ボイストレーニング
公開日:2024年05月18日
こぶしを使ってカラオケで高得点をとるコツを紹介!おすすめの練習曲も
「カラオケでこぶしを使ったら高得点になるの?」
「こぶしの出し方がよくわからない」
「こぶしのテクニックを習得して表現力を高めたい」
「こぶし」はカラオケの採点基準の1つです。演歌や民謡などで用いるテクニックとして耳にすることの多いこぶし。しかし、身近なJ-POPでもこぶしのような節回しが多く使われているのをご存知でしょうか?
この記事では、こぶしの効果やカラオケで加点になりやすいこぶしのやり方、こぶしの練習方法などを紹介します。「カラオケで90点以上をとってみたい」「テクニックを習得してライバルに差をつけたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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こぶしとは?カラオケでこぶしを入れる2つの意味
こぶしとは、音程を瞬間的にうねらせるテクニックのことをいいます。J-POPの場合、連続的におこなうよりは、感情をのせた大きなうねりを1つ加えることが多いでしょう。
サザンオールスターズの『TSUNAMI』を例に見てみましょう。サビの「見つめ合うと素直にお喋り出来ない」というフレーズの最後、「な」を一瞬上にずらしてすぐ元に戻すところがあります。この部分がこぶしです。
こぶしは、表現力の幅を広げたり、カラオケの点数をあげたりする効果を狙って使われます。それぞれ詳しく解説します。
1. 表現力の幅が広がる
こぶしをきかせることで、フレーズに華を添えられます。装飾的な要素が加わり、曲想が豊かになるため、聴き手の心にも響きやすくなるでしょう。
また、こぶしはその歌手の個性を表現することにもつながります。
2. カラオケの点数があがる
こぶしはビブラートやしゃくりなどとともに、カラオケの採点基準の1つとなっています。音程やリズムなどの基礎的な面をクリアしたうえで、こぶしを適切に取り入れることができれば点数アップにつながります。
次の章で加点につながりやすいこぶしの使い方を紹介しているので、こちらをふまえて高得点を目指しましょう。
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こぶしを使ったカラオケでの高得点の出し方
カラオケの採点システムでこぶしを加点につなげるには、ちょっとしたコツがあります。使用するタイミングと声の出し方の両面からポイントを紹介します。
サビ前後で取り入れる
こぶしはサビの前後で取り入れてみましょう。こぶしをきかせるタイミングは重要です。サビは曲のクライマックスであり、非常にメッセージ性の強い部分。サビ周辺の音程が上から下へゆるやかに下りてくるポイントでこぶしを入れると、自然な印象となります。
実際の歌をよく聴いて、こぶしをきかせるタイミングを吟味しましょう。また、採点機器によってはしゃくりを入れるタイミングが決められている場合もあるため、その場合は表示をよく見て確認してください。
母音を2回発声する
こぶしをきかせるには、母音を2回発声するように意識するのがポイントです。あまり考えすぎると逆に難しく感じられる場合もあるので、歌手の真似をするところから始めてもよいでしょう。
『TSUNAMI』の「見つめ合うと素直にお喋り出来ない」というフレーズの締めに注目してみましょう。「できーーなーーいーー」とシンプルに歌うのではなく「できーーなぁぁいーー」と歌います。1回目の母音をやや高く歌い、即座に2回目の母音で元の音程に戻すのがポイントです。
採点機器によっては、音程を変えずとも母音を2回強調して歌うだけでこぶしとみなされる場合もあります。
拳を握っておなかに力を入れる
こぶしをきかせるタイミングで拳を握り、おなかに力を入れてみるのも、体で覚えるという意味では効果的といえます。先ほどのフレーズの「な」のタイミングで拳をにぎり、うなるように発声すると味わい深い表現になるでしょう。
【関連記事】カラオケで高得点を出す4つのコツ!自宅での練習方法や点数を出しやすいおすすめ曲も紹介
こぶしの練習方法3ステップ
こぶしの練習方法には、大きく以下の3つのステップがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 歌手の歌をよく聴いてこぶしの感覚を掴む
まずはこぶしが入った歌をよく聴いて、こぶしの感覚を掴むことから始めましょう。実際に歌手が歌っているのを聴くと、かなり集中して聴かなければわからないくらいさりげなくこぶしをきかせていることがわかります。
ここでは、男性歌手の曲としてサザンオールスターズの『TSUNAMI』、女性歌手の曲として中島みゆきの『糸』を例に挙げて見てみましょう。
まずは『TSUNAMI』ですが、サビの「見つめ合うと素直にお喋り出来ない」というフレーズの締めの部分、「な」のところで、こぶしを入れています。1分5秒あたりから聴いてみてください。
次に『糸』ですが、サビの「横の糸は私」というフレーズの最後、「し」のところでさりげなくこぶしをきかせています。1分25秒あたりから聴いてみてください。
該当の場所を繰り返し聴いて、こぶしの感覚をしっかりと掴みましょう。
2. こぶしをきかせやすい曲で練習する
こぶしをきかせやすいのは、スローテンポなバラードです。先ほど例に挙げた2曲を使って、実際にこぶしの練習をしてみましょう。
まずは、前のステップで聴き込んだ曲をそのままコピーするように歌ってみてください。そっくりに歌うのを意識することで、自然とこぶしが上手く入っていることも多いものです。
上手くいかないときやしっくりこないときには、もう1度曲を聴きこみつつ、「母音を2回」「拳をにぎって」なども意識して再度チャレンジしてみましょう。自分の歌声を録音し、客観的に聴いてみるのもおすすめです。
こぶしが上手な歌手とおすすめの練習曲
こぶしを上手くきかせる歌手には、男性ではサザンオールスターズや平井堅、女性では中島みゆきや一青窈が挙げられます。いずれもバラード系の曲を歌うことの多い歌手です。
平井堅の『瞳を閉じて』では、サビの「瞳を閉じて 君を描くよ それだけでいい」の「で」などでこぶしをきかせています。一青窈の『ハナミズキ』では、サビ終わりの「百年続きますように」の「き」などでこぶしをきかせています。
この2曲はこぶしが非常にわかりやすく入っているため、練習にもぴったり。こぶしを習得したい方はぜひ練習してみましょう。
3. 実際にカラオケの採点システムを使って確認する
こぶしが上達してきたら、実際にカラオケの採点システムでこぶしの効果を確認してみましょう。採点システムを使うと、こぶしの回数や入ったポイントが目で見てわかります。
自分のこぶしが採点にどのように影響するかを把握し、タイミングや回数などを調整していきましょう。
こぶしの回数が多い=高得点とは限らない!?
カラオケでは、単純にこぶしの数の多さが高得点につながるわけではありません。こぶしはフレーズを華やかにして聴き手の印象に残りやすくしますが、たくさん入れすぎるとうるさく聴こえてしまいます。
こぶしはあくまでも「装飾」であると捉えて、「ここぞ」という部分にのみ使っていきましょう。基本は音を揺らさずリズムを守って歌うことが大切です。
こぶし以外のカラオケの加点対象
最後に、カラオケの採点で加点されるこぶし以外のテクニックもあわせて紹介します。これらを適切に使えば、さらに高得点が狙えるでしょう。
ビブラート
ビブラートとは、声の高さを連続的に上下にわずかに震わせる技術のことをいいます。ビブラートを使うことでロングトーンが伸びやかな印象になり、深みのある歌声となります。
ビブラートは歌だけでなく弦楽器や管楽器でもよく使われる、音楽表現上とても重要なテクニックです。
しゃくり
しゃくりは、あえて楽譜に示された音の少し下から声を出し、その音程をすばやくずり上げて正しい音程に戻す技術です。
しゃくりを使うと言葉が途切れなくなるため、普段しゃべっているときのような滑らかで自然な発声に近づきます。感情を込めやすくなり、聴き手に強く訴えかけることが可能になります。
【関連記事】しゃくりとは?カラオケで高得点を狙えるしゃくりの出し方を解説!
フォール
フォールは、発声後に音程を少し落とすテクニックです。こらえきれない切なさや悲しみ、大きな感情の動きを表現するときに使われます。
フォールは上級者用のテクニックなので多用はおすすめしませんが、適切に使えば加点につなげられるでしょう。
こぶしを効果的に使ってカラオケで高得点を目指そう
この記事では、こぶしの効果や使用方法、こぶしの練習方法などについて解説しました。こぶしはフレーズを華やかにして歌手の個性を表現するだけでなく、カラオケの採点では加点対象にもなっています。音程やリズムなどの基礎的な面をクリアしたうえで適切にこぶしを使用し、高得点を狙ってみてください。
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