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高音の出し方やコツとは?もっと歌が上手くなるための練習方法&おすすめ練習曲

伸びやかで響きのある高音を使いこなすには、十分にトレーニングを積み、コツをつかむ必要があります。練習はしているのに高音がなかなかきれいに響かず、歌がうまくならないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、高音の出し方やコツについて詳しく解説します。コツを知ってからトレーニングすることで、高音をうまく使いこなすことができるでしょう。歌唱力を向上させるのにおすすめの練習方法や、トレーニングに適した男女別の練習曲についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

高音が出ない!出し方やコツはある?

うまく高音が出ないときは、改善するためにいくつかのポイントに注意する必要があります。無意識に喉だけを使っていたり、胸式呼吸のままになっていたりするなど、良い発声を妨げている部分を知っておきましょう。 地声の高さによってはミックスボイスを習得するのも有効な方法です。まずは、高音をうまく出すためのコツについて解説します。

喉だけで歌わない

男性と比較すると、女声は高い音を発しやすい傾向にあります。骨格のサイズが小さいため、声帯の長さが男性よりも短い傾向にあるのが主な理由です。女性でも高音が出にくいと感じるのは、喉だけで歌唱していることが原因として考えられます。 特に女性の場合、もともと高めの響きを持っており喉だけを使っても多少の高さなら出せてしまうので、正しい歌い方ができていないことに気付かないことも少なくありません。正しい発声であれば、響きを伴った伸びやかな高音発声が可能になります。きれいな音で音階がどこまで出るのか正確に把握することが大切です。

ミックスボイスをマスターする

高音域に達すると、明らかに上手く発声できなくなるポイントに気付くこともあるでしょう。その部分がどこなのかを自分で把握し、スムーズにチェンジして違和感を抱かせずに歌う「ミックスボイス」をマスターすると、力強く美しい高音を出せるようになります。 ミックスボイスは地声と裏声が混ざり合う音域の発声に使う技術です。ミックスボイス習得には以下の方法をとります。 ・腹式呼吸で高い声をハミングし鼻腔共鳴させる ・喉を開く感覚と声帯を締めて感覚をつかむ ・喉を開いた状態で声帯を締めて裏声を出す

腹式呼吸をする

腹式呼吸が元からスタンダードな呼吸法の男性とは異なり、女性は胸式呼吸で発声するのが一般的です。そのため、良い地声を持っているにもかかわらず、喉を使った歌い方になっているケースはよくあります。 腹式呼吸をしっかりとマスターすると、声は格段に安定して出しやすくなるでしょう。前かがみに身体を倒して、両手で腰より上の腹部を押さえながら、その部分に息を吹き込みます。正しい呼吸法を身に付けるだけで、発声のしやすさは大きく変わるでしょう。

高音を出すための基礎練習方法

まずは基礎から身につけることで、癖がつかずに質の良い歌声を獲得できます。高音のトレーニングに移るのは、地声を十分に鍛えてからでも遅くはありません。 体に不要な力が入っていたり、喉が開き切っていなかったりするのも響きの悪い声になる原因です。ここでは、高音を出すための基礎練習について紹介します。

地声を安定させる

高音に偏ったトレーニングを行うと、歌い方に癖がつきやすくなります。そのため、集中的に高い声を出す練習ばかりするのは避けたほうがよいでしょう。最初に地声をしっかり鍛えると、高音の発声にも活かせます。 「チェストボイス」とも呼ばれる地声を鍛えるには、タングトリル(巻き舌)やハミング、唇を振動させるリップリトルなどのトレーニングがおすすめです。 チェストボイスでの発声はミックスボイスで高音域を出すときと同じ箇所を使います。遠回りに感じても地声を安定させることで、正しい高音の出し方が身につきやすくなるでしょう。

裏声だけを練習する

高音域を広げるためには裏声を出す仕組みを知り、適切に使えるようになることが必要です。裏声には「ヘッドボイス」、「ファルセット」と呼ばれる発生方法があります。こうした裏声を集中的に練習して、裏声を出すときの感覚をつかみましょう。裏声が鍛えられると広い音域を出せるようになるので、地声で喉を傷めるような歌い方をせずに済みます。 長い間、地声だけで無理に高音を響かせようとすると喉に悪影響を及ぼす場合もあるので、喉を守るためにも日常的なトレーニングが大切です。

喉を開く

喉が閉まっていると、声を遠くまで響かせられないだけでなく、喉に負担をかける原因になります。喉を傷めてしまうとよい歌唱からは遠ざかってしまうので、なるべく負担のかからない歌い方で声を出すことが大切です。 不要な力が入って身体がこわばらないように全身をリラックスさせ、あくびをしたときのような喉が開いた状態で声を出して感覚をつかみます。コツをつかめてきたら、「アエイオウ」などと発声し、歌唱するときの発音に近づけていきましょう。

リラックスする

力が入りすぎて体が固くなると高音がしっかりと響かない上に喉に負担をかけるなど、良いことはありません。しかし、極端に体の力を抜きすぎても声量が十分出なくなるので、バランスの良い力加減で歌えるようになることが大切です。 何度もトレーニングを重ねるうちに、自分に合った力の入れ方が分かってきます。力まずに歌えるように自分にとっての自然体の状態を見つけましょう。

男性向け!高音練習におすすめの曲

スピッツの「空も飛べるはず」はミリオンセラーも記録した幅広い年齢層によく知られている曲で、高音練習用におすすめです。音域が高めなので高音トレーニングに適しており、シンプルな旋律なのでボイストレーニング用の楽曲としても使えます。 平井堅の「瞳を閉じて」も高音のサビが印象的な曲です。全体的に高音ながらも音域に多少の幅がある上、高音ロングトーンもあることからステップアップを図るにはもってこいの楽曲といえるでしょう。

女性向け!高音練習におすすめの曲

女性が高い声のトレーニングに使用する曲としては、Superflyの「愛をこめて花束を」をおすすめします。全体的にハイトーンで転調もあるので歌いこなすのは難しい曲ですが、それだけ勉強になる部分も多い1曲です。 LiSAの「紅蓮華」もトレーニング用の楽曲として役立つでしょう。ミックスボイスではなく、地声をメインに高音を歌い上げるアーティストなので、地声を鍛えたい方にはぴったりです。

高音練習をする際の注意点

高く伸びやかに歌声を響かせるにはトレーニングが必要ですが、すぐに結果を出そうと焦らないようにしましょう。日々の積み重ねが成果となって現れるものなので、無理をすると逆効果になる場合もあります。 ただ漫然と歌うのではなく、目的を持ってトレーニングに望むのも重要です。ここでは、高音練習をする際の注意点を紹介します。

長いスパンで練習する

一度に長時間練習し続けると喉を傷めてしまったり、歌い方にあまりよくない癖がついてしまったりする原因になりかねません。短期間でいきなり上手くなろうとするのではなく、長いスパンで練習を続けましょう。 継続的にトレーニングを続けたほうが、喉への負荷もかかりにくく、正しい歌唱方法のまま高音を獲得できる可能性が高まります。「継続は力なり」という言葉のとおり、自分の成長する姿を想像しながら根気よく取り組むことが大切です。

発声の基礎を学ぶ

やみくもに声を出すのではなく、発声の基本的な仕組みを学んでから本格的なボイストレーニングに取り組むのがおすすめです。 基礎がしっかり身に付いているかどうかで、その後の成長スピードも大きく変わってきます。表現力を磨くにも、基礎を分かった上で自分の課題に合った練習をする場合とそうでない場合でトレーニングの効果には差が付くからです。 高音を出したいから、高音のみを練習するのではなく、ベースとなる体の使い方を身につけるようにしましょう。腹式呼吸やリップロール、タングトリルなどの基礎練習を日々行うことで声も安定性が増します。

高音の出し方をマスターすればもっと歌がうまくなる!

歌唱力を上げたいと思ったとき、高音の表現力は重要な要素のひとつです。高音の出し方をマスターできれば自信もついて、歌唱力にさらに磨きがかかるでしょう。歌える曲が増えると、ますます楽しさを感じられるようになります。自分の上達を感じたら、オーディションに参加して練習の成果を披露するのもおすすめです。

高音を練習するメリット

高音を出すために発声の基礎を固めると、ロングトーンなども自然に使えるようになります。声が安定して揺れにくくなるので、自分の歌に自信を持つきっかけにもなるでしょう。呼吸を意識して正しくコントロールできれば、「良い声」に近づきます。 また、高音を安定して出せるようになれば、歌える曲の幅が広がるのもメリットのひとつです。「この音域は自分には出せないから」と諦めていた曲もスムーズに歌いこなせ、歌う楽しみもさらに広がるでしょう。

練習の成果をオーディションで発揮しよう!

トレーニングの成果が現れて、高音を難なく出せるようになる頃には、歌唱力は大きく向上しているでしょう。うまく歌えるようになると、誰かに聞かせたくなったり、成果を確かめてみたくなったりするものです。 以前よりも魅力的な歌声を手に入れたなら、自分だけのものにしておかずにオーディションを受けて腕試しをしてみましょう。練習の成果を十分にオーディションで発揮できれば、デビューのチャンスをつかめ、新たな道がひらけるかもしれません。

初心者にもおすすめ!新人ボーカル発掘オーディション MUSIC PLANETの新人ボーカル発掘オーディションは、業界初の完全遠隔で実施するオーディションです。スマートフォンやパソコンから録音した歌声の音声データを送信するだけでエントリーが完了します。プロフィール写真を送る必要もないので、気軽な気持ちでもチャレンジしやすいでしょう。 合格者にはプロデューサーから動画でコメントが贈られます。合格するとオリジナル楽曲制作やプロによるマンツーマンのボイストレーニングなど、歌手デビューをサポートする10個の特典が受けられます。 地元にいながら、社会人として働きながらアーティスト活動のサポートを受けられるのが最大の魅力です。ライブ支援やWeb上での活動支援などの特典もあるので、活動の幅も大きく広げられるでしょう。

まとめ

高音をしっかりと出すには呼吸の仕方、喉と声帯の使い方など基礎的な体の使い方が重要です。地声を安定させるため基礎練習をベースに高音トレーニングを積み重ねていけば、高音域まで美しい理想の声に近づけるでしょう。高音の出し方をマスターして音域が広がれば、歌う楽しみも広がり聴いてもらう喜びも生まれるかもしれません。 MUSIC PLANETでは、自宅から簡単に応募できるオーディションを開催しています。思い立ったら気軽に参加できるので、高音トレーニングの成果を披露する舞台としてもぴったりです。まずはエントリーして、夢への一歩を踏み出してみませんか。