぎず地道に練習に励みましょう。
4. まとめ
巻き舌の歌手、巻き舌の魅力、巻き舌の練習方法などをご紹介しました。
特に「巻き舌の女王」とも呼ばれている椎名林檎さんの歌い方もは誰もが魅了されています。
少しでも気になった方は是非とも椎名林檎さんの曲を聴き、巻き舌チャレンジにしてみてください。